マンガ『攻殻機動隊』がまたアニメ化されるそうです。
今度の七月から地上波でスタートするとか。
士郎正宗というマンガ家が作り出した一冊のSFマンガが、未だに新しい作品に繋がって新作が作り続けられているというのは凄いことです。
原作は1989年から1990年に雑誌「ヤングマガジン海賊版」に年四回ペースで発表されました。
7回掲載されていて、休載はなし。
雑誌掲載時に完結していますが、単行本にするときにかなりページ数が増えています。
その後続編が散発的に描かれて、単行本の1.5巻と2巻にまとめられています。
とんでもなくハードなSFで面白く、SFファンの間では大変好評でした。
(「ハードSF」というのは科学や技術などの深く広い知識を動員して書かれたSFのこと)
そしてこれが他のクリエイターによって広がっていくのです。
その最初になったのが押井守が監督したアニメ映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』です。
興行成績的にはイマイチでしたがビデオソフトが大ヒット。
日本よりも欧米での評価のほうが高かったかもしれません。
この映画は続編も作られています。
それからTVアニメにもなりました。
神山健治が監督した『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』(略称:SAC)から始まるいくつかのTVシリーズ(と映画)です。
その他、他のクリエイターが作ったコミックや小説やゲームもあり、ハリウッドで実写映画化もされています。
こういった派生作品を追っていくのはかなり大変で、私なんかは全然追いきれてないです。
正直言って今回のアニメ化のニュースを見たときに「またか」と思ってしまいました。
個人的には押井版の映画は良かったけど、それ以外の派生作品はイマイチでしたから。
押井版の映画は原作の第一巻をベースにしながら、独自の解釈で作られています。
それでいてあのクオリティ、満足度、さすがです。
ストーリーにしろ映像や世界観にしろ、いいクリエイターが作れば原作と違っても劣化はしないということを証明しています。
原作者もこの映画は評価しているそうです。
※押井版の映画では主人公の少佐の性格を原作とは真逆にしている。
ところが神山版TVアニメはダメでしたね。
SFとかメカとか武器兵器をよく知らない人間が作ったことは明白で、ドッチラケでしたから。
これは原作者も同様で、SACのことを著書の中でケチョンケチョンに貶しています。
そもそもこのSACの準備段階で原作者は色々なリクエストに応えて資料を作ったりしたのに、それが全然使われなかったそうです、もったいない。
たとえばSACの中で、ある技術者が亡くなる直前に自分の意識をコンピュータ内に移植して、それが戦車を操縦して暴走するというエピソードがあるのですが。
攻殻機動隊の世界では人間の脳とコンピュータ・ネットワークを直接接続する技術は存在しますが、人間の意識をまるごとコンピュータに移植する技術なんてありません。
原作者もそれを不思議がっています。
ここがSFの難しいところで、何でもかんでも有りにしてはいけないのです。
(『ガンダム』の中でホワイトベースがワープするようなもの)
(SACの少佐の衣装にしても、原作者は「露出狂」と批判している)
(原作では場面ごとに必要な「装備」としての服を着ているということ)
私はSACの最初のシーズンを通して観て、ダメだこりゃ! と思った一人です。
原作のファンとして、以後のシリーズとか派生作品に期待してはいけないと思ったので追っていないわけです。
「原作派だから原作と違うのはダメ」ではなく、原作と違っても押井版の映画はいい。
そうじゃなくて、間違っているものは最初から観たくないだけです。
それでもSACは人気があるそうですけどね(笑)。
今度のTVアニメ『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』(紛らわしい……)について、私は少し期待しています。
それは特報の映像を観て、いいかもしれないと思えたからです。
上記リンク先を見てみると、今度のはかなりマンガチックな絵になっているのが分かります。
押井版の映画が作り出したリアルな絵柄を完全に脱していますね。
他の作品みたいなフォロアーじゃないってことです。
大体、原作はそんなにリアル寄りの絵じゃないですよ。
それから特報を観てみると、原作の第一巻に出てくるようなシーンが次々と登場しています。
ということは、今度のTVアニメは原作に近いものになるのではないか?
今まで観たかったのに無かった、原作のストレートなアニメ化なのではないか?
『攻殻機動隊』の設定を流用して好き勝手に作られた間違った作品ではなく、ちゃんと観られるものになる可能性を感じるのです。
新作を観る前ですから、書くのはここまでにしておきます。
7月7日(火)の夜11時スタートだそうですから、もうすぐですよ。
ネットニュースでいい商品を見つけました。
ダイソーの調味料入れです。
4仕切り調味料ポット(スプーン4本付)実容量900mL、満水容量1L
先ほど買いに行ったのですけど、入荷していませんでした。
これから出てくるのかな。
入手できたら詳しく書く予定です。

初夏ですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。