私は高校生の頃から社会人になった頃まで、ギターと歌を趣味でやっていました。
あくまで趣味なので全然下手っぴなのですけど、ステージに立ったこともあります。
一番頑張っていたのは高校生の頃で、仲間とバンドを組む一方でギター部の部長もやってました。
文化祭となると仲間のバンドとギター部の演奏会で、何回かステージに立つことになります。
また社会人になってからだと、複数のバンドが次々と演奏するライブに参加して、ライブハウスの小さいステージに仲間と立ったりもしました。
でも本当はあがり症なのですよ、元々が。
ギターや歌が好きだから始めただけであって、流れでステージに立つことになったときは足が震えたものです。
そこで暗闇の中のスポットライトに飛び込むつもりで「えいやっ!」っと演奏を始めたら、不思議と冷静になれたりしました。
当然失敗も色々ありました。
例えばギターの弦が切れたりしてね。
フォークソングのバッキングとしてストロークしてる分にはごまかせますが、トレモロの付いているストラトタイプのエレキギターだとチューニングが狂ってしまうのでどうしようもなかったです。
だからライブのときは、その日に新しい弦を張るようになりました。
ピックもよく折れました。
プロがマイクスタンドに多数のピックをくっつけておくのって、理由があるのです。
ギターを弾いていると、ピックの弾きやすい厚さ硬さと折れにくさに差があるのが困ります。
私の場合は色々試した挙げ句に、べっ甲のピックを使うことでトラブルを回避することができました。
今回探してみたら、まだありましたよ!
自分の物持ちの良さには呆れますね(笑)。

数十年前にギターはやめてしまったので、少ししか残っていませんが。
一番手前の列と、右端のサムピックがべっ甲製です。
真ん中の二枚は未使用なので、どこも削れていません。
黄色い透き通った部分がいいですねぇ。
(一番上のはピック入れにしていた小銭入れです)
(そういえば樹脂のピックでもべっ甲風の柄のは多いですよね)
なんで未使用が二枚もあるかというと、べっ甲製品は入手困難になると噂に聞いて買っておいたのだと思います。
ちなみに今だと千円台から二千円くらいで売られてます、普通に買えます。
(これ、メルカリで売るか?)
べっ甲のピックはしなりがありながら強度もあって、弾きやすい理想的なピックです。
あとおむすび型のピックで、一辺が波打った形になっているフラメンコ用のピックも持ってました。
複数の指でジャララーンとやるのをピック一枚で再現できるのです。
歌詞やコードを忘れたりもありました。
それで譜面と譜面台を用意したのに、風で譜面が飛んでったりとか(笑)。
(譜面台は今でも部屋で色々置くのに使ってます、超便利)
この問題については、仲間と嫌になるくらい練習して覚えることで回避しました。
一度文化祭で、別のバンドが演奏中にトチって演奏を止めてしまったことがありました。
あれ、絶対にやってはいけないのです。
ミスっても忘れても最後まで演らないと、聴いてるほうはかなり冷めますから。
そういう意味で繰り返し練習することは大事なのです。
そんなこんなで、私はギターも歌も辞めてしまって久しいのですけど。
何年か前に友人がライブに出るというので、久しぶりにライブハウスに行ったことがありました。
彼は趣味でキーボードをやっていて、でも参加しているバンドはプロ志向で。
どうやら彼は、臨時の穴埋め要員だったらしいです。
ライブは順調に進み、プロ志向だけに演奏は危なげなくて聴き応えがありました。
友人も特に問題なく演奏していて一安心。
対バンなので数曲で終了だったのですけど、その最後の曲でのことです。
本当に最後の最後、ボーカルの女の子が最後の一節を歌ってジャーン! って終わる段階で、あろうことか友人がコードを間違えてしまったのです!
ライブハウスにいた全員が固まってしまいましたよ。
私も自分がミスったようで、背筋が凍りました。
もちろんその後、暖かい拍手はもらってましたけどね。
ライブの後にライブハウスの前で友人と待ち合わせてました。
しばらく待っていたら友人が暗い顔で出てきて、私に挨拶してお礼を言ってくれて。
「やっちまったねぇ」と私。
「やっちまった……クソー!」と彼。
最後の最後に油断したとのこと、それだけ緊張してたのでしょう。
木こりは、木に登ったときは降りてくる最後の数メートルが一番危ないんだなんて言いますしね。
結局彼は、そのバンドをクビになったそうです。
実は、前回チャゲ&飛鳥の画像を載せましたけど、古い音楽雑誌を掘り出したのです。
それで懐かしくて、今回の記事になりました。
自分でちょっとだけ音楽をやった経験があると、プロってのは本当に凄いと思います。
自分で演るのではなく、聴くの専門がいいな私は。
久しぶりに松屋に行って、期間限定メニューを食べてきました。
たっぷり海老のニューバーグソース(¥880)です。

大きい海老がゴロゴロ入っていて食感もよく、ソースはシチュー的ではなくてクラムチャウダーに近い感じでした。
美味しかったけど、また食べるかと聞かれたらないかな。
パンチがない味でしたよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。