第六回です。
前回までで明るさとコントラストの調節方法は終わりです。
今回は色について書きます。
スマホやコンデジで写真を撮っていて、色で困るとしたら色温度の問題がほとんどじゃないでしょうか。
第四回で彩度の調節方法を書きましたけど、あれだって普通はあまり気にしませんよね。
スマホのカメラなんて高度に自動化されているから、そのままでもそこそこ綺麗に写るわけだし。
色温度というのは、光の色のことを表す数値です。
光はその種類によって色が異なり、太陽光は全部の色がまんべんなく含まれているし、白熱電球はオレンジ寄り、蛍光灯は青寄りという具合にバラバラなのです。
それをケルビンという単位で数値化したのが色温度です。
人間の目は非常によく出来ていて、この色温度の違いを見事に補正しているので、我々は普段違和感なく暮らしているわけです。
でも写真やビデオの場合は違います、色温度の違いがハッキリ出てしまうのです。
よくテレビのロケ番組で、屋外から屋内に入るときに画面がカチャッて切り替わるでしょ?
あれはカメラマンがビデオカメラの色温度のスイッチを切り替えて、画面の色が変にならないようにした瞬間を見せられているのです。
Paint.netだと色の補正が可能です。
例をお見せしましょう。

例1:光らない炊飯器、そのまんま
この画像は白熱電球の下で撮影したため、オレンジ色っぽくなっています。
(古い団地だからまだあるのです、白熱電球が!)
温かみがあって良いっちゃ良いのですけど、これを普通の色にしたいなーってときは。

画面上部のメニューの中の、
「調整」→「温度/色合い」
をクリックします。
するとこういう小窓が開きます。

この「温度」を動かしてやることで、色の違和感を取り除くことができます。
スライダーを右に動かせば暖色系、左に動かせば寒色系になります。
(ちなみにケルビン値は右が低く左が高い)

例2:光らない炊飯器、温度-20
温度を左に動かしてあげればこの通り、自然な色になりました。
逆に、蛍光灯の明かりで撮影して青っぽくなってしまった写真の色を直したいなら、温度を右に動かしてあげればOK。
また、普通に撮れた写真を暖色にしてぬくもりを演出するなんてことも可能です。
料理は寒色寄りだと不味そうに見えますよね、そういうときは暖色に調節するといいです。
色に関しては他にもいじれる機能があるのですけど、正直言って難易度が非常に高いです。
私も何度も挑戦していますが、いじって良くなることはあまりないです。
それに上に書いた色温度の調節以外で、色を直したいってこともないですよね。
なのでここでは深入りしません。
あと使うとしたら。

画面上部のメニューから、
「調整」→「白黒」
をクリックすれば画像がモノクロになります。

例3:光らない炊飯器、モノクロ

画面上部のメニューの中の、
「調整」→「セピア」
をクリックすると、この小窓が開きます。

この機能でセピアカラー(古びた写真風)の画像にすることができます。

例4:光らない炊飯器、強度80
ちょっとレトロな雰囲気にしたいときに使えます。
(っつーか、「古い写真はこういう色」っていうのは通用しなくなっていく?)
色についてはこの辺で。
私、長い間勘違いしてたことがありまして。
スマホの充電って100%になっていないと落ち着かなくて、90%くらいになるとすぐ充電ケーブルをつないで充電したり、ケーブルをつないだままアプリを動かしたりしてきたのです。
でもそれは、スマホの充電池に一番良くない使い方だということを知りました。
充電池がダメになって交換! なんて、嫌ですよね。
(分割払いがあと一年残ってます……)
理想的な使い方は、
・充電は80%まで
・残りが20%になるまでは充電しないで使う
・アプリを使うときには充電ケーブルはつながない
これなんだそうです。
うげっ、ワシの真逆じゃん!
Androidの「設定」の中にこんな機能があります。

「デバイスケア」をタップ

「バッテリー」をタップ

「バッテリーを保護」をタップ

なぬ!?
ここに書いてあるってことは、あの話は本当だったんだ……
(ラピュタは本当にあったんだ……)
「以下のオプション」はこれです。

私は「最大」にしました。
今からでも充電池を大事にしていかないと。
スプーキーは心にそう呟いた……
i-phoneのことは知りません。
出先でゲームをやったり動画を見る人は大変だなぁ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。