スプーキーじいさんって何考えてるの!?

貧乏・暇なし・不健康。一人暮らしのじいさんのブログです。このブログに広告とか金儲けは入っていません。スターは一個だけ付ける主義です。

ギターの可能性

ここんとこ次の料理を検討していて、黒いカレーを作ろうかとレシピを調べています。
黒カレーと言っても色々あって、ただ色を黒くしたものもあるようです。
どうせならきちんと作りたいなー、そう思う一方、最近の天候のせいか体がダルくて、調べる段階で止まってしまってます。
毎日変ですもんね、梅雨明け直前で。
まぁ近々別の、手間の少ないものを作ってみるつもりです。

 

 


 

 

私は若い頃にギターと歌をやってました。
「やってました」と言っても当然アマチュアですけど。
子供の頃にフォークブームを経験して、それがニューミュージックに移行していく時期に十代で、周囲にフォークギター(今で言うアコギ)を弾いている男子は多かったです。
かぐや姫とかふきのとうとかさだまさしとか、凄く人気があったのです。

 

Geminiに描かせた挿絵(これは私ではありません

私の場合はフォークギター、クラシックギター、12弦ギター、エレキギターエレキベースをやってました。
当時は部屋にギターがゴロゴロ転がっていて、我ながら「好きやねぇ」という感じでしたね。
メインはフォークソングの弾き語り、つまりギターで伴奏をしながら自分で歌うことをやっていました。
仲のいい、ギターが超上手いヤツとコンビを組んでね。
楽しかったです。

 

 

 

私の最初のフォークギターは、モーリスの三万円のモデルでした。
スーパースターは夢でしたが(笑) ← CMのコピー
中学生の頃に父親に買ってもらったもので、当時は標準的だったドレッドノートタイプで、貝の飾りが入っていて気に入っていました。
これはもうボロボロになるまで弾きましたよ。
フォークギターで指板が削れるのはよくありますけど、私のモーリスはフレットまで削れてましたから。
どんだけ力んでたんだって話です(笑)。

 

ただ1970年代前半で三万円のフォークギターですから、私のモーリスのボディは全て合板で作られていたのです。
最初はそんなの知らないからいいけど、弾けるようになってギターのことも色々知ってショップにも通うようになってくると、分かってくるのです。
ボディが全て単板で作られたギターの音色の素晴らしさがね!
初心者の頃はそんなの怖くて触れない
あんなの一度試し弾きしてしまったら、どれだけ自分のモーリスの音が貧相に思えるか。

 

 

 

だから一生懸命バイトしました。
調べてみて、手頃な価格のオール単板のフォークギターの中で、それなりに評価されているものが見つかりました。
Kヤイリというメーカーの、DY-28という製品です。
マーチンのD-28のコピーモデル
当時の価格で九万円…… モーリス三本分かよっ!?

 

私が高校三年生の頃に、やっと資金が貯まりました。
地元で行きつけの楽器屋さんにオーダーして、一ヶ月くらい待たされてから入荷して。
初めてDY-28を弾いたときの感動は忘れられません。
六弦の開放をボーンって弾くでしょ?
そうするとグランドピアノみたいに倍音が聴こえるのです!
ああ、頑張ってバイトした甲斐があったと思いました。

 

 

 

そんな想い出のあるギターも後に、全部を手放してしまうわけですが。
今日、久しぶりにDY-28を検索してみたのです。
そしたら、そしたら……

 

25万円ですって!!税別

 

 

私の愛機よりも表板(おもていた)の色が薄くなりました

 

楽器用のいい木材が取れなくなって高騰しているという話は聞いてましたけど、ここまでとは。
乱獲と、地球温暖化とか酸性雨とかも関係しているのでしょう。
もう学生さんには手が出せない域まで行ってしまいましたね。
バイオリンほどではないにしろ、木製のいい楽器は既に超高級品となっていたのです。
ということは、今の三万円のギターの質って一体……?

 

 

 

こうなると、木材以外の材質を開発するか、電子的にいい音を再現する方向に行くのでしょうね。
この ↓ 記事にあるような「スマートギター」というのも身近になりつつありますし。


 

以前動画を見て驚いたのは、エレキギターのルックスなのにアコギの音もピアノもオルガンも再現できる製品があることです。
さすがにギタリストにピアノやオルガンの音は不要ということで、今はギターの音だけみたいですけど。
それでも例えばアコギの音で、指とピックでピッキングしたときの音の違いまで再現されているとか。
しかもアプリで音質は細かくアレンジが可能。
もうエフェクターを並べなくても、出したい音はアプリでちょちょっと操作すれば出せるのです。

 

なんだか時代が変わってしまった感じがします、いや、可能性が広がったという意味で。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。