スプーキーじいさんって何考えてるの!?

貧乏・暇なし・不健康。一人暮らしのじいさんのブログです。このブログに広告とか金儲けは入っていません。スターは一個だけ付ける主義です。

たまにはアニメでも見るか 24

前回に引き続き、秋アニメの感想を書きます。

 

 

 

正直言って第一回の最後まで見ていられませんでした。
これ、面白いですか?
マンガ家の先生が子供っぽくダダってて、アシスタントがそれをなだめてて。
一個も笑えないのですけど。
こういうだらしないキャラで笑いを取りたいなら、もっと上手にやらないと。

 

見ていて、笑いよりも不快感のほうが強かったです。
深夜二時台のマンションであんな大騒ぎしてたらクレームが来るだろうし。
それ以前に、深夜二時台にあんな大声を出そうと思わないですよね、普通。
そういう非常識が並んでいて、それがおそらくギャグで、視聴者を笑わせようとしているのです。
下手だなぁ。
作画のレベルも低いです。

 

ついでに。
プロでもアマチュアでも、マンガの締め切り間際を修羅場というのは無能な証拠です。
高橋留美子先生をはじめとした有能なマンガ家は、締切を必ず守ります。
計画性のない仕事しかできない人が、修羅場だ修羅場だと騒ぐのです。

 

 

 

顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君

https://kashiwada-ohta.com/ ← 公式HP

 

これも私はターゲット層ではなかったです。
うるさくてバカな主人公が出てくる作品に用はないです。
間違っても感情移入なんてできません。
しかも演出が酷い。
冒頭のババ抜きのシーンですが。
どのカードを抜いてどうペアになってどう上がったのか。
そこをすっ飛ばしているのですよ、なんで?
双方の持ち札をきちんと描かないなんて、意味が分かりません。

 

無表情の女子生徒に怒りっぽい男子生徒がイタズラを仕掛けて、驚いた表情を見てやろうという物語です。
もうその時点でかなり無理ですけど、もしかしたら面白く料理してるかもなー、そう思って見てみたのです。
失敗でした。

 

あとね。
主人公の男子の黒目が小さいのは受け入れられません。
個人的な意見ですが、あれは脇役の目。
これも世代の差なのでしょう。

 

 

 

幼なじみに恋してる女の子の物語です。
身体測定のシーンから始まり、その後は主人公の回想シーンが延々と続きます。
試写室みたいな場所で自分の想い出を見ている主人公が出てきます。
いきなりこれですか。
説明のための回想シーンは必要でしょうけど、もっと上手く入れられないのか。
被さる主人公のモノローグも聞き取りづらかったです。

 

作画のレベルは低いです。
あとストーリーの進め方がギクシャクしていて、キャラが人形みたいなのもどうかと思いました。
幼なじみの男子と主人公の女子が学校に遅くまでいて、帰ろうとしたら男子が自転車の鍵を無くしたことに気づいて。
普通ならもっと慌てるでしょ?
早く帰りたいんでしょ?
「廊下には落ちてなかった」って余裕の表情でゆーっくり歩いてる女子を、作り手は変だと思わないのですね!

 

 

 

今季最も私に合わなかった作品です。
冒頭からポエムですよ?
見てる人のこと、考えてます?
しかも主人公は何でも優秀で、常に女子がそばにいる男子っていう。
それが思いっきり不自然に気取ってて、セリフも一々変。
そして仲間たちのグループがしっかり出来ていて、全員がカッコいい男子かカワイイ女子という。
それが昇降口に集まって輪になってグータッチ。
やれやれ(笑)。

 

自分がこの作品のターゲット層ではないのはすぐに分かりました。
これって「仮想青春」でしょ?
リアリティは置いといて、こんな青春を体験したいっていう視聴者のための。
ときめきメモリアル』とかの恋愛シミュレーションゲームに似てました。
あれを「シミュレーション」と言ったらシミュレーションに失礼ですが

 

 

 

申し訳ないですけど、今回書いた四作品は私には合いませんでした。
第二話以降も見る作品が減るのは有り難いですが、いい作品が多くて忙しいほうが嬉しかったな。
荒唐無稽な物語でも視聴者を楽しませてしまう、そんな力技が見たかったです。

 

毎度思うことですが、作り手のイメージ力が貧弱になっているのではないですか?
上に書いた、無くした自転車の鍵を探すシーンだって、その場に自分がいたら? と考えたらあんな風に描くわけがありません。
どうしよう、どうしよう? って慌てて、そういう表情と話し方になって、素早く動くでしょ?
もし自分が男子なら女子に謝ったり先に帰っていいと言うだろうし、女子ならいいよいいよっていうセリフが出るはずです。
その「その場に自分がいたら?」を考える能力が劣っているのなら、作品を作る仕事に就くべきではないです。

 

でもたぶん、イメージ力があるかないかは自分自身では分からないのでしょう。
たとえばスマホをいじりながら歩いたり、自転車で十字路に突っ込んでいったり、傘の先端を後ろに突き出して歩いたりっていうのも同じことです。
そうしたらどうなるか? をイメージできないからやるのです。
そういう人にイメージしろって言うのは、目の見えない人に色を教えるようなものですよ。

 

 


 

 

これは数日前の夕暮れ時の空を撮影したものです。

 

 

キレイでした。
なんか、栗きんとんを食べたくなってしまいました(笑)。
このペースだと、お正月なんてあっという間に来てしまいそうです。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。