たまにはアニメでも見るか　16 - スプーキーじいさんって何考えてるの！？

2025年春アニメの二回目の感想を書きます。

・LAZARUS

第二回はチームが出来上がって、最初のミッションを見せるまでです。
手は込んでいます、予算多い系です。
アメリカのアクション映画的な演出も上手いです。
でも30日後に人類が滅亡するかも？っていう危機感は感じられず。
これ、面白くなるのかなぁ……？

正直言って、『ビバップ』の二番煎じですね。
OP映像、ジャズ、破天荒でクールな主人公、アクション。
全体的には「ビバップ号の連中＋数人」という感じになっています。
おそらく前回書いたとおり、スポンサー企業から、

ビバップみたいなのを作ってよ！

って言われてるのでしょう。

でも形だけではね。
とんでもなく緊急性がある問題が起きているのに、のんびり車で移動してるのはなぜ？
街に暴動が起きていないのはなぜ？
警官が違反の車を止めて取り締まっていて、ドライバーが謝っていて、呑気だなぁ。
この作品の状況とそこにいる人たちの言動が合っていないので、見ていてしんどいです。
この状況で、二階建てガレージからカッコよく車が出動していってもなぁ……

ちなみにDEAとは、アメリカの麻薬取締局のことです。
POLICEやFBIと同じく、銃の使用が認められている捜査機関です。
例えば映画『レオン』に出てくる敵役のスタンスフィールドがDEAですね。
所轄の刑事より偉そうで非協力的なのは、スタンが警察官ではなくDEAだからです。
あともう一つ。
アメリカへ行くときに「POLICE」「FBI」「DEA」などと書かれた衣類を身に着けていると、逮捕されたり射殺されることがあるのでご注意を（笑）。

・ざつ旅-That's Journey-

予算少ない系で作画は雑で、地方の景色や宿は写真の模写なのでリアルで。
こういう旅モノは基本好きですが、旅してる主人公に何の魅力もないので見ていられないです。
一応第二回も見ましたけど、主人公はマンガが描けない、気分転換に旅だ、まだ賞金はある、そんなの見せられても楽しくないのです。
こういう物語は主人公に魅力があって、そのキャラが旅をするから見ていて楽しいのにね。
旅行なんてしてないでマンガを描くか、就職先を探すかしろよって思ってしまいます。

・アポカリプスホテル

やりたいことは分かるような気がします。
でも伝わってこないのです。
予算多い系で手の込んだアニメなのに、それが活きていません。

主人公はAI搭載女性型ロボットですけど、中途半端に感情的で、でもロボットで。
このロボット、言動はほぼ人間でしょ？
言葉の通じない異生物がホテルにやってきているのに普通に接客していて、その異生物は都合よく泊まったり食事したりしてますが。
こいつは変な行動もしているし、訳が分からないのと通じているようなのが中途半端で、それが面白くもなく。
見ているこちらの気の持ちようが分からない作品です。
もし主人公がもっと機械的で、双方がズレてるハズなのに結果合ってしまうとかならまだ分かります。

アニメの無駄遣いですね、マンガにしたら面白いのかも。

・機動戦士Gundam GQuuuuuuX

さて、今回の一番の問題作がこちらです。
以前からこの作品についてはネットニュースでよく目にしていて。
ネタバレが嫌なので記事は読んでいませんが、なんとなく「ファーストのパラレルワールド物」らしいことは知っていました。
第二回を見て、こんな作品だったとは！と驚きました。

ファーストを見た人なら、最初は笑うでしょう。
まるで同人アニメみたいなパロディですからね。
ところがそれが、妙にシリアスにファーストからズレていって。
最後は第一回に繋がる形で終わっていて、マジか？と。

サンライズとカラーが組んだ予算多い系の注目作で、何でこんなことをしているのか。
その必然性がまるで見えていないのが不快で。
別にファーストをいじること自体はいいですけど、なぜ？
最後まで見れば、もしかしたら納得できるのかもしれない。
でも現時点では、ファーストはいじらずにどこかのコロニーでのオリジナルの話でもよかったのではないかと思ってしまいます。
視聴者を混乱させるからにはそれなりの理由があるハズですけど……

LAZARUSとGQuuuuuuXは続けて見てみる予定です。
脱落していく予感はしますけどね、そんなに熱心なアニメファンではないので。

昔（40数年前）、新宿の壁の穴というパスタ屋さんで食べた納豆スパを真似してみました。
和風パスタの元祖なんて言われていたお店ですね。
新宿の壁の穴は閉店しましたが、別のお店が渋谷にあり、他にもお店があるようです。
（新宿が「元祖壁の穴」、渋谷が「壁の穴」で資本関係はなく、大元のお店だけ同じなのだそうです、ややこしい）