第九回です。
今回はレイヤーの話を中心に書きます。
これまでの説明で画像の上に文字を入れましたけど、なんか見づらいですよね。
文字の後ろを塗りつぶせばいいんじゃないかな。
(これはベストなやり方ではないと思いますが、他に流用できる部分があるので解説します)
まず最初に、新規レイヤーを追加して、文字を入れます。

次にもう一枚新規のレイヤーを追加します。
上から言うと、
レイヤー3(新規)
レイヤー2(赤い文字)
背景(ビリヤニ)
です。
レイヤー3を選択した状態で、四角形選択ツールで文字を囲うように四角く選択します。

次に、画面左上にある以下のアイコンをクリックします。

バケツから中身がこぼれているようなアイコンですね。
これは塗りつぶしツールといい、選択範囲を一色で塗りつぶすときに使います。
赤い文字の背景ですから、色は白でいいかな。
カラーサークルの白をクリックしておきます。
先ほど四角く選択した範囲の中でクリックすると、

四角の中が白で塗りつぶされます。
「おいおい、文字が消えちゃったじゃないか!?」
「どうしてくれるんだよ、訴えてやる!」
はいはい、落ち着いて。
画面右下のレイヤーの小窓を見てください。

この小窓の中身は、上から見下ろしているイメージになっています。
一番上のレイヤー3が白い四角のレイヤー。
二番目のレイヤー2が赤い文字のレイヤー。
赤い文字の上に白い四角があるのですから、文字が見えないのは当然です。
どうすればいい? 入れ替えるでしょ!(笑)
今はレイヤー3が青くなってますよね、つまりレイヤー3が選択されています。
赤丸のアイコンは、レイヤーの順番を変えるものです。
この状態で赤丸のアイコンをクリックすると、順番が一個下になるのです。
(その左側のアイコンは順番を一個上にする機能)
クリックしてみましょう。

どうです?
白い四角が赤い文字の下に入って、いい感じになりましたよね。
(この画像では、レイヤーの小窓は見やすい位置に移動しています)
レイヤーの小窓を見ると、レイヤー3が上から二番目に変わっています。
透明なシートが重なっているのをイメージすると分かると思います。
あとはこの三枚のレイヤーを結合して、名前を付けて保存すればOK。
あー待て待て、この白い背景、こんなにクッキリしてなくてもいいかな。
そう思ったらこうしましょう。

レイヤーの小窓の右下にあるスパナのアイコンをクリックします。
今選択されているレイヤー3のプロパティの小窓が出現します。
この真ん中の「不透明度」を左にスライドしてやると、レイヤー3が半透明になるのです。
お好みの位置まで移動させてOKをクリックしましょう。
あー見やすくていい感じ。
これはレイヤーを結合する前だから、白い四角だけを薄くできるってことですね。
もちろん画像の中の位置の移動だってそれぞれで可能です。
(背景は動かしてはいけませんよ)
こうして納得したうえでレイヤーを結合しましょう。
不透明度を使うと、例えば背景の画像に重ねたレイヤーを半透明にして、背景の画像を見ながら位置を合わせるようなこともできます。
不透明度は、作業の後で戻せばよろしい。
今回はレイヤーの活用法を書きました。
ここに書いたのと同じ作業をしなくても、レイヤーの使い方は理解していただけたと思います。
そして続きはまた今度。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。