スプーキーじいさんって何考えてるの!?

貧乏・暇なし・不健康。一人暮らしのじいさんのブログです。このブログに広告とか金儲けは入っていません。スターは一個だけ付ける主義です。

ドラマと私 1

最近見たドラマの感想を書きます。

 

 

 

1.連続テレビ小説『おむすび』

 

10月から(正確には9月30日から)始まった朝ドラです。
私はあまり朝ドラは見ませんが、年度の後期はNHK大阪が制作なので笑いに期待できそうなことと、実在の人物をベースにした物語ではない現代劇なことが良さそうだと思ったことから見てみました。

 

見てみた結果、第一週だけで離脱しました。
このドラマ、面白くないです。
主な原因は脚本でしょう、素人の私から見てもちょっと酷いです。

 

一番最初に今日から高校へ通い始める主人公の結(演:橋本環奈)が部屋で支度している光景と、ダイニングで食事している家族の姿が交互に描かれます。
結は鏡の前で髪や制服をいじっていて、何かが気に食わない様子です。
結の祖父は冗談交じりに、結がギャルだった姉のように派手になっていたらどうしようと心配しています。
それなら結は姉に憧れ、ギャルに憧れているという流れになるのが普通でしょう。
鏡の前で結は、ギャルっぽさを出そうと工夫していると思いますよね。
でもそうじゃなかった、ダイニングに降りてきた結の格好は普通です。
しかもギャルになる気は皆無。
なら結がゆっくり時間をかけて何をしていたのか?
それが全然分からないまま物語は進んでいくのです。
ここが最初のズッコケポイントです。

 

結が高校へ行くと幼馴染がいて、新たに友達もできて、書道部ではカッコいい先輩と出会います。
その先輩の男子に憧れる結。
でもこの後の先輩が目の前にいないシーンの結は、先輩のことなんて忘れてしまったような感じがします。
いいですか、15歳の女の子が恋に落ちたとしたら、こんなもので済むはずがありませんし、ドラマってそういうものでしょ?

 

次に海(漁港?)へ来た結は、知らない男の子が海へ落としてしまった帽子を取るために飛び込みます。
朝ドラのパターンですね。
結は泳ぎ慣れているようで、帽子を取って戻ろうとすると、野球のユニフォームを着た謎の男子が飛び込んできます。
結が溺れていると勘違いしたようです。
ここなんですけど。
この野球部らしき男子がなぜここにいたのか、その説明が一切ありません。
不自然なんですよ、綺麗なユニフォームを着たままこんな場所にいることが。
せめて何かを匂わす程度の描写がないと。
(部活の帰りでとぼとぼ歩いていて、遠目に結が飛び込むのを目撃したとか)

 

それからハギャレン(博多ギャル連合)の四人が現れます。
結のことを、ギャルとしてブイブイ言わしていた歩の妹と知って、ハギャレンに入れようとやってきたのです。
でも結が断って去っていくと、特に追いかけもしません。
後の回で、博多の繁華街から結の住む町までは一時間くらいかかることが分かりますが、そんなに時間をかけて四人してやってきて、アッサリすぎませんか?
なんだかドラマの流れ上、ここは顔見せだけですよーって感じがしてしまうのです。

 

更に結の父親と祖父のあまり仲が良くないようなシーンがあります。
その描写も中途半端で、本当は仲が良い間柄なのか、根底に断絶があるような間柄なのかが分かりません。
その祖父はホークスファンですけど、この描写も中途半端です。

 

この後もずーっとこんな調子です。
本格的に物語が動き出す前の準備段階を説明的に見せているだけで、回想シーンのようなアッサリさ、夢のような説得力のなさが酷いです。
これじゃ視聴者はノレないですよ。
例えば初回から結が父親と対立する構図を見せるとか、登場人物の感情をハッキリと見せてくれないと。

 

金曜日の第五回、スズリンのエピソードが良かっただけに残念です。
同じ朝ドラで田畑智子主演の『私の青空』だと、初回で田畑演ずる主人公の結婚相手が失踪して結婚式がオジャンになるという、とんでもなくドラマチックな展開がありました。
朝ドラはああいうつかみがないとね。

 

 

 

2.『オクラ 〜迷宮入り事件捜査〜

 

私は元々このドラマを見るつもりはまったくなかったのですが、ザッピングしていてたまたま見てしまいました。
刑事モノとかミステリーは苦手な私ですけど、第一回は最後まで見ていられました。

 

このドラマのキモになる、言ってみれば「暴走する正義感」という部分は見応えがありました。
ドラマらしいダイナミックな展開もよかったと思います。
最後の最後にあったどんでん返し、あれを第二回がどう受けるかでこのドラマの性格が決まるでしょう。

 

ただ。
全体的な安っぽさ、薄っぺらさはいただけません。
過去に問題を起こした刑事を集めた部署(特命捜査情報管理室)が存在する時点でマンガチックだし、その部屋が『ショムニ』みたいにリアリティがないのもどうかと思います。
この情報管理室の仕事が古い文書を電子化することなら、まず紙の文書をスキャンしてOCR処理するのが一般的ではないですか?
もし彼らがこの電子化をしないでサボっているのなら、そんな部署が警視庁の中に存在するというのはかなり荒唐無稽です。
そしてそこへ捜査一課の課長がやってきて嫌味を言うとか、マンガかよ?

 

新しく情報管理室に配属された不破(演:杉野遥亮)が、PCを見始めた途端に問題となるメールを見つけるのもわざとらしいし(これは飛鷹(演:反町隆史)が仕組んだこと?)。
いやその前に、無銭飲食した飛鷹に不破が手錠をかけますけど、左手に手錠をかけただけでブラブラさせてたり、不破は伝票をチラッと見ただけで適正価格だと断言したり。
それで二人の制服警官が飛鷹を引きずっていって…… なんだかなぁです。

 

同じ反町が出演していた『相棒』くらいの重厚さがあれば…… いや、フジテレビですからこれでいいと思ってるのかもしれませんね。
私が合わないだけで。
このドラマも第一回だけで離脱させていただきます。

 

 


 

 

私が好きなずとまよ(ずっと真夜中でいいのに。)のお菓子が出てました。

 

 

ずとまよのフロントマンのACAねが大好きなマロッシュがずとまよとコラボしていたのです。
これ、結構前から出ていたようで、コンビニのお菓子コーナーに行かない私はずっと気が付きませんでした。
ACAねはこの「ずとマロッシュ」の試作段階から意見を出して、自分好みの味に仕上げたのだとか。
パッケージに描かれているのは、ずとまよのMVでおなじみのにらちゃんとうにぐりくんです。
で、味ですが…… リピはないです(笑)。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。