筋肉少女帯といえば、大槻ケンヂのバンドです。
昔は空手バカボン(最後のテクノバンド(笑))なんつって、大槻は有頂天のケラと組んでいたこともあります。
(当然内田雄一郎もね)
昔、私の友達が空手バカボンのカセットテープをくれて、その面白さに腹を抱えて笑ったものです。
(今は権利の関係で全曲を聴くことはできない)
※あ、YouTubeだと聴けるみたいですね。
酒でも飲みながら聴いてください。ちなみにこのセーラー服の画像ですが、バルテュスの絵画を原久路が写真でパロったものです。
出だしの曲はキング・クリムゾンの『Starless』のイントロに勝手に歌詞を付けたもの。
権利関係の問題で今発売しているCDには収録されていません。
9:11くらいから始まるのはヘンテコな『あの素晴らしい愛をもう一度』だし、
53:32くらいから始まるのはYMOの『RYDEEN』に勝手に歌詞を付けたもの。
他にもサザエさんやら笑点やら……
※NHKのEテレの日曜美術館でバルテュスの特集をやったときに、モデルとなった少女の写真も紹介されたのですが、ソフトながら少女のヌード写真も。
番組の内容が真面目だからいいのだけど、確かああいう画像は所持しているだけで逮捕されるのでは?
(ああ、話がどんどんそれていく……)
昔のサブカルチャーって、本当にカオスでした。
いや、今回はそういう話ではなくてですね。
私は筋肉少女帯の曲は、好きなものもあれば嫌いなものもあるという中途半端なポジションです。
すげーカッコいい曲もあれば、なんか鼻くそほじりながら適当に作ったように聞こえる曲もあるし、評価が難しいところです。
そんな中でいい曲があるのです。
それがこちら。
『生きてあげようかな』
(アルバム「エリーゼのために」から)
どういう曲かというと。
自殺しようとしている女の子がいます。
次に飛行機を見たら自殺しようと、カミソリの刃を本に忍ばせて自宅を出ます。
でも頭の中に色々なイメージが浮かび、それらは何か情けないモノばかりなんですね。
そして女の子は「私が代わりに生きてあげようかな」と思うのです。
大槻ケンヂの優しさが見える、のんびりした調子のいい曲だと思います。
曲の後半に分かるのは、この女の子が好きな人は既に亡くなっていて天国にいるってこと。
雲の上にいるその人は、自殺しようかなと女の子が空を見上げたときしかその瞳を見ることはできません。
大槻ケンヂは言います。
「できるだけ上を向いてお歩きなさい」
人が普通に生活している中で、空を見上げるなんてあまりしません。
あと旅行でもしないと、凄く遠くを見ることもほとんどありません。
私の母は十数年前に亡くなってますけど、私はときどきこの曲のことを思い出して、外を歩くときには上を向くようにしています。
「元気でやってるよ」
「大丈夫だから心配しないで」
そんな気持ちで。
別に本当に母が上から見ていると信じているわけではなくて、そうやって心のリセットをしているわけです。
「母が見ていたらどう思うだろう」
こういうリセットって結構大事です。
音楽ってのは、凄い力を持っていますね。
(今回は前半と後半で全然違ってしまった)
今日は炒飯を作ろうとしたのですが、長ネギがないからタマネギを使って。
ついでに色的にいいかなと紅生姜も刻んで入れてみました。


粗みじん切りのタマネギは正解で、美味しいし食感が賑やかになります。
食べていて思い出しましたが、インド料理店でこういうご飯物がありましたよ。
ただ紅生姜は失敗。
入れる量にもよるのでしょうが、酢の香りが強くて参りました。
紅生姜はあくまで、出来上がった料理に添えるものですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
