世の中には色々なカレーがありますけど、私が関心しないのは「無水カレー」ってヤツですね。
重いフタのある鉄鍋に食材を放り込み、水を入れずに煮込むらしいです。
たしかに水を入れないカレーのレシピは従来からあります。
でもさ、普通のカレーを作るのに、無理して水を入れないというのはちょっと変です。
なぜ「無水」をそんなに推すのか。
「無水カレー」を持ち上げる人によれば、
・野菜の旨味が凝縮される
・栄養が逃げない
・手間が少ない
がメリットだそうで。
水を入れない代わりに野菜を多く入れて、その水分を利用するらしいです。
「だから無水カレーは普通のカレーより上なんだ!」
そう言いたいみたいですな。
一般的なカレーの作り方を大雑把に書くと、
1.食材を油で炒める
2.ニンニク、ショウガ、トマト、スパイス、塩を加える
3.水を入れて煮込む
こういう工程になります。
この3.ですけど、別に料理を薄めるために水を入れているわけではありません。
水を入れることで鍋の中の全ての食材やスパイスから味わいが抽出されて、全体が均質化されてカレーソースへと成っていくのです。
つまり鍋の中のバラバラな食材全てを融合するつなぎのような役割を、水は持っているわけです。
「無水カレー」では必要な水分を出すために野菜を余計に入れるので、その分野菜の旨味は抽出されるでしょう。
でもそんなに普段から、普通のカレーの旨味が足りないと思っていたのでしょうか?
そもそも、普通のカレーを美味しく作ることが出来ていないのでは?
(なら味の素でも入れればいいのに)
「無水カレー」のメリットは「栄養が逃げないこと」だそうで。
では普通のカレーで「栄養が逃げる」って、どこへ?
普通のカレーは水を入れて煮込んだら、鍋の中身は全部食べるのです。
食材を洗い流すわけではありません。
あと「手間」というのはおそらく、火にかければ勝手に出来上がると、そういう意味だと思います。
その程度?
どちらにしたって食材は切るのだし、その程度で「手間が減った!」と喜んでいるのなら、料理なんてやめたほうがいいです。
スーパーで出来合いの惣菜でも買ってくればいいのです。
私は重たい鉄鍋なんて嫌ですよ、洗うだけでも大変です。
大体、無水カレーがそんなに優れているのなら、なぜ日本の津津浦浦で無水カレーが作られていないのでしょうか?
水を入れてカレーを作っている人が圧倒的に多いわけを教えてほしいものです。
(嘘です、知りたくありません)
「水を入れる=薄まる」なんて、軽薄で短絡的な考えです。
(『美味しんぼ』の中にこういう人物が何人も登場しましたね)
それに人と違うことをすれば偉い、個性的なんて、子供っぽいですよ。
新しいものに飛びつくのも程々に。
ととと、攻撃的になってしまいましたが、「無水カレー」が好きな人には勝手にやっといてもらって。
ちょっと今回のテーマに近かったものですから、寄り道してしまいました。
私は食品メーカーのHPをよく見に行きます。
大体どこのメーカーのHPも、レシピのページがあるのです。
これが便利でね。
キューピーのレシピはどれも、少ない食材と少ない手間で作れるように工夫されていて、何度もお世話になっています。
さすが三分クッキング!
S&Bもレシピのページがあって、スパイスについて詳しく書かれています。
(S&Bの「はじめよう!スパイスカレー」のページは使えます)
ハウスのレシピのページもそうですね。
この二社にとっては、消費者がスパイスに詳しくなってくれたほうがいいわけですから。
ハウスのレシピを見ていたら、珍しく水を加えないカレーのレシピがありました。
そこには「無水」なんて書いてなくて、それで見てみたのですが。
主にトマトとヨーグルトの水分で煮込むレシピになっていました。
水をヨーグルトに置き換える辺りは、以前書いたジョージアのシュクメルリを思い出させます。
なるほど炒めたり煮込む工程は同じで、水を入れるかヨーグルトを入れるかの違いだけです。
手間を減らそうなんてことは特に考えていません。
これは興味深いです、「無水有ヨーグルトカレー」ってわけだ。
8種類のスパイスで作るカレー
作ってみました。
今回は二人前なので、分量は半分です。
鶏もも肉は小さめの(200g)を一枚。
トマトは400gのカットトマト缶で代用、多めに1/2を使います。
(余った分は必ず缶から出して、冷凍保存してください)
プレーンヨーグルトも400gのもので、50gだと大さじ3.5くらい。
あとの作り方はこれまでと大体同じですね。
※相変わらずコンロの写真は上半分が赤っぽくなってしまってます。
ステンレスに照明が反射しているのかな? ご容赦ください。













あ~、今回はレシピを書かなくていいから楽だー(笑)。

できました、美味しかったです。
いつものサラサラ系と違って、汁気なし。
バターチキンカレーのようにカシューナッツを使ったわけでもないのにドロドロで濃厚です。
まるで「トマトの味噌」みたい。
食べればトマトの風味がガツン!と来ます。
鶏肉も美味しくて、食欲が増しますね。
やるな、ハウス!(← 池田秀一の声で)

これは真冬もいいけど、真夏に食べたら夏バテが吹っ飛びますね。
トマトやヨーグルトなどの栄養がたっぷり入っている感じがします。
いつものトマトペーストよりカットトマト缶のほうがいいかも。
結構重たい感じで、お腹一杯になりました。
リンク先を見ていただければ分かるとおり、レシピとしてはシンプルです。
水の代わりにヨーグルトを使うことで、この濃厚さが出るのはとてもいいですね。
これは我が家の定番入り確定です。
もう一食分は冷凍してあるし、まだ材料があるから鶏もも肉さえ買ってくればもう一度作れますよ。
楽しみ楽しみ。
というわけで、今回は水を使わないカレーを作ってみました。
これは是非同じように作っていただきたいと思います。
オススメです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。