さて、予告どおりにYさんご指導のもと、ナポリタンを作りますが……
ここで訃報。
うちの電子レンジがお亡くなりになりました(泣)。
温め中に「ブーン」なんて唸ったと思ったら、もう全然動かず。
考えてみれば三十数年使い続けてきたわけで、よく今まで保ったものです。
(1987年製造だって! 人間なら中年だよ)
でも困ったな、貧乏なのに。
うちはレンチンすることが多くて、冷凍ご飯とか、コンビニの惣菜とか。
冷凍の唐揚げとかもよく買うし。
ネットで調べると、お鍋で蒸すといいとか、自然解凍してからトースターで温めるとか、色々方法はあるようです。
あとジモティーで調べたら、格安で中古品を譲ってくれる人が大勢ヒットしました。
歩いていける距離の場所で待ち合わせて、手渡しするようですね。
これなら現実的です。
ま、落ち込んでいてもしょうがない、なんとかしますよ。
(今回も盛り沢山になりそうです)
追記1
冷凍のから揚げは、食べる数時間前にお皿に乗せてラップして冷蔵庫に入れておき、食べるときにオーブントースターで温めて食べることができました。
(シワにしたアルミホイルの上に四個乗せて5分間加熱)
これで一つクリアです(笑)。
ナポリタン
一人分の材料です。
・スパゲッティ 100g
Yさんからは2.2mmのものを勧められましたけど、地元のスーパーでは1.7mmのものしか見つけられず。
太めがいいそうです(うちはオーマイ派)。
結束タイプのだと一束が100gです。
あと100gは女性には少し多いかもしれません。

※今回作ってみて、やはり100gは多いです。
結束タイプじゃない乾麺を買ってきて、80gくらいにしたほうがいいでしょう。
ここで小ネタ。
こういうパスタの乾麺の袋を開けるときは、端を真っ直ぐに切るのではなく、フチから側面を切るといいです。
一束出したら中のパスタを斜めにして……
切った部分を折りたたんで輪ゴムで閉じます。
こうすると、端を真っ直ぐ切るよりしっかり閉じられます。
・タマネギ 小1/2個
・ピーマン 1/2個
・マッシュルーム(スライスしてパックされたもの) 数枚
・ウィンナー 2本
Yさんはここにトマト1/4を細かく切って入れるそうですが割愛します。
調理の中ではピーマンと同じ扱いです。
・サラダ油 大さじ1
油はオリーブオイルを勧められましたけど、うちにないので。
・ニンニク チューブで3cm
・ケチャップ 大さじ2.5
・トマトピューレ 大さじ2
・ウスターソース 小さじ1
・バター 5g(雪印の切れてるバターの一欠の半分)
・塩 適量
・コショウ 適量
ちなみにトマトピューレは完熟トマトを加熱して濾して煮詰めたもので、塩が入っているものもありますが、ほぼトマトだけの味です。
ケチャップはそこに調味料やスパイスや野菜を加えて作るので、味がしっかりあって美味しいのです。
オムライスのところでもこの両方を混ぜて使いました。
それはつまり、ケチャップだけだと味が濃すぎてしつこくなってしまうからです
(勉強してるでしょ?(笑))
もう一つ。
パスタを作るときにトングを使う人もいると思います。
うちでパスタを作ったときに、百均のステンレスのトングを使ったら、テフロン加工のフライパンが傷だらけになってしまって泣きました。
トングは樹脂製がいいですよ。
では作ります。
Yさんはナポリタンをモチモチにするためにあらかじめ茹でておくそうです。
食べようと思うよりずっと前に茹でるので、タイミングにご注意ください。
1.パスタをしっかりと茹でる
ここでは硬めにせず、柔らかくなるまで茹でます。
うちでは電子レンジで茹でられる樹脂のケースを使っています。
他の調理と並行してやるときは、火や吹きこぼれを気にする必要がないので楽です。
茹でるときに入れる塩ですけど。
私は高血圧を気にして一つまみだったのですが、Yさんはここでたっぷり塩を入れたほうがいいと言います。
パスタがイマイチ美味しくならない人は、この塩が足りないからだとのこと。
プロは塩をたっぷり入れるんだよーって、まぁ言いなりになってみますか(笑)。

これを使う場合は、茹で時間を足してあげる必要があるので要注意です。
8分のスパゲッティだったら10分とかね。

2.茹で上がったスパゲッティをザルで湯切りして、水で洗う
そばと同じです。


3.水をよく切って器に入れて、サラダ油(分量外)を少しかけて、スパゲッティ全体にあえる

このサラダ油は、麺同士がくっつかないようにするもの。
4.なるべく空気を入れないようにラップして、冷蔵庫に入れる
完璧じゃなくていいので、落し蓋みたいにラップしましょう。

