※数カ所に追記しました。
さて、チキンカレーの次はどうしようかと思いまして。
色々調べた結果、数年前からカレーファンの間で話題になっていたポークビンダルーを作ることにしました。
あまりご存じない方もいらっしゃるでしょうけど、一部で盛り上がっていたりします。例えば東京都豊島区の八仙花(はっせんか、紫陽花の意)。
食べログ ↓
ここはポークビンダルーやスパイシーチキンなどが美味しいとメディアによく登場するお店です。
残念ながら私はまだ行ったことがなくて、最寄り駅は東武東上線の下板橋駅、営業時間はお昼のみとハードルが高いのです。
ポークビンダルーはインド西部のゴア州発祥の料理です。
ポルトガルから持ち込まれたワインビネガーやニンニクを使った豚肉料理を、スパイスをふんだんに使ってインド風にアレンジしてできたと言われています。
酸味があるのが特徴で、それがインド国内だけでなく世界中に広まっていったわけですね。
あと今回はタマネギのアチャールも一緒に作ります。
アチャールはアジアで広く食べられている料理で、分かりやすく書くとカレー屋さんやインド料理店で提供される「赤くて酸っぱ辛いタマネギ」ですね。
(あれはアチャールのごく一部なのですが)
タマネギのアチャールの簡単な作り方を発見したのでトライしてみます。
もちろんこれは無くても大丈夫です。
※ちなみに今回のレシピは、私のような料理初心者でも作れるように簡単にしています。
ネット上で調べると色々な作り方と材料がありますけど、それらを参考にハードルはグッと下げました。
本格的なものとはちょっと違うので、そこんとこヨロシク(笑)。
※タマネギのアチャールはきちんとしたレシピも書きました、是非。
※豚肉をマリネするのには時間がかかります。
もしこのレシピ通りに作る場合は、先にかかる時間を確認してからにしてください。
ポークビンダルーとタマネギのアチャール
一人分の材料です。
まずポークビンダルーの豚肉グループから。
・豚肉 100g
薄切りではなくブロックがいいので「カレー用」を買うといいです。
固まりが大きすぎて食べにくそうなら切っておいてください。
・白ワインビネガー 大さじ1
なければお酢でもいいし、白ワインとお酢を混ぜてもいいです。
(白ワインとお酢から白ワインビネガーを作ろうとすると結構大変、今回のは「なんちゃって」)
私は711の小瓶の白ワインを使いました。
(残りはスタッフが美味しくいただきました)
・クミン 小さじ1/2
・コリアンダー 小さじ1/2
・ターメリック 小さじ1/2
・チリペッパー 一つまみ
・カルダモン 一つまみ
・ニンニク(チューブ) 2cm
・ショウガ(チューブ) 2cm
・砂糖 小さじ1/2
・塩 二つまみ
次はポークビンダルーのタマネギグループ。
・タマネギ 大1/2
・サラダ油 大さじ1
※追記(2025.6/1)
・水1 50ml
・カットトマト(缶) 50g
・水2 150ml
・ガラムマサラ 一つまみ
あとご飯を一人前ですね。
今回私はターメリックライスにしましたが、普通の白ご飯でいいですよ。
それからアチャールグループ。
・タマネギ 大1/2
・塩 小さじ1
・カレー粉 小さじ2
・レモン汁 大さじ2
・サラダ油 大さじ1
では作りましょう。
1.豚肉グループの材料を全部器に入れて、よく揉み込んでラップをして冷蔵庫に入れて一晩置く
時間がない場合は一時間でもOKです。
豚肉が余って複数回作るつもりなら、一回分ずつ分けてこの工程をやって冷蔵庫に入れておけば三日くらい保ちます。


スパイスなどを一度に合わせてしまうので楽ですね。
2.炊飯器にお米と水を通常通り入れて、米一合につきターメリックを小さじ1/2、塩を一つまみ入れて、混ぜてから炊く
ご飯が用意できているならここは飛ばしてください。
今回はバターは入れませんでした、ちょっとしつこいのが苦手で。
炊き終わったら炊飯器は早めに洗ってください。
3.タマネギを縦半分に切り、片方は薄切り、もう片方は少し厚く切る
薄いほうはポービンに、厚いほうはアチャールに使います。
4.アチャール用のタマネギを器に入れて塩をもみ込み、ラップをして冷蔵庫に15分ほど置いておく
浅漬けですね、もみ込みながらタマネギをバラします。


5.フライパンにサラダ油を入れて中火にかけて、ポービン用のタマネギを入れて炒める
常時混ぜ続ける必要はありません、多少の焦げも大丈夫です。
じっくり茶色になるまで時間をかけて炒めます。




ここで少し水を足してもよかったかな。
※追記(2025.6/1)
ここで水1を入れて、混ぜながら炒めてください。
こうすることでタマネギを茶色にしやすく、かつ美味しくなります。
水気がなくなってタマネギが茶色になったら、6.に進みましょう。
6.カットトマトをフライパンに入れて混ぜながら一分間炒める
缶のカットトマトは残りを器に移して、缶に入れたままにしないように!
器に移してラップして冷蔵庫に入れたら、二日間以内に食べきってください。


7.一回火を止めて、アチャール用のタマネギを取り出して、カレー粉とレモン汁とサラダ油を入れてもみ込み、ラップして冷蔵庫に入れておく
アチャールを作らないのならここは飛ばしてください。
アチャールはこれで一応完成で、しばらく置いておくと味が馴染みます。

アチャールは冷蔵庫で一週間くらいもちます。
※追記(2025.5/31)
アチャールですけど、すぐに食べないで置いておいたほうが美味しくなることが分かりました。
上の画像のアチャールを作ってから半日後に食べてみたら、かなり違う味になっていて。
最初はイマイチかな? と思っていたのですがね。
ですから、作った後半日とか一日とか置いておいてから食べたほうがいいですよ。
あとカレー粉の刺激が苦手な人はカレー粉は減らしてもいいと思います。
8.フライパンに豚肉グループを全部入れて、中火でよく炒める
豚肉は生ですから豚肉の全面の色が変わるよう、混ぜながらよく炒めてください。



9.水2を入れて強火にして、沸騰したら小さめの弱火にして煮込む
この煮込みはかなりじっくりです、条件によって違いますが15分以上かけます。
焦げ付かないように時々混ぜてください。
煮込んでる間にお皿にご飯を盛っておきます。



チキンカレーのときとは違って、サラサラの部分が少なくなるまで煮込みます
10.最後にガラムマサラを一振りして、火を止めて、器に盛って(アチャールも)完成
お疲れ様でした!


初めてにしてはよくできました、美味しかったです、満腹です。
ターメリックライスはキレイですけど、ここに緑色が欲しかったですね。
ポービンは普通のカレーと違って酸味があって美味しいです。
アチャールもレモンの酸味があるし、今回の料理は夏向きです。
アチャールがお店のみたく赤くならなかったのは、シンプルにした材料のせいでしょう。
豚肉はあまり柔らかくなりませんでした。
色々と課題も残りましたが、ほぼほぼ満足です。

これも改良していけば、お客様に出せる味にできそうです。
チキンカレーばかり作っていたから、豚肉のカレーを新鮮に感じてしまいましたよ。
さあて、鶏、豚と来たら、次は……?
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。