久しぶりのアニメの話を書きます。
長いし辛口なのでご注意を。
まず前回書いた作品から。
1.花野井くんと恋の病
見るのやめました。
シリアスなんだけど話がまどろっこしいというか、テンポが悪くて見続ける意欲が湧きませんでした。
ま、こちらの辛抱が足りなかったということで。
2.オーイ!とんぼ
これは面白いです。
ネットニュースなんかにも書いてありましたが、普通の当たり前の物語だからいいっていうのはありますね。
ゴルフの才能のある少女が離島にいて、元プロゴルファーがその子に出会って驚いて、そこからの成長の物語っていう。
変なことをしていなくて、無駄に悪い人も出てこないし、期待を裏切らない。
構えないで楽しく見られるいい作品だと思います。
原作はかなり長いようですから、アニメもずーっとフォローしていってほしいです。
3.アストロノオト
見なくなりました。
味付けが濃すぎて単調で、飽きました。
ギャグアニメの難しいところだと思います。
4.じいさんばあさん若返る
これもいい作品だったのですが、見なくなりました。
というのも、この設定で長々とやる作品じゃないと思うのです。
じいさんとばあさんが若返って、それがイケメンと美人でっていう設定にまず無理があり、ギャグだから許されるわけですけど、私が楽しかったのは最初のほうだけ。
同じようなことの繰り返しで、申し訳ないがお腹いっぱいです。
5.バーテンダー 神のグラス
前回書きませんでしたが、これも見てみました。
この作品は最低だと思います。
お酒についての年寄りしか知らないようなウンチクをキモにして、普段は冴えない男がバーカウンターに入ると凄い技を見せるって……
こういう面倒くさいウンチクとか作法があるから、若者がお酒から遠ざかるのではないですか?
年寄りが威張り散らして態度でかくて、そういうのが嫌われるのではないですか?
主人公が普段冴えないという設定はよくあるけど、この作品の場合はそれで物語が面白くなるわけでなし。
どのキャラにも魅力はなく、つまんない話で、見ていてストレスしかなかったです。
どうせなら『美味しんぼ』くらいの、ぶっとんだ設定と物語にすれば見ていられるのにね。
さて今期に始まった作品のことも書きましょう。
もちろん私が見た作品だけですが。
6.僕の妻は感情がない
近未来の日本。
サラリーマンのタクマはアパートで一人暮らしで、恋人はなし。
家事をやってくれるロボットのミーナをリサイクルショップで買ってきて、料理を作ってもらっている。
寂しいタクマは酔った勢いで、ミーナに「お嫁さんになってくれない?」と言うが、その後ミーナの様子が変化し始める。
コミックフラッパーで連載中のマンガが原作です。
見る前に読んだあらすじは面白そうだったのですが……
タクマが気持ち悪すぎて、とてもじゃないけど見ていられませんでした。
人間の彼女を作ることが出来ず、買ってきたロボット相手に夢みたりして。
一つも共感できず、ずーっと「なんだコイツ?」って思い続けて、嫌な気分になりました。
作り手はどういうつもりでこの作品を作っているのでしょうか?
少なくとも私は対象ではありません。
7.時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
高校生の久世政近(くぜ まさちか)の教室の隣の席にいるのは、アリサ・ミハイロヴナ・九条(アリサ・ミハイロヴナ・くじょう)という、日本人とロシア人のハーフ。
美人で評判のアリサは、隣で寝てばかりでダラダラのアニメオタクの政近にやたら小言を言うが、政近が意味を分からないと思って時々ロシア語でぼそっとデレデレなセリフを言っている。
つまり、アリサは政近が好きなのだ。
ところが政近はロシア語を理解することが出来て、それを知らないアリサのデレデレセリフを聞いては密かに悶絶する日々をおくっていた。
これはライトノベルが原作です。
最初は面白いと思いましたけど、結局は冴えない主人公を二人の美少女が奪い合うという、オタクの夢展開の物語なんだと分かった瞬間に一気に覚めました。
もっと面白い物語を期待していたのですが、私は政近になったつもりでモテモテ状態を楽しめる人ではないので。
キャラデザも好みではなかったです。
8.疑似ハーレム
高校に入学した七倉凛(ななくら りん)は、演劇部に入りたくて部室を探していたところ、偶然出会った北浜瑛二(きたはま えいじ)に案内されて演劇部へとやってくる。
七倉は演技力があり、先輩たちに歓迎されて入部することになった。
北浜は大道具係であって、演技力はないアニメオタクだった。
北浜に一目惚れした七倉は、北浜の求めに応じてアニメで有り勝ちな数パターンのキャラに成りきって話すことで北浜を喜ばせていた。
原作はゲッサンに連載されていたマンガです。
これも冴えない男子をなぜか速攻で好きになった美少女の出てくるラブコメです。
SFでもファンタジーでもない演劇部の物語ということで期待してしまいました。
でも最初っから二人でイチャイチャしていて、私には見る意味も価値もなかったです。
世の中にはこれを見てモテた気分になって楽しめる人がいるのですね。
9.義妹生活(ぎまいせいかつ)
浅村悠太(あさむら ゆうた)は高校生で、書店でバイトをしている。
両親は離婚していて、父親と暮らしていたが、父親が再婚することになり、再婚相手の連れ子で同い年である綾瀬沙季(あやせ さき)と同居することになった。
悠太も沙季も両親の離婚が原因で異性に対して慎重になっていて、話し合いの末に二人は適度な距離を保ちつつ生活することにする。
これはyoutubeで公開されていたマンガが原作だそうです。
よくある設定でありながら、とりあえずデレデレ展開ではないです。
二人は意思疎通をして日々の生活に支障がないようにするのですけど、きちんとコミュニケーションを取って確認しながらというのが結構新鮮で。
大人からしたら当たり前のことですが、若者にそういうのはあまりないと思っていて、特にアニメやマンガではね。
この二人、よく似ているのです。
頭が良くて、繊細で、だから傷付きやすくて、そのためにいつも予防線を張って。
自分と合う人は少なくて、だから出会えれば嬉しくて。
ぎこちないながらも、距離を縮めていく二人。
ということは、この先……?
