第四回です。
これまでに切り出した画像にシャープをかけるとこまでやりました。
次は明るさとコントラストです。

画面上部のメニューから、
「調整」→「明度/コントラスト」
をクリックします。
そうするとこの小窓が出ます。

二つのスライダーを左右に動かすか、右側の数字を上下させることで明るさを調節します。
※こういった調節は、範囲を指定していなければ全体にかかるし、範囲を指定してその部分にだけかけることも可能です。
まずコントラストを調節します。
コントラストは明るい部分と暗い部分の差を広げて強調したり、逆に差を少なくして弱めたりする効果があります。

例1:そのまんま(東、と言いたくなるワタクシ)

例2:コントラストを+30(焼き飯みたいですな)

例3:コントラストを-30(夢の中のような感じ?)
例2と例3を比べるとよく分かると思います。
コントラストを上げるとメリハリが強くなるけど、やり過ぎればドギツい感じになります。
コントラストを下げると柔らかい感じになるけど、やり過ぎれば薄くて白っちゃけた感じになります。
これに明度の調節を合わせて、画像全体の明るさを調整します。
これは各自の求める仕上がり、求める演出によることなので、正解はないです。
色々とやってみて、自分なりの正解を探してみましょう。
※明るさに関してはカメラやスマホで撮影前に調節できるので、自分の撮影した画像が毎回暗いのなら露出の設定を明るくしてあげましょう。
もちろん撮影時に被写体に当たっている光の強弱も気にしてあげてください。
※こういうことをやり始めると、カメラや写真の奥深さが分かってきて楽しいですよ!
今回はもう一つ。
彩度の調節をします。

画面上部のメニューの中の、
「調整」→「色相/彩度」
をクリックします。
そうするとこういう小窓が出ます。

ここで使うのは「彩度」だけ。
他は試してみるのはいいけど、最初は触らないほうがいいと思います。
彩度っていうのは、色の濃さです。
例で見てみましょう。

例4:そのまんま東

例5:彩度を+15

例6:彩度を-15
こういう料理の画像の場合、彩度を少しだけプラスしてあげると美味しそうになります。
特に屋内で光量が少ない場合は彩度をプラスすると良くなる場合が多いです。
逆に上げすぎるとギラギラしてわざとらしい感じになってしまうので要注意です。
個人的に彩度は、+10が自然に見える上限かなぁと思います。
元の画像が最初からギラギラした感じなら、彩度を下げると落ち着きます。
今回までに書いたいくつかの調節をしてあげると、それだけでも画像の見た感じをかなり調整することができます。
慌てて撮影した画像でも、後から多少の直しが可能ってことですね。
こういう作業は面倒かもしれませんが、何回もやっていると慣れますよ。
それにタダでここまで出来るのだから、有り難いことです。
このシリーズはもう少し続きます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。