スプーキーじいさんって何考えてるの!?

貧乏・暇なし・不健康。一人暮らしのじいさんのブログです。このブログに広告とか金儲けは入っていません。スターは一個だけ付ける主義です。税込表示です。

商品を普及させるためには

※今回はちょっと汚い話が混ざるので、お食事中の方はご遠慮ください

 

 

 

 

 

 

唐突ですが、私はTOTOの便器が嫌いです。
なぜか。
ゴミが素直に流れないことが多いからです。
「ゴミ」の詳細は書きません(笑)

 

前に住んでいた団地の部屋のトイレには、TOTOの便器が付いていました。
団地自体が古いので、便器もかなり古いものだと思います。
この便器、ゴミが流れないのですよ。
細かくなったゴミがくるくる回っているだけで、まるでダメ。
普通なら二回か三回、酷いと五回か六回流してやっとゴミが流れきる状態なのです。
しかもタンクに水が貯まるまでに三分間くらいかかるので、それを待ってから流し直して、それでもダメならまた三分間待つの繰り返しで。
素人目に見たって「こんな水流じゃ流れるわけないよ」という便器でした。
呆れましたね、こんな製品を出荷する企業、OKを出す管理職がいるのかと。

 

今までの人生で、色々な場所でトイレを使わせてもらってきて。
やはりゴミが一回で流れきらないことはありました。
それで便器を見てみると、そこには「TOTO」と書いてあって。
もう自分の中では「TOTO = ゴミが流れないトイレ」という法則が成立しているのです。
トルネード水流のトイレも使ったことはありますけど、あれもゴミが流れきらなかったです。
いやいや、底のフタを開けてゴミを捨てて、後から水を流す普通のトイレのほうが絶対にいいでしょ?
実際、今度の部屋のトイレは非TOTOで、普通の方式でゴミは一回で流れきっています。

 

 

 

でもTOTOのトイレって普及率高いですよね。
私はこれを、宣伝と営業の成果じゃないかと勝手に思っています。
製品そのものの魅力とは関係なく、ということです。
でなければ説明がつきません。

 

たとえばVHSという家庭用ビデオの規格がありました。
ライバルにBetamaxというソニーの規格がありました。

 

二つの規格が争った結果は、VHSの圧勝でした。
この理由は色々言われていますけど、実は簡単なことです。
日本中の津々浦々にナショナルのお店があったからなのです。

 

あの当時、町にソニーのお店なんてありましたか?
ないですよね。
でもナショナルのお店(とか日立のお店)はありました。
日本ビクターが開発したVHSをナショナルが採用して、日本中のナショナルのお店に置いたわけです。
家電量販店がまだ少なかった時代に、最近話題のビデオデッキを買いにナショナルのお店に行ったお父さんは、店員さんに言われるままにVHSを買って帰って。
お隣さんがその話を聞いて、同じお店でVHSを買うわけです。
まだビデオテープが高かった、ビデオソフトなんて高級品だった時代に、仲良しと違う規格のビデオデッキなんて買う理由がありません。

 

でも純粋に規格を比較したら、性能的にはBetamaxの圧勝です。
なにしろ長年プロ用機材を作り続けてきたソニーが、その技術をダウンサイジングしたのがBetamaxですから。
VHSは逆に、家庭用として普及させるためには低価格が絶対条件だとして、削れるものは徹底的に削って作りました。
テレビを録画しておいて後で見るという使い方なら、高度な技術は不要だという考え方には納得ですけど。
後に性能面での競争になったとき、Betamaxの人気は根強かったのです。

 

 

 

同じことが崎陽軒のシウマイにも言えます。

横浜の中華街で食事したことがある人なら分かると思います。
中華街で食べられる焼売って大きくて具沢山でとても美味しいです。
一方の崎陽軒のシウマイって小さくてシンプルで貧相ですよね。
別に不味いとは言いませんけど、中華街の焼売と比べたら勝負になりません。
シウマイ弁当のご飯は冷めても美味しい逸品 ← 炊き方に秘密がある

 

崎陽軒は昔からテレビCMを流し続けています。
その影響で「崎陽軒のシウマイは美味しい」という人が多いのだと私は思っています。
中華街へ行ったことがなくても、崎陽軒は知っている。
お店の名前を出したほうが通っぽい。
そういうことでしょう。
今度「崎陽軒のシウマイが一番美味い」と褒める人がいたら、他のどのお店と比較したのか聞いてみるといいですよ。
ウソです、絶対にやめてください

 

私は若い頃に横浜で働いていて、横浜で生まれ育った同期がいて仲良くなって。
そいつの家へ遊びに行ったときのことです。
その友人のおばあさまがたまたま家にいて、二人きりになる場面があって会話しました。
黙っているのも変だなと思って、若かったから余計なことを言ってしまったのです。

 

おばあさまは生まれも育ちも横浜だと聞き出した私は、

「それなら崎陽軒のシウマイはお好きですよね」

と言いました。
そしたらおばあさまは急に渋い表情になって、

「あんな機械油臭いもの食べないよ」

と吐き捨てるように言ったのです。
別に本当に油の臭いがしたわけではなく、機械で作っていることに対する嫌味ですね。
今でも忘れることができない言葉です。

 

 

 

世の中には沢山普及して大勢が利用しているものがありますが、そのシェアは商品そのものの良さにより獲得したとは限らない、そういうことです。
そして人間は、宣伝にとても弱いです。
私は前は、メディアリテラシーという考え方が普及することで宣伝の効果は失われていくと考えていました。
でも逆でしたね。
例えば日清食品のように、ふざけたテレビCMを沢山流すとファンが増えて商品が売れます。
その商品のことを大勢がSNSで書いて、知名度は加速的に上がっていくのです。
今回は日清食品の商品の評価は別問題なので置いておきます
ある意味、危険な時代なのかもしれません。

 

 


 

 

東京は昨夜初雪でした。
私の愛車、修理費用を捻出できずに放置しているのですけど。
今度の部屋は狭いので外に置いてあります。

 

可哀想に……

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。