これでスパゲッティの準備はOK。
冷蔵庫に入れて半日寝かせます。
こうすることで麺にしっかりと水分が浸透して、モチモチになるのです。
Yさんは前の晩にこれをやっておいて、翌日のお昼に食べたりするとか。
最低でも三時間くらい寝かせれば効果はあるみたいですよ。
そういえばテレビで喫茶店のナポリタンを紹介する番組の中でも、茹でたスパゲッティを冷蔵庫で寝かせてたなぁ。
Yさんの話を聞いていて思い出しました。
パスタなんて茹でたてを食べるものとばかり思ってましたが。
追記3
もしかしてですけど。
喫茶店でスパゲッティをあらかじめ茹でて冷蔵庫へ入れておくのは、料理の提供を早めるためなのでしょう。
オーダーが入ってから茹でていたら、時間がかかってしょうがないですからね。
大鍋に常にお湯を沸かしておくことは、パスタ屋さんじゃないとないでしょうし。
実際にやってみて、茹でたスパゲッティが冷蔵庫にあると、あっという間に出来上がるので便利でした。
モチモチになるのは、その結果ということでしょう。
さて、後半戦です。
「ナポリタンを食べよう」と思ったら、ここから再開してください。
私はフライパンと割り箸を使いました。
5.ケチャップ、トマトピューレ、ウスターソースは混ぜておく
小皿などにサラダ油を薄く塗った上で混ぜると、フライパンに入れるときに落ちやすくなります。

6.ウィンナーは斜めに薄切りにする
厚さはお好みで、私は薄いほうが好きです。

7.タマネギ、ピーマンは真っ直ぐな薄切りにする
私はピーマンは縦に切ってましたけど、輪切りにすることで繊維が絶たれて食感が良くなるそうですよ。
見た目も可愛らしいですね。


※この後でスパゲッティとバターを投入する場面があります(14.)。
バターはあらかじめ、冷蔵庫で寝かしておいたスパゲッティの上に置いておくと楽ですよ。

8.フライパンにサラダ油とニンニクを入れて、中火にかける
9.サラダ油が温まったら、タマネギを入れて炒める

10.タマネギがしんなりしたら、ウィンナーを入れて炒める

11.ウィンナーにも火が通ってきたら、ピーマンとマッシュルームを入れて炒める

12.ピーマンが柔らかくなってきたら弱火にして、具をフライパンの半分に寄せて、開いたスペースに混ぜておいたソースを入れて混ぜながら加熱する
ここでソースを温めることで水分を飛ばし、酸味を減らすのです。

13.ソースがフツフツしてきたら、具とよく混ぜる

14.全体が混ざったところにスパゲッティとバターを入れて、混ぜながら炒める
先に茹でてあるから、「茹でながら作る」より気楽ですね。

ここでは最初はスパゲッティを割り箸で持ち上げたり左右に振ったりして、スパゲッティをバラします。
それから具と混ぜていきます。
フライパンを振って、少しずつでいいからひっくり返したりしながら炒めましょう。
15.バターが溶けて均等に混ざったところに塩とコショウを一つまみ入れる
味見してみて塩味が足りないなら塩を足します。

16.器に盛り、お好みでパルメザンチーズなどをかけて完成
お疲れ様でした!

盛り付けは、お箸でスパゲッティだけ先に盛り、フライパンを傾けて具を上に乗せるようにすると映えますよ。
さて、食べてみましょうか。


なるほど、スパゲッティがモチモチで美味しいです(手前味噌、自画自賛)。
スパゲッティを茹でてすぐ使うよりは、弾力があっていいですね。
いやーさすがです、Yさん!
もし2.2mmのスパゲッティなら、もっといいかも。
ピーマンのシャキシャキ感やケチャップの甘みも美味しいです。
これでナポリタンも習得できました。
さあて、次は何を作りますかね。
そこそこの難易度で美味しくて映えるような料理、検討しておきます。
追記2
食材が余ったので翌日のお昼もナポリタンです。
電子レンジが使えなくなったので、久しぶりにパスタをお鍋で茹でました。



パスタをお鍋に入れるとき、綺麗に広がるようにするには、パスタの両端をそれぞれ持ってひねり、そのまま片手を離して鍋の中央に真上から投入します。


美味しかったです、お腹一杯。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


