私はたまにBIGという宝くじを一口(¥300)買います。
一等賞金は最高6億円!
もちろん当たるわけがないのは分かっています。
ただ単に夢を買っているだけのことです。
じゃなかったら十口とか買いますって。
世の中には有楽町の売り場でジャンボ宝くじを数十万円分買うような人もいます。
そういう人は本気で当てようと思っているのでしょうね。
まぁそれだけの金額をスッてもいいくらいの余裕があるのでしょう。
宝くじというのは集まったお金を色々なことに使うので、賞金として当たった人に戻って来るお金を合計すると集まったお金の半分くらいなのだそうです。
それだけ期待値が小さいので、ギャンブラーは鼻で笑ってますね。
でも期待値の大きなギャンブルに手を染めるのもどうかと思いますけど。
さて、では宝くじで十億円当たったとしましょう。
みなさんならどうします?
こういう話をしたときに多いのは、贅沢はたまにするだけにして、普段は地味に生きていこうという意見です。
いいと思いますよ、下手に商売なんて始めても失敗するのがオチだし、ポルシェだフェラーリだと高級車を買い始めたらあっという間になくなってしまいます。
銀座の寿司なんて食べ慣れたら、安いものなんて食べていられなくなるでしょう。
そしてそういう高級店に通っている自分に酔うということもあるでしょう。
私が考えるのは、まず一日にいくら使っていいのか? ということです。
老後はいい老人ホームに入るとして、それまでは月々の必要経費がかかります。
そういったものを差っ引いた残りの金額を、残りの日数で割ってみればいいのです。
私は60代前半ですから、90代まで生きるとしたら残りは約30年です。
余裕をもって40年に設定しておけば安心ですね。
試算してみますが、数字は丸めて計算しやすくしているので厳密ではありません、ご注意を。
例えば高級な老人ホームって、あくまで例ですけど、入居時に五千万円かかるそうです。
そして月々の費用として、五十万円かかるそうです。
家族のいない私が70歳になったら老人ホームへ入ってしまうとすると、期間は30年。
すると、50 * 12 * 30 = 18000、一億八千万円です。
つまり入居時の金額と合わせて二億三千万円あれば大丈夫ってことですね。
これで残りは七億七千万円です。
(介護職員の経験がある私からしたら庶民的な料金の老人ホームには入りたくないです)
それまでの十年間の月々の必要経費ですが、家賃を二十万円(その程度で十分です)、公共料金や携帯の料金などで五万円、その他食料飲料消耗品などの必要なものを買うのに十万円とします。
これだけあれば、何もしなくてもとりあえず生きていけるということです。
計算してみると、35 * 12 * 10 = 4200、四千二百万円です。
これで残りは七億二千万円ちょっとです。
老人ホームへ入った後もお小遣いは必要でしょうから、二千万円は残しておきます。
では老人ホームへ入るまでの十年間で、一日に自由に使えるお金はいくらか?
70000 / 10 / 12 / 30 = 19.444、約二十万円です!
一日に使っていいお金は二十万円だってことです。
まぁまぁ贅沢はできますけど、高級なブランド品は無理という微妙なラインです。
銀座で寿司は可能かもしれないけど、百万円の腕時計を買おうと思ったら五日間は何もしないでお小遣いを貯めておかないといけません。
そう、生活にメリハリをつけることで、ちょっとした贅沢は可能な金額なのです。
この先の生活の安定・安心を担保すると、結果的にこういうことになるのです。
これが若い人だったら、老人ホームへ入るまでの期間はもっともっと長いので、一日に自由に使える金額は更に少なくなります。
結婚してお子さんが数人いるようなら、高級老人ホームへ入る必要はないかもしれません。
逆に、身内に下の世話はさせられないという考え方もあります。
まず家を建てたいという人もいるでしょう。
人それぞれ、ケースバイケースですので、みなさんご自身の条件で計算してみてください。
どちらにしても、「一日二十万円」というルールをきちんと守れる人じゃないと意味はないですけどね。
「今日はパーッと使っちゃうか!」っていう人なら、早晩行き詰まることでしょう。
私は一人が好きなので、平日の昼間に都心をブラブラしてプチ贅沢を楽しむ謎の老人としての生活を楽しみたいと思います。
それでも松屋で牛めし食ったりしてると思いますがね!
その松屋で店舗限定メニューを食べてきました。

まず、プリプリした海老は入っていますが、海老の風味の麻婆豆腐ではありません。
その麻婆豆腐はただ辛いだけで、美味しいとは思えませんでした。
これなら辛くないけど美味しい麻婆豆腐のほうがいいなぁ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。