丁寧な描写がテンポを悪くしているという見方もできますが、面白い作品になればいいと思って期待しています。
(ちなみに「綾瀬」という名字は非常に珍しく、日本に70人くらいしかいない)
(俳優の綾瀬はるかは芸名)
10.先輩はおとこのこ
花岡まこと(はなおか まこと)は高校二年生の男子。
彼はトランスジェンダーであり、カワイイものが好きで、周囲の配慮により学校ではウィッグと女子の制服を着用し、専用のロッカー(物置小屋)も与えられている。
しかし自宅では母親の強い要望で男性として生活することを強いられていた。
学校の生徒たちからも好奇の目で見られることが多く、幼馴染の大我竜二(たいが りゅうじ)がまことのガード役だった。
まことは今まで、誰にも恋心を抱くことができずにいた。
ある日まことは手紙を受け取り、放課後の教室で後輩の蒼井咲(あおい さき)から告白される。
咲は自分が女性を好きになったと思い込んで悩んでいた。
まことは自分のことを説明したが、咲はあっさりとそれを受け入れ「先輩の初恋の人になってみせます!」と宣言する。
これはLINEマンガが原作の作品です。
今風ですよね、トランスジェンダーが登場するとは。
しかも「男の娘(おとこのこ)」の文字がテレビの画面に大写しになるなんてね。
ただ作風は重くなり過ぎず、頻繁にギャグマンガタッチにしたりして軽快に進みます。
そのテンポの良さがいいですね。
特に蒼井のぶっ飛んだ性格が物語を明るくかき回していて、見ていて楽しいです。
この爽やかさがいいのですけど、当然ながら重くて暗い話も出てくると思われ。
でも期待しています。
11.よあそびぐらしっ!
これは深夜に見かけることがある、短い枠のHなアニメです。
これもSFやファンタジーではないので見てみたのですけど、まるでダメ。
Hなアニメを作るなら、人間をきちんと描けないとダメだって、誰にでも分かることです。
これ、とにかく絵が下手で、人間が人間に見えないのですから。
これで興奮する人がいるとは思えません。
あらすじを書く気にもなれませんでした。
(アニメーターって専門学校で絵の描き方を習ってるんですよね?)
12.負けヒロインが多すぎる!
これもSFやファンタジーじゃないから見たのですけど、全然合いませんでした。
ハイテンポで会話が繰り広げられて、天然で自己中な女子の発言に冴えない男子が心の中でツッコミを入れて、それが笑いになる……のか?
漫才みたいな作品で、たぶん合う人には堪らない作品になるのでしょう。
(ちょっと『僕の心のヤバイやつ』に似てます)
私には無理です、リアリティ0だし、こういうノリ嫌いだし。
妹とか出てくるし(笑)。
絵は「予算多そう」って感じですがね。
これもあらすじ省略で。
(エンディングは庵野秀明テイストで良かったです)
主人公のモノローグから始まるアニメって多いですね。
これってパターンなんですか?
正直、あまりいいとは思いません。
匂わせ的な意味不明の話をいきなりされたって困ります(ポエムなのか?)。
とっとと物語を始めてくれって思ってしまいました。
自分が年齢を重ねてきて、その間に色々なジャンルの多くの作品を見てきて、蓄積されたものがあって。
自分の半分くらいの年齢の人たちが作る作品に、自分が満足できないことが多いのは当然のことなのでしょう。
それに私のような高齢者は、アニメ業界のターゲットではないでしょうし。
(ソフトやグッズは買いません)
うーん、音楽は新しいものでも楽しめるのになぁ。

凄い吸引力、凄い依存性(笑)。
お店で売り切れでなければ、買って帰って食べてます。
これ、いつか終売したときのショックが大きそう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。