今年もそろそろ手帳の季節となってまいりました。
みなさんは使ってますか、紙の手帳。
私の場合、ここ数年は買うことは買うのですが、あまり使っていません。
というのも、どこの職場も情報セキュリティが厳しくなってしまい、執務室への私物の持ち込みが制限されているからです。
(厳しいところだとティッシュペーパーすら持ち込めない)
手帳ってさ、仕事の合間にちょろちょろっと書いたりして、それが息抜きにもなっていたのです。
仕事中に書けないとなると、それ以外の時間に一気に書くことになるでしょ。
それはちょっと違うんだよなー。
あとはスマホですね、一台あれば全部済んでしまうので。
私が手帳を使い始めたのは、高校生の頃です。
それまでの私は手帳のことなんて考えもしなかったのですが、父親が仕事の関係でサントリーの手帳をいただいてきて、それを私にくれて。
冒頭にカラーでサントリーの製品一覧とか、カクテルの作り方が書いてあったりして。
あとはまぁ普通のスケジュール帳なのですけど。
初めて持った手帳が嬉しくて、日々の出来事をメモるようになりました。
その後大学を卒業するまでは毎年サントリーの手帳でした。
私が就職したのが富士通のグループ会社だったので、富士通のスケジュール帳を買って使うようになりました。
これもごく普通の手帳です、凄く地味なデザインでした。
それからバブル景気が始まり、リフィルが大流行しました。
もちろん私も買いましたとも。
リフィルというのは、つまりはバインダーです。
自分が欲しいページ、例えば月間スケジュールとか、見開きで一週間分のダイアリーとか、ToDoやメモのページとか、そういうのを別々に買ってきてバインダーに綴じて自分オリジナルの手帳とするのです。
(共通規格があって文房具店に沢山並べられていた)
前に書いたぴあMAPのリフィルも、このとき買ってました。
私は革製の立派なリフィルを使っていました、ビジネスで走り回ってるようなタイプではなく、ただのカッコつけでしたが(笑)。
リフィルは何年も使いました。
私はリフィルを気に入っていましたが、ある年にそのリフィルをやめても使いたい手帳が登場してしまったのです。
それが「ほぼ日手帳」でした。
コピーライターの糸井重里が昔からやっているホームページ「ほぼ日刊イトイ新聞(ほぼ日)」が企画・開発した手帳で、2002年版が最初です。
はじめの内はあまりメジャーではなく、私も知りませんでした。
その後ほぼ日手帳を直に触る機会があって、一発で気に入ってしまって。
現在に至るまで、私はほぼ日手帳を使っているのです。
ほぼ日手帳の何がいいかって、一日分のダイアリーが1ページだってことです。
普通の手帳って、見開き2ページで一週間分だから一日分のスペースが狭いでしょ。
色々書きたくても省略するしかなくて、そこが不満だったのですよ。
文庫本サイズの手帳で一日が1ページって、なんとも贅沢じゃないですか。
そしてほぼ日手帳はオリジナルの薄くて丈夫な用紙を開発、一年分の手帳でも分厚くならないようにしています。
(一年の前半と後半で二冊に分けたもの(アベック)もある)
例として、昔私が書いたある休日のページを載せときます。
(最近のはちょっと恥ずかしいので数年前のものを)

