私は昔から、ゴチャゴチャと複雑で狭っ苦しい場所が好きです。
例えると、秋葉原のラジオセンターみたいな場所とか。

小さい一軒一軒のお店におやじさんがポコっとはまっている、この独特の雰囲気は他にはありません。
(商品を陳列している台をどけて出入りするらしい)
お庭なら、芝生の広場みたいなのじゃなくて、日本の回遊式庭園とかね。
歩くべき小路が作ってあって、途中に腰掛けられる場所があったりして。

静かで、気持ちの良い風が吹いて、野鳥が鳴いたりして。
こんなお庭でのんびりするのはいいものです。
台湾の観光ガイドを見ると必ず載っている、九份(カウフン)という街があります。
山の斜面にある街で、戦争中に日本の影響を強く受けて発展したらしいです。

この画像を見ただけで行きたくなってしまいます。
どの席で食事しようかなーなんて思ってみたり。
雨が多く、街の明かりがにじんだ様子がいいのだそうです。
ここはグルメの街でもあるそうですよ。
前に書いたPinterestで、こういう画像をのんびり見るのが好きです。
カフェとかレストランで、木の焦げ茶を基調にした薄暗くて窓のところだけ明るくなったようなお店が好きです。

たとえばこういうのとか。
狭くて複雑なんだけど、通路と座る席はきちんと用意してあって。
こういうお店で席について、のんびり窓外の風景なんて眺めていたいです。
※私はこういうお店の場合、植物はあまり欲しません。
植物を配するなら、窓の外がいいです。
そんな私がもし家を建てられるのなら。
イメージとしては「古くからある大学の図書館」みたいな感じかな。
壁の白と柱や梁の焦げ茶のツートーンで、窓枠は木で。
広い空間がなくて、細かく分けられていて。
和と洋が適度に混在していて、古民家的なテイストもあって。
私は建築の用語を知らないので、説明が難しいですけど。

これはネットで拾った画像です。
ここまでいくとちょっとクラシック過ぎますが、イメージは近いです。
ああ、理想で言ったらあれだ、目黒の庭園美術館ね。
こんな家に住めたら最高ですよ。
いずれまた、庭園美術館の話も書かないといけませんな。
もちろん、貧乏な私に家なんて建てられるわけがありません。
単なる想像の話です。
それと間違えないでほしいのは、私は複雑なのが好きだけど乱雑なのは嫌いだってことです。
ただ散らかっているだけの場所は嫌いです。
今私が住んでいるのは古い団地で、レトロな内装は好きです。
民間の中途半端な内装の部屋よりは、こちらのほうが全然いいですよ。
お金があればキレイに整えて、上に書いたようなイメージに仕上げたいのですがね。
とりあえず乱雑にならないようにはしています。
今回書いてみて、こういう感覚って日本人に共通してあるものかもしれないなーって思いました。
元々土地が狭い国ですし、なんだか広すぎる場所って落ち着かない感じがしませんか?
それで、狭くて古臭い立ち食いそば店なんて入るとホッとしてみたりしてね。

カウンターの隅でそばをすするときの安心感ね。
映画監督の押井守も、こういうお店大好きそうだし(笑)。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。