スプーキーじいさんって何考えてるの!?

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スニーカーやG-SHOCKの寿命

こないだテレビで、27年前のNIKE AIRMAX95を鑑定する番組をやっていました。
あの「エアマックス狩り」のエアマックスですね。

NIKE AIRMAX95
通称「イエローグラデ」

持ち主は箱ごとラップで巻いて保管していたそうですが、箱を開けたら中でアウトソールが分解していてボロボロで、鑑定結果は「買取不可」でした。
エアシステムも変色して縮んでいたし、悲惨なものでしたよ。

 

スニーカーのアウトソールやG-SHOCKのガワに使われているポリウレタンは、年月が経つと分解します。
加水分解と言って、これは避けられないポリウレタンの宿命です。
ボールペンのグリップがベタつくのもこれだそうです。

 

 

 

気に入ったスニーカーを何年も履き続けていると、アウトソールが剥がれてしまうことがあります。
これも加水分解が影響していて、あとは接着剤の劣化も関係します。
湿度や使用頻度によって多少寿命は変わるものの、これを避けることは不可能です。
「加水分解」という言葉から「乾燥させて保存すればOK」という人もいますが、この「加水」の水分はポリウレタンを製造したときに含まれる水分のことです。
後天的にどうにかなるものではありません。

 

私は昔スニーカーをコレクションしていて、アウトソールが剥がれてしまったことがあります。
これは真夏の炎天下のアスファルトの道や、真冬の凍結した道を歩いているときに起きがちです。
突然剥がれ始めるのでビックリしますよ。
そして剥がれてしまったアウトソールを接着剤でくっつけようとしたところで無駄なのです。
接着して圧力をかけて一晩置いても、翌日に歩いてみたら数歩で剥がれてしまいました。
まぁプロに任せれば違うのかもしれませんけどね。

 

※アウトソールのカカトの部分などが減ってしまった場合は、その部分を補修するパテのような製品はあります。スニーカーをひっくり返して、アウトソールの側面にガムテープを巻いて堤防にして、減った部分にパテを盛るのです。乾けば平らだったソールが復活します。元々のアウトソールの色とパテの色を合わせるのがポイントですね。

 

大事に保管しておいたスニーカーでも、十年以上経つと突然アウトソールが分解することがあります。
まるでクッキーかちんすこうのように、ちょっと触っただけでボロボロ崩れてしまうのです。
一度剥がれてから手間暇かけてお金をかけて直しても、アウトソール自体が崩壊してしまってはね。
もうここまで来たら完全に寿命です。
G-SHOCKのガワも同様で、突然崩れ始めるから驚きますよ。
あと腕時計のウレタンのバンドも同じように寿命があるのです。

 

 

 

自分のコレクションが崩壊するのを目の当たりにすると、スニーカーやG-SHOCKに時限爆弾が仕掛けられていることに気付き、沢山買い集める気はなくなります。
それが貴金属のように、何十年経っても同じ姿を保ってくれるのなら別ですけど。
かつてのスニーカーブームのとき、アメリカのコレクターの映像を見たことがあるのですが。
彼は一軒家に住んでいて、その家中にスニーカーの箱が積み上げられていて(トイレにまで!)、一体何千足持ってるんだ? と思ったものです。
あれから約30年、彼のコレクションはどうなったのでしょうねぇ。

 

G-SHOCKにしたってポリウレタンを使用していないモデルはいいですけど、そうでなければ十数年、良くて二十年でダメになるのは確実です。
あとカシオの腕時計で半透明の樹脂を使ったモデルがよくありますが、あれは数年経つと変色して濁ってしまうのですよ。
中古の腕時計を扱うお店に行くとよく分かります、発売時に白い半透明だった本体が黄色く濁って汚らしい感じになっているのをよく見ます。
バラバラに分解するより前に、そういう劣化が訪れてしまうのです。

 

 

 

こういうことを知って思うのは、安くても中古品には手を出さないほうがいいということです。
たとえば私がG-SHOCKで一番好きなモデルがあって、通称「スコーピオン」というのですけど。

CASIO G-SHOCK DW-6620-6
通称「スコーピオン」

文字盤下の大きなボタンが懐かしいですね。
これは1994年に発売されたモデルで、私はすぐに買って愛用していました。
その後故障して手放して、十年以上経ってから中古品を購入したことがあるのです。
「またスコーピオンを使える!」と思って喜んでいたのに、数カ月後にガワがバラバラに崩壊してしまって泣きましたよ。
残されたのは、お風呂に入れた猫のような姿の腕時計……
そりゃそうだ、中古品だって製造されたのは同じタイミングなのだから、それを私が買った時点で20年以上経っているのです。
交換用として売られているガワも同様。
スニーカーも同じですよ、中古品を買う前にいつ製造された物なのかを考えないと。

 

 

 

スニーカーを買うときには、普通は履き潰すつもりで買うからそれを十年以上履き続けて劣化することなんて考えませんよね。
アッパーだって履いている内に劣化していくのだし。
でも腕時計の場合は普通は、何十年間も使い続けることを前提に買います。
だからどこかにポリウレタンが使われているモデルは最初から避けたほうがいいです。
バンドも切れてしまう可能性の低い金属製がいいのです。

 

こう考えてみると、スニーカーやG-SHOCKっていうのは儚いものですね。
いつかは壊れることが前提としてあるのですから。
NIKEはよく古いモデルを復刻販売しますが、あれの人気があるのも分かります。
普通は昔製造販売していたモデルなんて、再生産することはないですもん。
自動車やバイクの場合も再生産はまずなくて、希少なパーツを探してきたり自作したりして何とか維持している人たちが大勢います。
頑張れば維持できる可能性があるだけ羨ましいです。
女性が大好きな靴やバッグも、正しいメンテナンスをしていれば長持ちしますしね。

 

 

 

ちなみに、日産が最近CMを流しているキックスというモデルがありますが。
日産の「kix」という名称は「興奮」や「熱中」を意味する「kicks」と「未知数」の「x」を足した造語です。
一方スラングの「kicks」「kiks」はスニーカーを意味しています。
そういう名前のスニーカーショップもありますしね。
日産の車もそういう意味を含ませているのかもしれません。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。