三菱uniジェットストリームの三色ボールペンを一緒に持ち歩いているので、三色で書き分けています。
左端に縦に時間軸があり、「オ」と「ネ」は「起きた」と「寝た」を意味します。
(夜ふかししてるなー、そして夜中の3時にトイレに起きている)
黒で書いてるのが私の行動記録です。
青は移動と購入の記録なのですけど、黒で書くべきものと混ざってますね。
「都まんじゅう」っていうのは、上野アメ横にあるお店の饅頭自動製造機を、都美の後に見に行ったことを示しています。
右側の赤で書いてるのが飲み食いしたもので、すげーチープな食生活(笑)。
富士そばのカツカレー丼は今は¥650です。
「なん豆フ」はなんちゃって湯豆腐のことです。
これらは当然ながら、左端の時間軸に合わせて記入しています。
これを読んでいると、頭の中にこの日のことが蘇ってくるのです。
(一番下に印刷されているのはその日のお言葉)
ある年だけ、レシートをこのページに貼り付けていたことがありまして。
レシートと合わせることでより詳細な記録を残せると思ったのですが。
半年も経つと手帳がパンパンにふくらんで分厚くなってしまい、その年だけでやめました。
レシートはレシートだけで、日時順に綴じて保管しておけばいいのです。
あとはカバーね。
ほぼ日手帳本体はシンプルなデザインで、カバーを外した文庫本みたいなものです。
ほぼ日手帳はその本体につけるカバーが毎年多数用意されていて、好きなデザインを選ぶことができます。
これは凄くいいアイディアですね、気に入ったカバーを何年も使えますから。
そして本体もカバーもアンケートで集めた意見を活かしていて、毎年改良されて非常に使いやすくなっているのです。
私が今使っているカバーがこちら。

赤い皮のカバーを使っています。
黄色いボールペンと合わせると、女子小学生のランドセルみたいですけど(笑)。
非常に手触りがよくて、傷まないようにきちんとワクシングしています。
ボールペンを刺している部分はバタフライ・ストッパーといって、手帳が勝手に開かないように止めておく機能があります。
(型押しされているのはほぼ日手帳のマスコットのクマ)
あと過去に買ったカバーがこちら。

ツイード風ですけどナイロン製で、手触りはいいのに耐久性があります。
(どちらも既に終売)
やはり革製だと高価で、高いものだとカバーだけで数万円したりします。
文庫本用のカバーをつけるのもいいですね。

ただペンを刺す部分がないのが玉に瑕。
私が欲しかったけど買えなかったのがこちら。

アウトドア・ブランドのスノーピークとのコラボモデルです。
手帳全体を包むデザインで防水仕様です。


どうです、さすがスノーピークって感じのデザインですよね。
男の子がつい欲しくなってしまうようなこの感じ、素晴らしい。
これはもう手帳というよりはポーチです、これ一個持って出れば安心っていう。
このカバーは今メルカリで数万円で出てますが、そこまで出すのはちょっと無理。
ほぼ日手帳はこれ以外にも、吉田カバンのPORTERともよくコラボしてます。
ほぼ日手帳の本体は数種類あって、私がここ数年買っているのはデイフリーというタイプです。
オリジナルとの相違点は、ダイアリーのページに日付が印刷してないことです。
つまり、毎日必ず書く必要がない手帳なのです。
(ページ数も少ない)
手帳を書く気力がない日や、取り立てて書くような出来事がない日もあって、でも日付が入っていると空白のページができてしまいますよね。
そういう無駄を防げるので、デイフリーにしているのです。
(1ページを縦に分割して複数日分記入したり、見開きで一日使ってみたりも)
ほぼ日手帳はダイアリーのページの下に、有名人の言葉を短くまとめた「お言葉」が印刷されています。
その分狭くなっているようですけど、印字が薄いから無視して上に書き込むこともできます。
毎日違うお言葉で、その日のお言葉を読むとほっとしていいのですけど、糸井重里のお言葉だけはちょっとねー。
彼のだけはどこかで聞いたことのあるような説教臭い言葉で、私は苦手です。
コピーライターならもう少しマシなことを書けばいいのにな。
そんなわけで、私はそろそろ来年版のデイフリー本体のみを買う予定です。
カバーも新調しようか迷うところですね、これだけ毎年色々出されてしまうと。
※ほぼ日のHPから通販するとオマケが付く代わりに配送料がかなりかかってしまうのでご注意を。
Amazonだとオマケはないけど送料が安くなるようです。
またロフトなどの実店舗で手にとって購入することも可能です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。