スプーキーじいさんって何考えてるの!?

貧乏・暇なし・不健康。一人暮らしのじいさんのブログです。このブログに広告とか金儲けは入っていません。スターは一個だけ付ける主義です。

パスタは巻いて食べよう

ここ数年で日本でもマナーに関する議論がされるようになりました。
おそらく新型コロナ禍がキッカケなのでしょう、咳マナーなんてのがメディアで頻繁に紹介されてましたから。
昭和30年代生まれの私からしたら、「やっとか……」という気分です。

 

例えば吉野家のカウンターで食事しているとき、正面に座っているお客がこちらに向かって、

「ゴホッ! ゴホッ!」

なんてやってると、食欲が消え失せますからね。
ああいうことを平気でやってしまう人が一人でも減れば嬉しいです。
正しくは服の袖の肘の辺りを口の前に持ってくる

 

ただ、同調圧力的な論調は歓迎できません。
ネットで見ていても、攻撃的な意見が目に付くのですよ。
そういう喧嘩腰の言い争いは、マナーから一番遠いものだと思います。

 

 

 

そんな昨今ですけど、まだまだ遅れているところもあります。
私が気になるのは、パスタの食べ方です。
女性ではあまり見ませんが、男性の多くはラーメンみたいにすすってます。
まぁお店によるのでしょうけどね、ロメスパ・バルボアみたいなお店は安いし、お客はほぼ男性ですから。
多少下品なのは致し方ないのかも。
高級なイタリアンなら、すすり食いの比率は低いと思います。

 

私の場合は、子供の頃に母親からパスタの食べ方を教わりました。
私の父親は北関東の田舎者ですけど、母親は東京の山の手のお嬢様でしたからそういうのは得意でした。
自宅でパスタをフォークでどうやって巻くのかを練習して、上手にできるまでは外でパスタを食べることはできませんでしたよ。
教えてくれた母親には感謝しています。

 

 

 

それでは、私が教わったパスタの食べ方を写真で説明します。
少しでも参考になれば嬉しいです。

 

今回使用したのは「あえるハコネーゼ ペペロンチーノ」です。
メーカーのウェブサイト

簡単で美味しいのです

 

 

よく見る間違いの一つは、パスタが出されたときに真っ先にパスタの山にフォークを刺す食べ方です。

ブブー、これは間違い

こうしておいてフォークを一回回して、あとはラーメンみたいにすすって食べている人が多い印象です。
パスタを一口分だけフォークに巻き付けようとしてもこれでは無理です、一回に大量に持ち上げることになってしまいます。
こうしてしまう人は、おそらくパスタの食べ方を教わった経験がないのでしょう。

 

 

では正解。
パスタを出されたら、まず手前にスペースを作ります。
パスタをフォークに巻き付ける場所を作るわけです。
もしお皿に余裕があるなら、これはやらなくて大丈夫。

この写真のように余白が斜面の場合は使えないので、やはりスペースを作りましょう。

 

 

次に、パスタを一口分弱、持ち上げます。

「ちょっと少ないかな」くらいでいいです。

 

※これはラーメンでもそばでもうどんでも同じですけど、一口分弱を一回持ち上げて確認してから口に入れましょう。
そうすれば麺が口の中にスムーズに入ってくれます。
いつまでもズルズルやっていてはみっともないですし、麺を噛み切るのはマナー違反です。
短い麺が最後に残ることになってしまう

 

 

さきほど作ったスペースに、持ち上げたパスタを持ってきます。
そしてフォークに巻いていくわけですが、このときコツがあります。
フォークの歯を全部使うのではなく、端の一本か二本にパスタを引っ掛けるのです。

こうすると、パスタがフォークに丸くまとまりやすいのです。
全部の歯にパスタを引っ掛けると、最後に丸くまとまりにくいのですよ。
これは一度、だまされたと思ってやってみてください。

 

 

あとは右回りでも左回りでも、やりやすい方向に回していきます。
パスタが丸まったな、と思ったら、フォークの歯を上向きに、柄は低くして、フォークですくうように持ち上げます。

フォークを矢印の方向にすくうようにシュッと動かします

ポイントは、フォークの歯先を水平より上に向けること。
こうすることで、巻いたパスタがバラけなくなります。

 

 

どうです、簡単でしょ?
巻ききれなかったパスタが一本ぴょろっと出ていた場合は、そっと無音ですすればOK。

 

 

 

前にも書きましたけど、テレビに出ているタレントさんは参考にしてはダメです。
私が見てきた範囲でも、テーブルマナーがきちんと正しくできているタレントさんはほぼいませんから。
私はバナナマンが好きで、「せっかくグルメ」や「早起きせっかくグルメ」も見ていますが、日村さんの食べ方はダメダメです。
初めての料理でもいきなり調味料をドバドバかけるしね。

 

あと左手を使わないのもダメですよー。

ちょっと怖い(笑)

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。