前回チキンティッカマサラを作ると書きましたが。
あの記事の中で過去に書いたポークヴィンダルーの記事を読んだら、なんか個人的にアラが目立ったので書き直したくなりまして。
それで今回はポークヴィンダルー(略してポーヴィン、貧乏ではない)の記事を書きます。
前の記事はインデックスからは消しますので。
ポーヴィンに関して改めて。
インドの西部にゴア州があります。

ゴアには貿易港があって昔から栄えていました。
16世紀にポルトガルが攻め込んできて、ゴアをポルトガル領にしてしまいます。
17世紀になる頃にゴアは、ポルトガルのアジアの拠点として凄く栄えました。
その後オランダが攻めてきたけど追い返したり、ポルトガルがナポレオンに占領されたときはイギリスがゴアを占領したりしましたが、その後もポルトガルはゴアを領有していました。
戦後にインドが独立した後もポルトガルはゴアを明け渡さず、鉄鉱石が見つかったことでまた反映しました。
1955年にインドの民衆による領土返還を求める運動が盛り上がり、それに武力で対応したポルトガルに対してインドも軍を派遣、ついにゴアを取り戻したのです。
その後1974年にポルトガルは正式にゴアの主権を放棄しました。
つまり(年寄りの感覚では)つい最近までゴアはポルトガルのものだったわけです。
今でもゴアは非常に栄えた街です。
ヴィンダルー(Vindaloo)はゴア発祥の料理です。
ポークヴィンダルーはインドではほぼ食べない豚肉を使っていて、これはポルトガルが酢漬けの豚肉を持ち込んだことが起源で、これにインドのスパイスなどが加わって形成されていきました。
酸味があるのが特徴で、現地では辛さはあまりないようです。
(海外に出てから辛味が足されたらしい)
ゴアの料理は他のインドの料理とは別物で、ポルトガルの影響が強く残っているのです。
日本でも数年前にポーヴィンが流行って、ポーヴィンを出すお店も増えました。
ポークヴィンダルー
二人分の材料です。
まず豚肉グループ。
・豚肉(カレー用) 200g
大きめの塊がいいです。
・すりおろしニンニク 小さじ2
・すりおろしショウガ 小さじ2
・白ワインビネガー 大さじ2
なければ酢か、白ワイン+酢でもいいです。
・コリアンダー 小さじ1
・クミン 小さじ1
・ターメリック 小さじ1
・レッドペッパー 小さじ1/2
・カルダモン 小さじ1/2(あれば)
次にタマネギグループ。
・タマネギ 一個(大なら1/2)
・サラダ油 大さじ2
・カットトマト缶 100g
・水 200ml
※カットトマト缶の余りは必ず器にあけて冷凍保存してください。冷蔵でもいいですがその場合は三日間以内に使い切ってください。缶に入れたままにしないこと。
※うちでは電子レンジ可のタッパーに入れて冷凍しています。これだと軽くレンチンすればスプーンで崩せるので、好きな量を使えて便利です。
・ご飯 食べる分だけ
・パクチー 少々(あれば)
・ゆで玉子 一個(あれば)
では作りましょう。
※最初に豚肉を一時間漬け込みます、その時間も考慮してください。
※下記のレシピにゆで玉子は書いてありません、お好みで半分に切ったものを添えてください。また別の記事に書いたアチャールも添えるといいです。
1.豚肉グループを一緒にして揉み込み、ラップをして冷蔵庫に一時間以上入れておく
カレー用の豚肉は切り方が大きすぎることがあるので、その場合は適当にカットしてください。

マグロみたい。
冷蔵庫には一晩入れておくといいですが、一時間でもまぁいいです。

2.タマネギはケララ切りにする
① 縦半分に切って、硬い部分を取り、皮をむく
② 繊維と垂直に半分に切る
③ 繊維に沿ってスライスする

3.フライパンにサラダ油を入れて強めの中火にかけてタマネギを炒める
最初に塩を二つまみ入れます。
休み休みで15分間ほど炒めると茶色になります。
途中でタマネギが乾いて焦げそうなら、差し水(分量外)してください。

4.カットトマトを入れて一分間炒める
混ぜながら水分を飛ばすようにします。


5.豚肉グループを全部入れて二分間炒める
豚肉は生なので、後で煮込むにしても全面の色が変わるまで炒めてください。


6.水を4回くらいに分けて煮立たせながら入れて、弱火にしてフタをして20分間煮る
フタは少しだけズラして、時々フタを開けて混ぜてください。
この辺でご飯を用意しましょう。

7.フタを取り、味見をして必要なら塩を足す
この段階でカレーとスープの間くらいのトロトロになります。
8.火を消して、ご飯の脇に盛って、パクチーを乗せて完成
お疲れ様でした!

できました、ランチプレート風にしてみました。
(ゆで玉子も用意すればよかった)
サラサラの酸味のあるトマトスープに豚肉がゴロゴロ入っているような料理です。
これは「カレー」のイメージとは違いますね。
酢ではなく白ワインビネガーを使ったらどうなったのか。

大きめの豚肉をムシャムシャ食べていると、生きてるって感じがします(笑)。
ただやはり一晩漬け込むべきだったかな。
こういう酸味のある料理は夏場に合いますね。
ご飯もだけど、サラダと絡めても美味しかったです。
先に漬け込むので、フライパンでの調理は普段のカレーより楽ちんでした。
比較的簡単な手間で、普通のカレーと違う異国感のある料理が楽しめます。
料理の名前もカッコいいし、是非一度。
というわけで、久しぶりにポーヴィンを作ってみました。
近い内にチキンティッカマサラも作ってみようと思います。
あともっと別のジャンルの料理も開拓したいなー。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。