スプーキーじいさんって何考えてるの!?

貧乏・暇なし・不健康。一人暮らしのじいさんのブログです。

映画と私 1

私は元々映画は好きだったのですが、歳と共に映画はあまり見なくなりました。
やはり二時間続く集中力がなくなってきたことと、作り手が自分より下の世代になったことによる違和感があるからでしょう。
それでもたまーに映画は見ます。
このシリーズでは、私が見た映画の感想を書きます。
ネタバレがありますので、ご注意を。

 

 

 

今回見たのは、

まともじゃないのは君も一緒

です。

映画 まともじゃないのは君も一緒

2021年3月公開、監督:前田弘二、出演:成田凌清原果耶、他。
日本のラブコメ映画です。
これの予告編を偶然ネットで見て、気に入って観ました。
軽快なラブコメって結構好きなんですよね。

 

あらすじから。

成田さんが演じる大野康臣は、予備校で数学を教えている講師です。
清原さんが演じる秋本香住は、大野に教わる生徒です。
数学のことばかり考えて生きてきた大野は人並みのコミュ力がなく、ルックスがいいから近寄ってくる女性はいるものの、会話が成り立たず毎回即終了。
自分を変わり者と自覚はしているが、一生一人でいるのは嫌でどうにか自分を変えたいと思っています。
香住は恋愛経験0で、友達はいるが内心くだらないと思っているような子で、いつも大野のことを「普通じゃない」と言っています。
そして大野は、恋愛経験豊富なフリをする香住に対して、自分をどう変えていけばいいのか助けを求めます。

 

この二人の会話がこの映画の中心となり、非常に楽しい掛け合いになっています。
そして二人ともとても上手くて、それぞれのキャラに成りきっています。

 

香住には密かに想う人がいたのですが(宮本功、演:小泉孝太郎)、その人に婚約者がいたことを知ってしまい(戸川美奈子、演:泉里香)、相談してきた大野をその婚約者に「練習」と言って接近させます。
二人が上手くいけば、婚約破棄になると考えたのです。
ただ、変わり者の大野なので、香住の考えた作戦は中々うまくいかず……

 

正直言って、序盤はもたつき気味でした。
物語が流れていってくれない感じがして、笑える部分はあるもののちょっとイライラ。
そして大野が美奈子と接触した辺りから、急に流れ始めます。
なぜ物語が流れ始めたかというと、大野が美奈子とまともに話せたから。
それまでの大野なら即終了だったのに、美奈子とは楽しく会話が出来ているのです。
大野が急に別人になったようで、違和感があります。

 

軽快なラブコメ映画だと思っていたのが、この後ちょっとだけ重たい話になります。
そのとき、大野は美奈子にまともなことを言うのです。
おいおい、数学バカだった大野が別人になってるよ!
そう突っ込みたくなった人は多いのでは?

一方香住は一歩大人になって、ハッピーエンドを迎えます。
そうなったときに、大野は元の変人に戻っているのですよね。
楽しいは楽しいけど、観終わってモヤモヤが残る映画だと思いました。

 

こういう映画はとにかくテンポが大事で、大事なテーマを混ぜ込むとしてもそれで流れを止めたり変えてはいけないと思います。
観客は楽しもうと思って見ているのに、乗りにくくて戸惑います。
そしてそれぞれのキャラにはハッキリとしたキャラ付けをして、それを変えてはいけないのです。
中盤で大野の中にある大人な部分を出すとしたら、もっと自然にやらないと。
大野と美奈子との会話ですけど、大野は女性との会話が上手く出来なくて悩んでいたのではないですか。
なら、美奈子の前だと普通に話せる理由を示さないと。
急にペラペラ話し始めるのではなくてね。
それこそがこの映画のターニングポイントになる部分だと思います。
それと、いくらSNSの時代だといっても、美奈子の行動が読まれすぎ。
父親や婚約者は大きなビジネスを動かす人なのだから、無防備過ぎます。

見終わって楽しかったけど、もう一回観るかと言われたら拒否するような映画でした。
この映画の一番のネックは、やはり脚本ですかねぇ。
もう少し何とかならなかったのか、惜しい映画です。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。