私は昔、タバコを吸っていました。
30代の後半まではピースライトを一日に50本吸っていたので、立派なヘビースモーカーです。
その前の一時期はキャプテンブラックなんて吸ってて、友達から臭いと嫌がられてましたね。


私は30代の終わり頃にロードバイクを買いました。
CATVで観たジロ・デ・イタリア(イタリア一周レース)の選手たちがカッコよかったのに刺激されましてね。
最初は良かったのです、ロードバイクのスムーズな走りに感動したりして。
あれは本当にアイススケートみたいに滑らかに走りますからねー。
ところがアチコチ走ってみると、自分の心肺能力が酷いことに気付かされて。
坂なんか登った日にゃゼーゼーハーハー、苦しいったらありゃしない。
「これはタバコをやめないとダメだな」
そう思った私は禁煙を決心して、タバコもライターも灰皿も全部捨ててしまいました。
手元にあれば吸いたい気持ちに勝てるわけがありません。
もし吸いたくなっても、買いに行く手間ひまがブレーキになってくれます。
それから職場の連中に「禁煙したぞ」と言って回りました。
私が禁煙に失敗すれば「それみたことか」といじってくる人たちですから、精神的なブレーキにしようとしたのです。
タバコっていうのは食後に一番吸いたくなるものです。
だから食後はガムを噛んだり、やり残した家事を始めたりと、気持ちを逸らすことをしました。
じっと座って吸いたい気持ちと戦うなんて不利ですもんね。
そして私には「ロードバイクで気持ちよく走りたい!」という欲、タバコをやめる理由がデンッ! とあったわけです。
誰かに言われて始めたわけではないのだから、やはり強いですよ。
それからもう一つ、吸いたい気持ちになったときの考え方ですけど。
私はそういうとき、「リアルタイムの体感型ゲーム」だと思うようにしていました。
吸いたい気持ちが敵ですね。
「来やがったな、コノヤロー!」
「負けへんでー!」
そう思って戦う姿勢でいたわけです。
そしてタバコを吸わないことで勝利の快感に酔いしれて、「どーだ、参ったか!」という気分になってましたよ。
お陰様であれから25年、タバコは一本も吸うことはなく、今じゃタバコの臭いは大嫌いになりました。
葉巻はねー、あの香りは今でも好きですけど、禁煙をここまで続けていて吸ってしまうバカもいないわけで。
このまま最後までタバコは吸わないと思います。
ただね。
2020年に志村けんが亡くなったじゃないですか。
あの頃に報じられたニュースの中で、タバコの害のことが書いてありまして。
志村けんはヘビースモーカーで有名で、亡くなる四年前から禁煙を始めていたそうです。
でも彼の肺は穴だらけでした。
タバコを吸っていると肺の組織が少しずつ壊れていって、肺に小さな穴が開いていくのだとか。
そしてその穴は、禁煙しても治りません。
口から入った新型コロナのウイルスは肺に達します。
健康な人ならウイルスは肺に留まりますが、志村けんの場合はあっという間に全身に広がってしまった……
私の肺にも無数の穴が開いているのです。
私も昭和の男です、十代の後半にカッコつけでタバコを吸い始めました。
自分で自分のことを馬鹿だと思います。
もう一つは私の若い頃の親友です。
そいつは飲むのが大好きだけど、酔うとワケが分からなくなるタイプでね。
理由があって離れ離れになってしまいましたが、ある日共通の仲間から亡くなったと知らされました。
酔って自宅へ帰って、寝タバコで火事を出して焼死したそうです。
ショックでした。
タバコの害は健康問題だけではないと、思い知らされました。
私はタバコは百害あって一利なしだと思います。
だからタバコは海外みたいに高い税金をかければいいと思ってます。
たとえばニューヨークでタバコを一箱買おうとすると、約三千円するのだとか。
それでも吸いたい人は吸うでしょうけど、今の若者は手を出さなくなるでしょう。
私と違って禁煙できない人も大勢いるのだし、真面目に検討してもらいたいです。
こないだ出掛けたときに、久しぶりに松屋に行きました。
食べたのは好物の牛ビビン丼です。

前からこれが好きでね。
多少味が変わったとのことで、タレが弱くなったような気がします。
でも美味しかったです。
牛肉、温玉、キムチ、ネギ、海苔と、丼ものとしては豪華なのにこの値段ですから。
オススメです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。