私が小さい頃。
幼稚園に通っていた頃だと思います。
私はピーマンが嫌いでした。
もう当時の記憶はかなり薄らいでいますが、私はピーマンは嫌がって食べませんでした。
ある日の夕方、私はうちで一人で遊んでいました。
私はミニカーが好きで集めていて、それを並べていたのだと思います。
そこへ姉(六歳上)がやってきました。
手に小さい器と小さいフォークを持っていました。
姉は私の隣に来て、私が遊んでいるのを見ながら、器の中身を食べ始めました。
なにやらいい香りがしてきます。
お腹が空いてくる時間帯です、私は姉が食べているものに吸い寄せられました。
姉が、
「食べる?」
と聞くので、すかさず、
「食べる!」
と言うと、姉はあっさりと持っていた器とフォークを私に渡しました。
いつもなら、意地悪して渡さなかったりするのに。
器に入っていたのは、細切りにして油で炒めてしょう油を絡めたピーマンでした。
炒めたてなのでしょう、湯気が立っていました。
しょう油の香りが食欲をそそります、私はためらうことなくそれを食べました。
「美味しい!」
これは、母と姉が仕組んだ罠でした。
ピーマン嫌いの私にピーマンを食べさせようとしたのです。
まんまと引っかかった私。
お陰様で今ではピーマンは好物です。
近い内に炒めてみようかな。
好き嫌いがある人は多いと思います。
ただ食わず嫌いは自分の経験が減るようで、私は損だと思っています。
一通り試してみないとね。
埼玉県民のソウルフード、だうどん(山田うどん)がいつの間にかカップ麺になっていました。
二種類あるようで、まずたぬきうどん。





柔らかいうどんに揚げ玉とワカメ!
だうどんの基本ですね、分かってらっしゃる!
若い頃に埼玉県に住んでいた私にとって、懐かしい味でした。
それから、赤パンチ味ラーメン。




えっと、ピリ辛で美味しかったですけど。
だうどんでラーメン食ったことないし。
だうどんにラーメンはあるけど、赤パンチ味はないし。
赤パンチ味って、そこだけですね。
だうどんの「パンチ」というのは、モツ煮込みのことです。
だうどんでは安いモツを使ったメニューを開発して、値段を抑えながら満足感を足したのです。
その辛いバージョンが赤パンチです。
分からなくはないですが、どうせ作るなら天ぷらそばかきつねそばでしょう。
ちなみに「だうどん」という呼び方は、1970年代後半には既にありました。
埼玉県民に愛されるだうどんの、歴史あるニックネームってことですね。
当時はロードサイド店ではなくて、駅近の定食屋的なお店でしたよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。