スプーキーじいさんって何考えてるの!?

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私の好きな音楽 23

今回のワタオトは、懐メロを取り上げます。
どの辺が懐メロの範囲になるかは人それぞれでしょうけど。
個人的に懐かしい曲をJ-POPから選んでみました。

 

 

 

佐藤隆 『from東京』(1982年)

 

ビートルズ世代を自称する佐藤隆のアルバム『P.S. I Love You』から。
大人の男性が過去に失った恋を振り返る、哀愁が漂いながらどこか爽やかな曲です。
きっと主人公の男性は、もう吹っ切れているのでしょう。
そしてNYに行った元カノはどうしているのやら。
この曲を初めて聴いた頃には、こんなドラマチックな恋に憧れてたなぁ(笑)。

 

 

 

ZELDA 『Are You "Lucky" ? ―ラッキー少年のうた』(1983年)

 

私が大好きなZELDAの初期の曲です。
鈴木慶一が参加しています。
中東の音階に文学系不思議ちゃんの歌詞という組み合わせがキャッチー。
後のライブ盤にもこの曲は収められています。
この曲はサブスクでは聴けません

 

いいですねー、ZELDAらしい世界が構築されています。
この当時流行っていた大正から昭和初期にかけてのレトロな文化も匂います。
果たして「ラッキー」は名前なのか? 幸福という意味なのか?

 

 

 

PSY・S 『ドリーム・スープ』(1987年)

 

PSY・S松浦雅也パラッパラッパーの人)がPSY・Sの曲のリメイクをしたり、他のミュージシャンと組んで曲を作ったりしたものを集めたアルバム『Collection』から。
この曲にはZELDAの高橋佐代子などが参加しています。
私にしてみれば夢のカップリングです。

 

聴いていて本当にPSY・SとZELDAの合体だって思えますね、不思議な歌詞やメロディが特に。
この重たいリズムセクションがまたいいのです。
このyoutubeのは音がイマイチですけど、サブスクでも聴けます

 

ドリームスープ、怖いような、飲んでみたいような……

 

 

 

南佳孝 『CHAT NOIR (黒猫)』(1982年)

 

私の大好きなホッパーの絵を使ったアルバム『Seventh Avenue South』から。
もうカッコいいなんてもんじゃないですよ。
「土砂降りの雨 / 濡れた黒猫」で二段階に上がっていくメロディが悲しくて最高です。
間奏に来るツインリードも最高、声も色っぽい!
ニーナ・シモンは私も大好きです(笑)。
っつーかこの曲を聴いて知った
これはJ-POP史に残る名曲ですね。

 

 

 

来生たかお 『浅い夢』(1976年)

 

来生たかおの最初期のアルバム『浅い夢』から。
まだ『夢の途中(1981年)』でブレイクするよりずっと前の曲ですね。
もう最初っからこんな素敵な曲を出していたことに改めて驚かされます。

 

夏の海辺の物語です。
大きな海水浴場なのでしょう、大勢の若者が泳ぎに来ていて、海の家とか民宿も一杯になっていて。
そんな中で一人の男性が一人の女性と出会う場面を切り取った曲です。
見事にそのシーンが浮かび上がってきますよね。

 

私は十代の頃、オモチャみたいなキーボードを持っていました。
それで初めて通して弾けたのがこの曲です。
楽譜を買ってきて、懸命に練習しましたよ。
今ではすっかり忘れてしまいましたが(笑)。

 

当時使っていた楽譜の一部。
これの原本は来生たかおの直筆なのだとか。

 

 

 

鈴木茂 『幻花』(1979年)

 

伝説のロックバンド、はっぴいえんどのギタリストだった鈴木茂のソロアルバム『COSMOS'51』から。
これぞシティポップですね!
私達の世代だと懐かしいサウンドですけど、今の若い世代には新鮮に聴こえるのかもしれません。

 

この人は自分の曲も出していますが、数でいうとギタリストやアレンジャーとしての仕事のほうが膨大です。
まさに縁の下の力持ち。
ただ、残念な事件もありましたけどね。

 

 

 

麗美 『Angel』(1989年)

 

ユーミン松任谷由実)の妹的ポジションでデビューした麗美は、松任谷夫妻のバックアップで人気が出ましたけど、その後独立。
しばらく迷走していたように見えましたが、この曲の頃に自身の世界を確立したように思います。

 

この曲はアルバム『言葉のない友情』から。
将来生まれてくるであろう自身の子供に対する愛情を歌っています。
凄く優しい曲ですね。
こういうのは男性には無理な気がします。

 

その後麗美はシンガーは辞めてしまい、REMEDIOSの名で劇伴を作る仕事で活躍しています。
松任谷夫妻もとんでもない才能を発掘してくれたものですね。

 

 

 

遊佐未森 『山行きバス』(1989年)

 

独自の世界を構築したアーティストの一人、遊佐未森の曲です。
リンク先の画質が悪いのは、当時のテレビを録画したテープから起こした動画だからでしょう。
私もこの曲のこの部分は録画して残してあります。
アルバムとアレンジが違う?

 

遊佐未森遊佐未森であって、他に似ているものがないのがこの人の凄さでしょう。
楽器までオリジナルにしている部分はさすがです。
ときどき無性に聴きたくなる人です。
土曜日のお昼に学校が終わった後、どこか遠くへ行きたくなったりしませんでした?

 

 

 

裕木奈江 『泣いてないってば』(1992年)

 

私にとっては今でも、若い頃の裕木奈江は理想の女性です。
それがどんな性格かは関係がありません。
実際とんでもない人らしい
同じように言っている同世代の男性は結構多い
夏帆と森七菜の顔を足して2で割ると似てるかも(笑)
それがこんなアイドルっぽい曲を歌っていたのですよ、しかもセリフ付き!

 

調べてみたら、作詞:秋元康、作曲:筒美京平ですって。
確かにいい曲です。
初期に自分自身を演じる独特なドラマに主演したときの、田舎から出てくる設定に合わせた曲なのでしょう。
裕木は横浜出身

 

ちなみに裕木奈江というと「バッシングされてた」「消えた女優」なんて言われることがありますけど、あれはデマですからね。
バッシングについては作られた感が強かったです。
テレビに出なくなっただけで消えたと言われるのもどうかと思うし。

 

 

 

斉藤哲夫 『グッド・タイム・ミュージック』(1974年)

 

宮崎美子の懐かしいCM「いまのキミはピカピカに光って」の歌の人ですね。
あの曲は作詞が糸井重里、作曲が鈴木慶一で、斉藤にしてみれば自作の曲ではないことに抵抗があったそうです。
でもそれが大ヒットしたのですから。
あの曲は元々はサビしか作ってなくて、後で慌てて全部を作ったそうです

 

斉藤は日本のフォークソングの黎明期から活躍していた人です。
この曲に至るまで、本人の中にも紆余曲折があったそうです。
斉藤は一時期「歌う哲学者」とか言われていたわけで、こういうポップな曲を歌うタイプではなかったと思います。

 

ちなみにこの曲はコーラスアレンジが山下達郎、コーラスにはシュガー・ベイブが参加しています。
そう知って聴いてみるとなるほどって感じですね。
あと小田和正の番組でも披露されてましたね。
気持ちが温かくなるようないい曲だと思います。

 

 

 

というわけで今回はここまで。
こういう懐メロ特集も楽しいですね。
是非また。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。