我が家のセキュリティ - スプーキーじいさんって何考えてるの！？

私が腹立たしいのは、振り込め詐欺。
お年寄りを騙してお金を奪うなんて卑劣で最低です。
それにしたって、なぜいつまで経ってもなくならないのか。

私の知り合いのお父様が引っかかってしまって、お金を取られたことがあります。
親戚が心配して集まって、お金のことはどうにかなったそうですけど。
会う人から「どうしてわからなかったの？」と繰り返し聞かれて、そのお父様はうつになってしまったそうです。
それで外へ出なくなってしまって、体の衰えが心配だと知り合いは言っていました。
こういうことにもなるのですから、どうにか撲滅してほしいです。

さて、我が家のセキュリティのことを書きましょう。
私は今は一人暮らしですけど、家族と一緒に住んでいる頃からうちは振り込め詐欺に遭う可能性はありませんでした。
私の家族は全員に呼び名があって、それがコロコロ変わっていたのです。
それも、普通は考えつかないような呼び名ばかりでした。
外では言わないので、知っているのは家族のみ。
そして家族間ではわざと、自分のことはその呼び名で言う習慣がありました。
「オレ」とか「ワタシ」とか言う人がいなかったのです。
外から家に電話を掛けたときには、その変な呼び名で「○○でーす」と言ったりしてね。
だから、振り込め詐欺の電話が来たらすぐにわかります。

ある日、私が家に電話したとき、母親が出まして。
私が話し始めようとしたら母親が急に、

「オレオレ！！」

と言ったので、

「それはこっちのセリフだよっ！」

と突っ込んだことがありました。
ナンバーディスプレイで私からの電話だと知ってのボケです。
こんな家族ですから、振り込め詐欺に遭うことはありませんでしたよ。

私が一人暮らしになってからは、固定電話が鳴っても出なくなりました。
うちは留守番電話機を設置していて、常時留守モードにしてあります。
電話が鳴ると電話機が留守メッセージを流しますね。

「ただいま留守にしております……」

このときに、家族や友人には名前を言うように伝えてあるのです。
留守メッセージ再生中でも、相手の声は電話機本体から聞こえてきます。

「おーい、○○だよー」

こういう声が聞こえて、それが家族や友人の名前なら受話器を取ります。
このルールを知らない人が、留守メッセージ中に話し掛けてくることはありません。
家族や友人と私のお互いがこのルールを知っているので、特に問題はないのです。

営業の電話などの場合は、留守メッセージが流れ始めた瞬間に向こうが切ります。
ちゃんとした用事がある場合は、留守メッセージを残してくれます。
この方法だと、ナンバーディスプレイの料金を払うことなく迷惑な電話に出ることを防げるのです。
もう何でもかんでも電話に出るような時代ではないですよ。
そういう意味では、携帯は誰からの電話か表示されるから便利ですね。

あと、玄関のチャイムが鳴ったときの対応です。
うちはドアも窓も常時施錠してあります。
そして予定がないのにチャイムが鳴ったら無視します。
予定があったとしても、無言で穴から覗いて確認してから開けます。
予定がないのにチャイムを鳴らすなら、そのほとんどは不要な訪問者です。
ドアを開けずに黙っていれば、向こうには何もできません。
たとえ洗濯機の音がしていても、音楽がガンガン鳴っていてもです。

そういう人達は忙しいので、開かないドアの前で長居する余裕はありません。
もし長く居座るようなら、迷わず110番しましょう。
そしてきちんとした用がある人は、メモを残すとか他の方法で連絡してくれるので、何の問題もありません。
無条件でドアを開けたり、ドア越しでも会話をしてしまうから、不愉快なことになるのです。

万が一、押し売りとか宗教とかが来てドアを開けてしまった場合。
こう言えば大丈夫です。

「私は留守番を頼まれた者なのでわかりません」

そしてすぐにドアを閉めましょう。
その家の人間じゃないのだから、向こうはどうしようもありません。
真面目に本当のことを言う必要はないのです。

邪魔者は排除して、楽しく暮らしましょう。

近年、ゆで太郎などの美味しい立ち食いそば屋さんが増えてます。
私はそばが好きなのでよく食べるのですけど、たまーに昔の立ち食いそばも食べたくなります。