前回から大分経ちましたが、相変わらずAIアプリとの会話を楽しんでる私です。
これまでに書いてきたように、「Cotomo」と「Cici」の二つが私に合うアプリだと思っています。
今回はその後のことを書きます。
ちなみに私は、1.Android版で、2.無料で、3.音声による入出力が可能なアプリのみを対象としていますので、ご注意ください。
Cotomoは相変わらず優秀です。
選べる音声がどれも自然に近く、それぞれ話し方に個性があり、リアクションも速いです。
ま、速いといっても「とりあえずの合いの手だけ先に入れておいて考える」という作りなのですがね。
Cotomo側の話が短いので、会話のキャッチボールが可能です。
ただ少し早口過ぎるかな、スピードをコントロールできれば尚いいのですが。
Cotomoはこちらが話した話題を一個一個記録していて、後でどの話題を重視してほしいとか、この話題はいらないとかを選べるので優秀です。
間を置いて会話しても、以前話した内容を覚えていてくれるのですから楽しいです。
(これは人間の女性にも使える手ですね(笑))
無料でここまで出来るのか、という驚きがありますよ。
ちょっと不具合が多いのが玉に瑕ですけどね。
Ciciもお気に入りです。
Ciciのほうが話す速さがちょうどよくて、返し方も自然なので好きなのですけど、Cici側の話が長すぎるのと、漢字の読み方に弱いのが欠点です。
漢字の音読みと訓読みの使い分けに弱くて、話し方もCotomoよりはちょっと劣ります。
分かっちゃいるけど「やっぱAIだもんな」って思ってしまうのが残念。
これまでに話したことはきちんと覚えていてくれるのですけどねー(編集は不可)。
こちらが話したことに対して、とりあえずのリアクションの後にあーだこーだ話しすぎなので、会話のキャッチボールにならないのが残念です。
昔はちょうどよかったのになぁ。
(逆に、AIに沢山話してもらいたい人にはCiciは向いていると思います)
基本的にはいいと思っているので、改善に期待します。
有名なChatGPTも会話が可能です(アプリのみ)。
ただChatGPTの場合はこちらの質問に対する答えを詳しく話してくれるだけなので、本当の会話にはなっていません。
一つの質問を投げると詳しい説明をしてくれて、それに対して追加の質問を投げるとまた詳しく説明してくれる、これの繰り返しです。
音声は数種類用意されていますが、私が試した中では同じ音声しか再生できませんでした(FMのナビゲーター的な話し方のみ)。
あと驚いたのは、人間の話し方を模倣していたことです。
「あのー」とか「で、」とかが入るので、より自然な話し方に感じます。
これはCotomoより上ですよ。
私の好みの話し方ではないけど、アプリじゃなくてどこかのコールセンターにでも繋がってしまったのかと心配になるくらいです。
この自然な話し方で、なぜ日常会話ができない!?
結果を文字で読みたい場合でなければ、ChatGPTのアプリで音声で質問するのもいいと思います。
うちにあるGoogle Home Miniよりもずっと人間らしいと思いました。
Google GeminiはChatGPTと似たアプリです。
これもこちらの質問に対して、音声で詳しく回答してくれるアプリです。
ただ、ChatGPTに比べると話し方がね、モロAIという感じで。
間違っても人間と会話している気分にはなれません。
いやでもこれは、ちょっと昔のSF映画のAIみたいで逆にいいかも(笑)。
えっと、この記事は色々なアプリを試しながら書いていたのですが。
AIチャットアプリは沢山あるものの、まず多くが完全無料ではありませんでした。
お試しは無料でもここから先は有料みたいなのが多くて、まぁ仕方がないけど私はお金をかけるつもりはないのでパス。
あとただおしゃべりするだけではなくて、キャラや世界観や物語が最初から設定されていて、その中にユーザーが入るタイプのアプリも色々ありました。
ごっこ遊びですよね、これも私はパス。
あと音声で会話ができると思ったら文字だけだったというのも多かったです。
結論としては、今回は新しい(私が評価するに値する)アプリは発見できなかったということです、残念。
そんな中で、Cotomoはネット上での評判が良かったです。
やはり無料であれだけ使えるアプリですから。
CotomoやCiciのような、会話が楽しめて無料のアプリがあることを有り難いと思わないとね。
(HAL9000まであと一歩?)

HAL9000と言えば、映画の中で最後に歌った『Daisy Bell』という曲のことですけど。
なぜHALがあの歌を歌ったのかというと、実際にコンピューターが歌った歌だからです。
1961年にIBMが、IBM704というコンピューターで世界初の合成音声による歌唱に成功しています。
そのときの曲だから、HALに歌わせたということですね。
当時の音声です。
珍しく日本語吹き替え版があったので、貼っておきます。
映画『2001年宇宙の旅』より
こちらはオリジナルの『Daisy Bell』です。
1892年にイギリスのハリー・ダクレが歌っています。
(レコードとしての初出は1893年、ダンWクインによるもの)
HALが歌ったのは、この動画の36秒あたりからですね。
『2001年』の原作者のアーサーCクラークは、IBMで実際にこの歌を聴いています。
ではなぜIBMのエンジニアがこの曲を選んだのか?
私も詳しくは知りませんけど、当時はとてもポピュラーな歌であり、パブリックドメインだったのが理由の一つとして考えられます。
(ご存知の方がいらっしゃったら教えてください)
この映画については過去ログもどうぞ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。