スプーキーじいさん家の食事　29 - スプーキーじいさんって何考えてるの！？

今回は牛丼/牛めしを作ります。
（29回だけに肉？（笑））
（「牛丼/牛めし」と表記するのは私が松屋ファンだからです）

牛丼/牛めしというと、今の日本じゃお店で食べるものですね。
本当に早い・安い・美味いを長年維持し続けてくれて有り難いです。
昔は牛丼/牛めしチェーン店がなかったから、牛丼/牛めしといえば家庭料理でした。
私は関東・東海で育って、東日本ではお肉の中では牛肉が一番高かったので、牛丼/牛めしを食べる機会は少なかったです。
うちの母は天然でして、どうせ牛肉食べるならすき焼き！みたいなパンクなところもありましたし（笑）。

私は牛丼/牛めしは、作っても年二回くらいです。
手間を掛けたところでお店のほうが安くて美味しいのですから、モチベーションがね。
でもうちで作ると肉や玉ねぎやタレの量は自由自在。
特盛りにしたけりゃすりゃあいいんだし。
味付けに関しては私は修行中ですが、これも自由自在です。

ネットで見ると「吉野家の味を完全再現」なんてのがあって、その研究熱心さには頭が下がります。
（松屋の創業者の瓦葺さんも吉野家の牛丼を徹底的に研究して独自の牛めしを作った）
そういうのもいずれやってみたいところですけど、今回はオーソドックスに作ってみます。
炒飯並にポピュラーな日本の家庭料理なので、わざわざレシピを書くほどのことでもないのですがね。
（いや、炒飯より簡単では？）

※そういえば昔の東京では、牛丼/牛めしのことを「かめちゃぼ」と呼んでいて、何年か前まではそういう名前の牛丼/牛めし屋もありました。
かめちゃぼは無くなってしまいましたが、その系列と言われているのがなんどき屋で、JR新橋駅の近くで営業しています。
（駅の反対側の同名居酒屋の支店のようなものです）
新宿のたつ屋、茗荷谷の丼太郎など、中小の牛丼/牛めし店の一部はまだ生き残っているのです。
ま、この話はいずれまた。

牛丼/牛めし

一人前の材料です。

・牛肉切り落とし　100g

・玉ねぎ　１／２個

・ご飯　一合
　牛肉も玉ねぎもご飯も量の増減はお好みで。

以下をＡとします。

・すりおろしショウガ　3cm

・水　100ml

・砂糖　小さじ１

・しょう油　大さじ１

・みりん　大さじ１

・料理酒　小さじ１

これだとちょっと薄味だと思います。

・紅生姜や七味唐辛子や玉子やみそ汁はお好みで

では作りましょう。

１．牛肉は食べやすい大きさに切る

　　お店の牛肉の大きさを思い出して、食べやすく小さすぎない大きさに切ります。
　　5,6cmくらいでいいと思いますが、吉野家の場合は倍くらいあることもあります。
　　逆にすき家は小さめですね。

　　今回は少なめです。

２．玉ねぎはくし切りにする

　　これもお店のを思い出しつつ、好きな幅で切ってバラします。

　　今回はこのくらいの幅で。
　　これだとネギダクですね。

３．Ａと玉ねぎを鍋に入れて、中火で加熱する

　　玉ねぎは最初から入れておいて構いません。

　　調味料もダイレクトに入れてしまいましょう。

４．沸いてきたら、牛肉をほぐしながら入れる

　　灰汁が出てきますので、こまめに除去しましょう。

　　部屋にみりんとしょう油の甘い香りが漂い、食欲を刺激してきます。
　　母親の台所の香りですね。

５．お箸で時々混ぜながら、牛肉の色が全部変わったら弱火にする

　　このまま15～20分間煮続けます、香りに負けないように！

　　煮込む時間は目安です、鍋によっても変わります。
　　煮汁の量を目安に、各自調節してください。
　　煮ている間に丼にご飯をよそったり、片付けをしておきましょう。

　　これくらいの状態でOKです。
　　これを丼飯に乗せたときに、煮汁が適度にご飯に染みていくくらいと思えば。

６．火を止めて、丼飯に煮込んだ具を乗せる

７．お好みで紅生姜、七味唐辛子、玉子、みそ汁を添えて完成

　　お疲れ様でした！

ね、簡単でしょ。

こういう写真は深夜に見ちゃダメよ。

というわけで、美味しくできました。
炒飯と違って鍋を振ったりしませんし、出来上がりの見極めもアバウトでいいから楽です。
しかも自宅ですから、好きなように食べていいのです。
チーズとか山芋とか鬼おろしをトッピングしてもいいですしね。

一つ思ったのは、自作牛丼/牛めしも美味しいのですけど、お店の牛肉ってもっと薄いと思うのです。
それがあの食感を生んでいるはずです。
じゃあ我々が極薄の牛肉を入手しようと思ったら、肉屋さんに行ってお願いするしかないのでしょうか……？
確か吉野家って、牛肉を冷凍してカンナみたいなので削いでるって聞いたのですが。
それは素人には無理ですよね。
うちの近所に肉屋さんなんてないし。
（変な国ですね、日本って）

追記

今夜も牛丼/牛めしです。
一人暮らしなので材料の関係上、どうしてもね。