※今回は新作ではなくて、これまで何度か書いてきたチキンカレーのバージョンアップです。
多少進歩したので書きました。
過去のチキンカレーの記事は残しておきますけど、インデックスからは削除してしまいますね。
今後もしうちの記事を読んでチキンカレーを作ろうという奇特な方がいらっしゃいましたら、こちらの記事を参照してください。
日々、カレーに関してチョコチョコ調べている私です。
今のメインの課題は、スパイスのブレンド方法です。
私がカレーを作るときって、基本的にはスパイスは既存のレシピの通りにしています。
その中で微調整はしているものの、じゃあ一からブレンドを作ってみろを言われても無理なのです。
だって基礎ができていないのだから。
知っているのはベーシックな組み合わせの比率とか、ターメリックは入れすぎるなとか、そのレベルですよ。
それで何か教科書になる本はないかと探して、役に立ちそうなのを見つけて買おうとしているところです。
「スパイスはこう組み合わせろ!」みたいなヤツですね。
(以前書いた私の教科書もそこまでは書いてない)
とっころがこれが見つからないんだなぁ。
ま、自分で言うのもなんだけど、狙った獲物は必ず奪う神出鬼没の大泥棒……
じゃなくて! (LUPIN the Third~♪ )
今買えるカレーのスパイスについて書いてある本のほとんどって使えないのですよ。
ほとんどの本の内容が、スパイスの歴史があって、スパイスの種類があって、その次がいきなりレシピ集、で終わりなのだから。
困るなぁ。
でもなんとか目星はついたので、近々入手できると思いますけどね。
そのうち「30種類のスパイスをブレンドしました!」とか言い出しそう(嘘)。
そんな中で見つけたのが、東京都新宿区百人町(JR大久保駅そば)にある魯珈(ろか)というカレー屋さんの齋藤店主(ワンオペ)のアドバイスです。
日本のカレー界(?)ではかなりの有名人ですね。
私は魯珈の前まで行ったことはありますけど、人気すぎて待ちが長いのでお店で食べたことはないのです。
食べたことがあるのは以前コンビニで出していた魯珈監修のカレー弁当とか、吉野家で出していた魯珈監修のカレーくらいなものです。
あゝ無情。
齋藤さんが語っていたのは、インド料理寄りのカレーを作るときに、インド料理のレシピに縛られるなってことです。
「インドでこう作っているのだから、我々もそうしないとダメ!」
ではないって話ですね。
私が理解できたポイントは、
・スパイスは加熱しすぎれば風味が飛んでしまうので、使うときはなるべく後にする
・最後に水を入れて煮込むレシピが多いが、長時間の煮込みは不要
あとこれは齋藤さんじゃなかったかもしれないけど、
・洋食のタマネギの炒め方とインド料理のタマネギの炒め方は違う
というのもありました。
1へぇ。
だからこれらを活かしてカレーを作ってやろうと思ったわけです。
チキンカレー ver.3
では二人分の材料です。
(今回の記事の画像は三人分ですのでご注意を)
以下をAとします。・コリアンダー 小さじ2・クミン 小さじ2・レッドペッパー 小さじ1/2・黒コショウ 小さじ1/2・ターメリック 小さじ1/2・塩 小さじ1/2・カルダモン 小さじ1/4・シナモン 小さじ1/4※カルダモンとシナモンはなくてもOK。
※上記は大辛の分量なので、辛くしたくない場合はレッドペッパーと黒コショウを減らしてください。


今回はカルローズ米を使いました。
では作りましょう。
1.鶏もも肉は一口大に切っておく
唐揚げ用のお肉を流用するなら、半分から1/3くらいがいいと思います。
2.タマネギは粗みじん切りにしておく
いつもと同じです、画像の大きさでOK。

3.フライパンにサラダ油を入れて、強火で加熱する
今回はバターを使いました。


※これまでは「強めの中火」と書いてきました。
これは洋食のタマネギの炒め方を真似したからです。
で、インド料理のタマネギの炒め方は強火が基本なのだそうです。
洋食みたいに「飴色になるまで」ではなくて、焦がしながらこげ茶まで炒めるほうがいいとか。
どちらで炒めるかはご自由に。
4.タマネギを入れて混ぜながら炒める
炒め始めに塩を二つまみ(分量外)振ってください。
常時混ぜ続ける必要はなく、混ぜて、返して、放置の繰り返しになります。


もしタマネギが乾いた感じになって焦げそうなら、水を20cc(分量外)入れます。
鍋肌から入れるか、タマネギを寄せて空いたスペースに入れること。
そこから混ぜてください。
少し焦げても大丈夫、火を弱める必要はありません。


この差し水は何回入れても大丈夫ですよ。
ただし、タマネギが乾いた感じになったときだけです。




(笑)
これくらいの色になればOK、もっと濃くしても大丈夫です。
5.中火にして、ニンニクとショウガを入れて混ぜる
すぐに香りが立つので、30秒間くらいです。

6.同様に、トマトペーストも入れて混ぜる
これでスパイスと塩が入っていないグレイビーの出来上がりです。

7.鶏もも肉を入れて、表面の色が変わるまで混ぜながら炒める


8.弱火にして、Aを入れて混ぜる
30秒間くらいでいいです。

9.水を入れて一旦強火にして、沸騰してきたら中火にして煮込む
煮込む時間は10分間です。
時々混ぜながら、ご飯の用意をしておきましょう。


サラサラカレーなので、ドロドロにならなくても大丈夫です。
10.砂糖とガラムマサラを入れてかき混ぜて、火を消して盛り付けて完成
砂糖はコクを出すためのもので、ジャムを使う人もいます。
お疲れ様でした!

美味しくできました(パセリを振りました)。
これまでと同じようでいて、スパイスの味や香りが立っているように感じます。
タマネギのコクも強くなった気がします。
辛さもしっかりあって、ご飯が進みますね。

あと例のソリレスね、塩麹の効果で柔らかくなってました。
ソリレスを使うのなら塩麹漬けはオススメです。
これまでに何回も作ってきたチキンカレーが、また少し美味しくなりました。
このメニュー、スパイスと調味料を揃えておいてあとお米があれば、思い立ったときに鶏肉とタマネギさえ買ってくれば作れるので有り難いです。
タマネギを炒めるのにちょっと時間がかかってしまいますがね。
時短したいのなら、キーマカレーのほうが早いと思います。
あと具を足すとしたら、ナスやトマトを1cmくらいの角切りにして、鶏肉と同じタイミングで入れてください。
こういうアレンジはご自由に。
というわけで、チキンカレーのレシピを新しくしました。
新メニューに中々かかれなくて申し訳ないです。
もう少々お待ちください。
夏が終わったので、少しは元気も出てくるでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。