※今回も広告ではありません
先日、仕事帰りに711に寄ったら、またとんでもない商品が売られていました。
蒙古タンメン中本の、北極ラーメンのカップ麺(約¥240)です。

蒙古タンメン中本というのは、東京を中心に関東地方に展開するラーメン店で、元々あった中華料理店の味に惚れ込んだお客が二代目となり、その二代目が開発した激辛麺が激辛ファンの間で大ヒットしています。
私も一回食べに行ったことがあります。
確か今の本店が移転する前の店舗だったかな、友達に連れられて。
蒙古タンメンを食べました、辛かったけど完食しましたよ。
激辛ファンなら食べられない辛さではないですけど、普通の人なら途中で嫌になってしまうかもしれません。
店内ではあっちでもこっちでもお客さんがむせていて、異様な雰囲気でした。
私の当時の蒙古タンメンに対する印象は、「雑な料理だな……」でした。
タンメンの上に乗せる辛い麻婆豆腐は、先にどんどん作って鍋に貯め込んでおいて、蒙古タンメンのオーダーが入ったらタンメンを茹でてスープを入れて、その上に麻婆豆腐を鍋からドンと乗せる作り方でね。
豆腐がグチャグチャに崩れていて、まるで戦地で兵隊さんが食べている料理(というか◯ロ)みたいでしたよ。
見た目がこれで、食べてもそれほど美味しいと思わなかったから、その一回きりです。
で、その蒙古タンメンより辛いのが、北極ラーメンなのです。
前から711では、蒙古タンメンのカップ麺を売っていて人気です。
激辛だけど旨味とコクがあって、私も大好きなカップ麺です。
私が食べたお店の味とは違うと思います、美味しいのです。
ただし食塩相当量が6.2gとかなり多いので、スープは飲み干せません。
とても美味しいスープだから残すのが辛くて、それで自分の中では封印していたのです。
そしてそれより辛い北極がカップになったのですから、気になります。
買わないわけにはいかないでしょう(いやいく)。

北極ラーメンの裏面です。
熱量が552kcal、日清カップヌードルが351kcalなので多いと言えば多いですが、カップ麺なんてこんなもんでしょ。
食塩相当量は6.8gと、一日に摂取していい塩分量を軽く超えています。
スープを残せば3gを切るので、なんとか食べられるレベルです。

フタに激辛オイルの小袋が添付されているのは、蒙古タンメンと同じです。
これを入れなければ辛さを抑えることができます。

フタを開けたところ。
早速唐辛子の香りがしてきます、白いのはもやしかな。
(この写真の人物は親子なのでしょうか?(ラーメン屋は腕を組みがち))
では食べましょう。
熱湯を入れてフタをして、五分間待ちます。

五分間経ちました。
改めて書きますが、カップ麺に入れるのは熱湯です。
理想は沸騰したての熱湯で、電気ポットのお湯なら一回再沸騰させるといいです。
なぜなら、メーカーは熱湯を入れることを想定してカップ麺を設計するから。
熱湯とそうでないお湯だと、麺や具の戻り具合やスープの溶け方に差が出ます。
これはテレビでも時々紹介されていて、比較してみるとハッキリと味が違うのです。
そこへ激辛ソースを投入。

激辛ファンが喜ぶ、このビジュアル。
混ぜるとスープは真っ赤になり、唐辛子の香りもかなり来ます。

食べてみて。
まず辛いです、辛さとしびれが来て、思わずむせてしまいます。
少量ずつ口に入れて、辛さをじっくり味わいます。
麺は蒙古タンメンとは違い、断面が長方形の一般的な麺でした。
二口食べればむせは止まり、落ち着いて食べることができるようになります。
辛さとしびれが混ざった、苦みに似た強烈な辛さは、カップ麺では最強レベルです。
家庭で手軽に楽しめる激辛料理として、かなり強烈ではあります。
ただ旨味をあまり感じられず、私は美味しいとは思いませんでした。
旨味が遠くて、例えばマラソンをしていて(したことないけど)、100m先を走っているランナーの背中くらいの感覚でしかありません。
つまり、ただの激辛料理なのです。
リピはないですね。
カップの北極ラーメンを食べてみて、カップの蒙古タンメンってもっと美味かったよなーって思って、確認のため(という口実で)カップの蒙古タンメン(約¥240)を買ってみました。

いいデザインです。

これが裏面。
熱量も食塩相当量も、北極よりちょっとだけ少ないです。

フタを開けたところ。
こちらのほうが北極より具が豊富で、白いのは豆腐です。
この豆腐の出来が凄くいいのです。

五分間待ちました。

タンメンは戻りがちょっと遅い感じで、五分半くらい待ってもいいかもしれません。
食べてみるとやはり美味しくて、北極よりはマイルドで、旨味やコクがしっかりあります。
(いや、マイルドって言っても一般的には激辛ですよ)
これなら毎日でも食べたいです、スープが本当に美味しいのですよ。
これ、麺と具だけ食べて、スープは冷凍しておいて、後でご飯を入れて食べようかなぁ。
北極のスープは、そうは思いませんでした。
二つのカップ麺を紹介しました。
激辛ファンならこの記事を読むまでもなく、既に食べていると思いますが。
こういう美味しい激辛カップ麺が手軽に入手できるとは、日本はいい国です(笑)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。