前回の最後に書いた立ち食いそばのような、庶民的な味っていいですよね。
私は庶民なので、高級で美味しいものもいいけれど、やはり慣れ親しんだ味が好きです。
学食の安いカレーライスもいいし、町中華の安いラーメンや炒飯も好きです。
今回のテーマであるペヤングソースやきそばもその一つ。
カップ焼きそばは高カロリーで塩分も多いため、実際には滅多に食べないのですが、時々猛烈に食べたくなってしまいます。
以前から変わらないデザインです。
今回改めてパッケージを見て驚いたのは、品名に「ソース」って書いてないこと。
メーカーのウェブサイトだとちゃんと書いてあるのに。
ペヤングソースやきそばのパッケージは、例の虫混入事件（wikiに詳しく書いてあります）の後に変更されました。
従来型にあった蓋の凹みは、現在は印刷で再現されています。
体のことを気にするようになって、こういうところも見るようになりました。
というか、それまでが無神経すぎたのですが……
これが今のフタです。
従来型とは大きく違い、密閉されています。
Ａの部分からフタを開けると、麺の上には３つの小袋が入っています。
かやくと、ソースと、ふりかけ＆スパイスです。
かやくだけを麺の上にあけて熱湯を注ぎ、３分間待ちます。
ソースの小袋はフタの上に置いて温めます。
Ｃの部分を剥がすと出現する、これが今の湯切り口です。
もう失敗して、麺を流しにぶちまけることはありません。
お湯を切ったらフタを全部剥がしてしまい、ソースとふりかけとスパイスをかけて、よくかき混ぜてから食べます。
追記：フタを全部剥がす前に上から数回叩きましょう、フタの裏に張り付いた具を落とすのです。
これこれ、これが美味しいのです。
間違いなくチープだし、焼いてない焼きそばなのに、この味が好きなんだなぁ。
私が味を知っているカップ焼きそばを比較してみます。
内容量 ： 120g
エネルギー ： 544kcal
食塩相当量 ： 3.6g
内容量 ： 128g
エネルギー ： 556kcal
食塩相当量 ： 5.9g
明星一平ちゃん夜店の焼そば
内容量 ： 135g
エネルギー ： 612kcal
食塩相当量 ： 4.8g
こうして見ると、ペヤングは他よりもやや軽いことがわかります。
いや、どれだって健康的な食事ではないことは明白ですけどね（笑）。
（UFOの食塩相当量はエグい……）
UFOのソースのスパイス感、一平ちゃんのこってり感も若い頃は好きでしたが、歳を取ったらペヤングのまろやかな味が好みになりました。
ソースの味がしながら、和風の味付けのようなあっさり感がいいのです。
あとはあの謎のスパイスですよね、あれがないと味が締まりません。
そしてコシのない細麺、それをツルツルっとすするあの感じですよ。
これぞ「クセになる味」です。
最後に、ペヤングの昔のCMを。
最初のCMは、顔が四角いことをネタにしていた桂小益（九代目桂文楽）さんのもの。
そしてこちらのほうが有名でしょうか、柔道部バージョン。
このCMのパロディが、柔道マンガ『帯をギュッとね！』の中で描かれたときには驚きましたよ。
（腹がよじれるほど笑ったけどね（笑））
出演者が立川志の輔にバトンタッチされてからも、このナンセンスなテイストは変わりませんでした。
あとこんなのも……
あー懐かしい。
今のサンドウィッチマンのCMなんて、これらに比べたら大人しいものです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
