第十一回です。
そういえば明日はクリスマスイブですね。
この「イブ」はイブニング、つまり夜のことです。
昔のユダヤ教の世界では、一日は日没で終わり、日が沈んだらもう次の日だったのです。
だから昔はクリスマスは12月24日の日没から始まって、12月25日の日没で終わっていたということですね。
今でも国や教会によってはこれを守っているところもあるそうですよ。
今回はpaint.netでできる、面白い加工についてご案内します。
まずこちら、麻婆丼の画像ですが。

これを加工します。
画面上部のメニューから、

「調整」→「ポスタリゼーション」
をクリックします。
これは「色数を減らしてポスターっぽくする」機能です。
こんな小窓が出ます。

レ点はそのままにして、スライダーを左右に動かしてみましょう。
(全スライダーが連動してます)
右側に表示されている数字が色数です。
スライダーを左に動かすと、色数が減っていきます。

どうです、イラストっぽい感じになるでしょ?
リアルな画像からイラストを作るときって、こういう加工を使うのです。
次は、画面上部のメニューから、

「エフェクト」→「アート」→「鉛筆スケッチ」
を選択してみます。
小窓の「鉛筆の先端サイズ」と「濃淡」を調節してあげることで、鉛筆で描いた絵のようにすることができるのです。

これを誰かに見せて「シャーペン一本で描いた」って言ったら驚かれますよ。
鉛筆スケッチで上手く輪郭線だけが残るようにして、線の部分を抽出して、上のポスタリゼーションで作った色と重ねてちょっと加工してあげると……

セル画っぽい感じにすることもできます。
この画像は短時間で作ったから荒いですが、面白いでしょ。
ガンプラの画像なんかもこの手法を使ったら楽しそう。
paint.netで使うぼかしは、基本は「ぼかし(ガウス)」を使います。
ぼかしはそれ以外にも色々あります。

画面上部のメニューから、
「エフェクト」→「ぼかし」→「ぼかし(移動)」
をクリックすると……

移動してブレているような効果が出ます。
(「麻婆丼、お待たせ!!」って出されたところ(笑))
「角度」はブレる方向、「距離」はブレの長さの調節です。
例えば奥行きのある画像で、手前に写っている部分のみ選択して、このぼかしを使うと動きを出せます。

境目は見逃してくれよん。
本気で作るときはもっと丁寧にね。
画像がザラついているのを整えたい場合は、

画面上部のメニューから、
「エフェクト」→「ノイズ」→「ノイズを軽減」
をクリックします。
これで少しのっぺりします。
普通の画像を「昔の記憶」みたいな夢見る感じにするには、

画面上部のメニューの、
「エフェクト」→「写真」→「グロー」
をクリックします。

小窓の中の「半径」「明度」「コントラスト」をいじってあげるとこうなります。
「ああん、子供の頃にママンと食べた、あの麻婆丼が忘れられにゃーい!」
みたいな感じですね。
paint.netのいくつかの加工についてご案内しました。
こういうのは自分で実際にいじってみると面白さが分かると思います。
さーて、次回の「フォトレタッチしてみよう」はぁ~?
フネです。
ジャンケンポン!(謎)
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。