実はこないだ、メルカリに出していた私の商品が売れまして!
ああ、これで今月は楽になりますよ、有り難いことです。
それで昨日は用事のついでに買い物もしてきて、歩き回ったので疲れてしまって、今日になって久しぶりにカレーを作りました。
そしたらちょっと面白いことになりましてね。
今回はそんな話です。
スーパーに行くと値段が気になるお年頃。
大体一人暮らしで玉ねぎ大を三玉って、使えなくはないけど一玉でいいのにな。
(その前にローソン100に行ったけど、安い玉ねぎは売り切れでした)
それで思いついて、冷凍食品のコーナーに行ったらあるじゃないですか。

これで玉ねぎ約一個分です、これでいいや。
あと鶏もも肉とか色々買って帰りました。
では作り方を。
冷凍玉ねぎを使ったチキンカレー
前に書きましたが今回も、材料を一人分だけ買うのが難しいので二人分のグレイビーを作って、その後は一人分で作りました。
まずグレイビーの材料(二人分)です。
・玉ねぎ(大) 一個
今回は冷凍食品を300g使いました。
パクチーは省略しました。
・サラダ油 大さじ1
・チューブのニンニク 5cm
・チューブのショウガ 5cm
・トマトピューレ 大さじ1
以下の六個をAとします。
スパイスは全てパウダーです。・コリアンダー 大さじ1
(実は今回大さじ半分しか残ってなくて(泣))・クミン 大さじ1
・レッドペッパー 小さじ1
・塩 小さじ1
・黒胡椒 小さじ1
なければ普通の胡椒でいいです。・ターメリック 小さじ1/2
※レッドペッパーと黒胡椒は辛いものが苦手なら減らして、激辛ファンなら増やしてください。
では始めましょう。
1.玉ねぎをみじん切りにする
粗めでいいです。
2.フライパンにサラダ油を入れて中火で加熱して、玉ねぎのみじん切りを入れて炒める
玉ねぎは・混ぜて・フライパンに押し付けて・放置して を繰り返します。
常時混ぜ続ける必要はないし、多少焦げても全然OKです。
最終的に玉ねぎに色々混ぜたものがこげ茶になるまで炒めるのでご心配なく。
さて、ここで問題が。
冷凍の玉ねぎのみじん切りが変なのです。



凄く水分が出てきて、全然炒めている感じじゃないのです。
まぁ冷凍なら水分が出るのもしょうがない、生の玉ねぎと違うけど炒め続けるしかないしなぁ。
ここで塩を一つまみ入れます(分量外)。
で、12分間炒めたのがこちら。

変化がないような気がします、不安……(笑)
少し嵩は減っているようですが。




ここまで黙って炒めてる私もどうかと思いますが(しゃべってたら怖いわ!)
前に生の玉ねぎから作ったときとかなり違っていて、まるで味噌を炒めているようです。
多少焦げ色も付いたことだし、これで良しとします。
あ、本来ならこれくらい色が付いたところで水を大さじ1くらい(分量外)入れています。
分量外の塩と水によって、玉ねぎが美味しくなるのです。
今回はあれだけ水分が出たから入れませんでした。
追記(2025.5/12)
生の玉ねぎを使う場合は、ここまでで濃い茶色になるまで炒めてから3.へ進みます。
4.が終わった時点でこげ茶色になればOKです。
3.強めの弱火にして、ニンニク、ショウガ、トマトピューレを入れて混ぜながら一分間炒める
色が全然違うけど、入れているものも手順も間違ってはいないはず……

4.弱火にして、Aを入れて混ぜながら一分間炒めて火を消す


なんか思ってたんと違いますが、粘度が出たので継続します。
5.一食分(1/2)をフライパンに残して、一食分はラップして冷凍する
これがグレイビー(後述)です。
粗熱が取れてから冷凍庫に入れます、これで一ヶ月くらいもちますよ

すでにかなり長くなってますが、ここからが後半戦です。
一人分の材料です。
・ご飯 一合
量はお好みで、もっと少なくてもいいですよ。
この後煮込む工程があるので、そこでお皿に盛っておきましょう。
・鶏もも肉 100g
うちは唐揚げ用のを買ってきて1/3くらいに切って使ってます。

・水 100ml
・ガラムマサラ 小さじ1/2
これが加わると「カレー屋さんだぁ!」って感じがします。
・砂糖 小さじ1/2
ジャムを使う人もいます、甘味を付けるのではなくコクを付けます。
6.一口大に切っておいた鶏肉をフライパンに入れて、中火でグレイビーを絡めながら全面の色が変わるまで炒める


7.水を入れて強火にして、沸騰したら弱火にして煮込む

ここで何分間煮るのかは、条件によりかなり変わります。
フライパンの材質、大きさ、厚さ、火の強さの違い、微妙なのです。
なので、水分はある程度飛んだがジューシーさは残っているくらいのところを見極めてください。
そこでほぼ完成ですから、盛り付けた場面をイメージしながら判断しましょう。
8.ガラムマサラと砂糖を入れて混ぜて、火を止める

このくらいですね。
日本の一般的なカレーのように小麦粉が入っているわけではありませんから、粘度は低くサラサラに近いと思ってください。
9.ご飯を盛ったお皿に移して完成
お疲れ様でした!


今回は冷凍の玉ねぎで苦戦しました。
正直、美味しく出来たか不安で一杯でしたが……
美味しかったです!
意外ですね、玉ねぎの甘味が強くて、あのC&Cに近い味になりました。
長時間玉ねぎを炒めたのが良かったのでしょうか?
以前のように黒胡椒を入れ忘れることもなく、辛さもきちんとあります。
コリアンダーは少なかったけど、これなら過去イチと言ってもいいかも。
「敢えて」冷凍玉ねぎを使うのも手かもしれません。

これで冷凍したグレイビーが一食分ありますから、次に食べるときは6.の工程からスタートできます。
そのグレイビーですけど。
我々が「グレイビー」と聞くと、「グレイビーソース」を思い起こすと思います。
お肉を焼いたときに出る肉汁にワインなどを加えて煮詰めたソースですね。
肉汁そのものをグレイビーと呼ぶこともあります。
でもインド料理だと上に書いたような、料理の味のキモとなるものを指します。
イングランド料理でもカレーに近い意味でグレイビーという言葉が使われます。
このグレイビーという言葉は料理の歴史を調べている人にとっては悩みの種らしく。
同じ言葉なのに違う意味があるけど、関連性が0ではないとのこと。
このグレイビーの定義について、世界的に共通したものが今は無いようなのです。
ですから使われる場面によって判断する必要があります。
今色々な資料を読んでいますので、何かいい知恵が見つかったらここに書きますね。
とマニアックなことを書きましたが。
久しぶりにきちんとした料理ができて楽しかったです。
このくらいの料理なら、それほどお金もかかりませんしね。
次が楽しみです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
