2025年の春アニメ、私の中で生き残っているのはLazarusとGQuuuuuuXです。
Lazarusは第三話まで放送済です。
相変わらず人類滅亡など無いかのような呑気さですね。
ビバップっぽさも変わりません。
手の込んだアニメですけど、今一つ乗れない感じがします。
行方不明のスキナーを探すなら、もっと大々的に探したほうがいいんじゃないの? って思ってしまいます。
毎回簡単に少しずつ手がかりが見つかって徐々にスキナーに近づいていくのは、ご都合主義に見えていながらスキナー側の仕掛けた罠なのではないか、そんなことも考えます。
どうやら超絶スキルを持つハッカーが敵方についているようですし。
このアニメ、もう少し様子見ですかねー。
GQuuuuuuXも三回目まで放送済です。
「ファースト」のパロディみたいな第二回の次で、今回はオリジナルの物語に戻りました。
私は基本的にはこのアニメ、好きなのです。
ファーストのパラレルワールドにした理由がまだ分からず、それが喉に刺さった魚の骨みたいになってますけど……
主人公の女の子・アマテ・ユズリハ(エントリーネーム:マチュ)のキャラが立っていて、この子のおかげで物語がグイグイ進みます。
マチュと、まだ謎の多いニャアンと、今回初登場のシュウジ・イトウの三人が中心となっていくようです。
複雑な物語、複雑な設定ですが、少しずつ情報を小出しにしていて、ぼんやり見ていては追いきれません。
そして二回三回見ていくと、段々と分かっていく感じが富野節っぽくてね。
マチュの母親がマチュの入浴中に呼ばれて仕事に行きますけど、その母親がカムランを迎え入れる役人として後のシーンで出てきたりして、気が抜けません。
第一回で出てきたグラフィティをマチュが思い出して見に行くことで、シュウジとの出会いがあったりして。
そのシュウジのグラフィティは、ニュータイプだけが見られるララアのような光を表しています。
そしてモビルスーツの戦いっぷりがダイナミックです。
まだ戦争ではなく、民間人や元軍人が非合法でやっているクランバトル(クラバ)で、MSが二対二でバトルして相手のMSの頭部を破壊すると勝ちになり、これが賭けの対象になっているという設定です。
CGで描かれたMSと音の組み合わせ、あとマチュの叫びがいいですね。
三十分枠の一回でキャラが動き状況説明があり、後半でバトルシーンがあるというこの慌ただしい感じこそ富野アニメですよ。
もちろん富野さんはこの作品には参加していなくて、今の作り手が意識して作ってるということです。
久しぶりに次が楽しみになるアニメだと思います。
あと私が笑ってしまうのは、毎回のEDの入り方。

これって『シティハンター』ですよね!(笑)
みなさんも仕事を終えて帰るときには、星街すいせいの「もうどうなってもいいや」を聴きましょう!
ちなみにGQuuuuuuXについてはネットに色々な情報があるようですけど、私はなるべく見ないようにしています。
富野さんはよく言ってましたもんね、「フィルムを見て! フィルムを見れば分かります!」。
なるべくサラな頭で見ようと思っています。
サラの皿。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。