スプーキーじいさんって何考えてるの!?

貧乏・暇なし・不健康。一人暮らしのじいさんのブログです。このブログに広告とか金儲けは入っていません。スターは一個だけ付ける主義です。

カバンの中の小宇宙

今回は懐かしい物を発見したので書きますね。
年寄りが昔話をすると嫌われるっていうけど、書きたいんだからしょうがないのです。

 

 

 

それがこちら。

 

 

携帯用の辞書ですね。
左のが縦10cm、右のは縦11cm、本当にポケットに入る大きさです。
左のはチリ(表紙のはみ出た部分)は自分で切り落としてます、めくりにくいので
左のは長岡書店の『実用語小字典』、右のは三省堂の『GEM Dictionary』です。
実はこれ、私が二十代の頃に買ったものなのです。

 

私は若い頃から荷物が多い人でした。
というのも、出先で何かがなくて困ることが嫌いだったからです。
よくいますよね、使うかどうか分からないものでカバンがパンパンな人って。
ああいうタイプです。
携帯もスマホもネットもない時代に、出先で調べ物をするために買いました。
ちなみに実用語小字典は書店のレジ横に類似商品と並べて売られていたので、見たことがある人も多いでしょう。
今でも売ってるのかな?

 

 

 

まず実用語小字典から、中身を見てみましょう。
内容豊富で物凄く便利なのです。

 

メインとなるのは字典です。
漢字に弱い私が出先で調べるのがこれの目的です。
同音異義語とかって今でも迷いますけど、これがあれば大丈夫。
短く意味も書いてあって親切です。

 

 

次が手紙の書き方。
ビジネス文書でもこういうのが必要な場合はあります。
あと課内で回す回覧とかでも使ってました。

 

 

送り仮名のつけ方もあります。
こういう部分で間違って恥をかくのは嫌ですから。

 

 

こういうのも知らないといけません。
若い頃から読書家だった私には、これは役に立ちました。

 

 

これもそうですね。
画数から探せるのが便利です。

 

 

こういうのも知っておくと役に立ちます。
まぁこのパートは読んでヒマつぶしに使ってましたが。

 

 

ことわざもありますよ。
若い頃は知らないことが沢山ありましたからね。

 

 

最後はカタカナ語辞典。
言語のスペルも載っていて超便利です。

 

 

ちなみに、この小口のインデックスは自分でシャーペンで塗りました。
どんだけ愛着持ってたんだか。

 

 

どうです、凄いでしょ。
これだけ詰め込まれて、確か¥300だったと思います。
類似商品は色々ありましたが、中身の濃さならこれが一番でしょう。
この有り得ないくらいのコスパの高さ!
調べてみたら今でも売られているようです。

 

値上がりしてますね。
スマホが普及した今、これを買う人も激減したのでしょう。
でもヒマなときにこれ一冊あれば、何時間でもつぶせますよ。

 

 

 

次はGEMです。
こちらは単純に、英和辞典と和英辞典になっています。
開いてみると……

 

和英辞典ですね。

 

 

判型が小さいだけに、一列になっています。
内容的には不足なし。

 

 

そして、本をひっくり返して裏から開くと……

 

こちらは英和辞典です。

 

 

こちらも普通に使えます。

 

GEMは確か、三千円くらいだったと思います。
こちらは中々のお値段ですね、その代わり表紙は皮ですし、紙も上質です。
この手の辞書だとコンサイスが有名ですよね。
コンサイスも三省堂で、判型がGEMより大きいので実用的です。
GEMは携帯性に命をかけたような商品なのです。

 

こちらもまだ売られています。

 

値上がりしているのは当然として、最新版は1999年です。
もう25年間も改訂されていないということは、売れてないってことです。
今の子供たちは、もっぱら電子辞書だそうですし。

 

私は若い頃に、普段の調べ物だけじゃなくて、海外旅行に行ったらこれは役に立つと思ってました。
一回も行きませんでしたが(笑)。
そして忘れてはいけないのは、こういう小さいグッズの物としての魅力です。
手帳とか文房具と同じものをこれらから感じていた私なのです。

 

 

 

私はね、出先で何か疑問が湧いたときに、すぐに調べないと気がすまない質なのです。
そのためにこういうモノをカバンに入れて持ち歩いていたというわけ。
あと以前書いたぴあMAPも同様です。
私のカバンの中のミニ・ライブラリーってとこですね。
今はスマホで全部済んでしまいますが。

 

それとこれは分かる人には分かると思いますが、辞書とか辞典って読んでるだけでも楽しいじゃないですか。
識者が集まって時間をかけて間違いがないように丁寧に作られたものですから、得られるものが多いのと、コンパクトにまとめる工夫も見られます。

 

久しぶりに見つけて面白がってますけど、今となってはルーペがないと読むことは難しいです。
これらの小さい文字を裸眼で読めていた頃が懐かしい。

 

 

 

すみません、昔話でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。