スプーキーじいさんって何考えてるの!?

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スプーキーじいさん家の食事 60

さて、いよいよ新しいカレー作りにチャレンジしますよ。
今回は、

バターチキンカレー

です。
人気のメニューですよね、私はあまり食べませんけど。
どうも最初に食べたバターチキンカレー(BCC)が甘すぎて、ちょっと引いたことが残っているようです。
でもこないだ食べた711のエリックサウス監修カレー弁当のBCCが美味しかったので、考えを改めました。

 

今回はまだレシピの調査段階で、実際には作りませんサーセン)。
料理初心者の私のいつものパターンは、ネットで色々なレシピを見せてもらって、それらを比較検討して(Excelにまとめたりして)、自分に出来そうな範囲でまとめてから作るというものです。
それで今回もBCCのレシピを検索してみたのですが、これが中々大変で……

 

まぁそれで、レシピをまとめる過程を書いてしまおうと思ったわけです。
こういう理屈の部分を整理してからなら、作るのも楽だろうということはあります。
あとこういう調査は私の趣味です。
色々調べて悩むところにこそ楽しさがあるのですよ!
素人の生兵法とも言う(笑)

 

 

 

まずwikiによると、BCCはインドでは「ムルグマカニ(murgh makhani)」というのだそうです。
1950年前後に考案された料理で、誰が最初に考案したかを争う裁判まであるそうで。

 

こちら ↓ に詳しく書いてあります。

決着したのかな?

「どこが元祖か?」なんて裁判を日本の食品業界で始めたら、どんでもない大混乱になることは必至ですよね(笑)。

 

 

 

wikiに載っている作り方がこちら。

作り方
鶏肉は、レモン汁、ヨーグルト、スパイスに数時間漬け込む。
スパイスとしては、ガラムマサラ、ショウガ、ニンニク、コショウ、コリアンダー、クミン、ターメリック、トウガラシを用いる。
この鶏肉を伝統的にはタンドールで調理するが、グリル、ロースター、フライパン等を用いることもある。


これをバターを含むマイルドなカレーソースに入れて提供する。
ソースの材料やスパイスには様々なバリエーションがある。
スパイスとしては、カルダモン、クミン、クローブコリアンダー、コショウ、フェヌグリーク等を用いる。

 

ソースにクリームを混ぜたり、飾りとしてかけたりもする。
濃度を高めるためにカシューナッツのペーストを加えることもある。
バター、クリーム、青唐辛子、コリアンダー、フェヌグリーク等を飾る。

 

アッサリとした書き方で、さすがにこれだけではちょっと作れませんけど。
でも基本は、これまで作ってきたカレーと似たようなものです。

 

まず鶏肉を漬け込みます。
レモン汁、ヨーグルト、スパイスと混ぜ込むわけですけど、このスパイスはカレー粉で代用可能でしょう。
この鶏肉を漬け込む工程自体を不要とする人もいて、やるだけの価値がどのくらいあるのかは不明です。
その後は焼いているようですね、やるならフライパンで焼き色を付けるくらいかな?

 

その次はソース作り。
スパイスはまぁ基本的なもので、あとバターを加えるとのこと。
書いてないけどタマネギはマストでしょう、タマネギをバターで炒めることはあるけど、それとは別に入れるのかな?
「クリーム」とあるのは生クリームでしょうか、これと「カシューナッツのペースト」を入れるのは煮込みの段階か。

 

最後の行の「飾る」っていうのはトッピングのことでしょう。
コリアンダー」はつまり、パウダーじゃなくてパクチーを刻んだもののこと。
「フェヌグリーク」はテンパリングしてカレーにかけるのでしょう(香り付け)。
小さい鍋かフライパンが欲しいなぁ
これで大体の作り方は見えてきました。

 

 

 

今回はwikiのおかげで基本的な作り方が分かったので、ネットでレシピを検索して比較検討してみます。

 

まず鶏もも肉一人分100g)の漬け込み。
漬け込むレシピと省略するレシピが混在していますね。
一緒に漬け込むのにヨーグルトはマスト。
あとはバラバラで、カレー粉かターメリック、塩、ニンニクとショウガなど。
この漬け込みの目的は鶏肉を柔らかくすることですが、人によっては「こんな手間をかけなくても調理を上手くやれば柔らかくなるよ」って意見もあります。
漬け込んだら事前に焼くか焼かないかもあり、これは炒めたタマネギと鶏肉を絡めて炒める工程の長さに関係します。

 

カシューナッツは使わないレシピのほうが多いです。
ただカシューナッツ北インド料理のトロミ付けの定番だそう。
お店のカレーのようなトロミとコクが付くそうです。
うちにはコーヒー豆用の電動ミルがあって、カシューナッツも百均で買えるのでハードルは低いです。
カシューナッツを使うとして、その使い方は二つありました。
単純に粉にして入れるか、水と混ぜてペーストにするかです。
水を入れると電動ミルが汚れそうですよねー、粉でいいかな。

 

フライパンにバターとタマネギ(みじん切りかスライス)とニンニクとショウガを入れて炒めます、これはほぼ共通しています。

※タマネギの切り方ですけど、味や甘みを重視するなら大きめに、香り(香ばしさ)を重視するなら小さくだそうです。
 なんでもみじん切りにすりゃーいいってもんでもないようですね。
 今回はスライスにします。

ここに入れるトマトは、多くのレシピがカットトマト缶を使っています。
その量には幅があって、一人分だと平均が100gくらい。
ということは余るのです、一缶400gのものが多いですから。
缶に入れたままにはできないので、ジップロックに入れて空気を入れないように閉じて冷凍しないといけません(約一ヶ月保つ)。
100gずつ冷凍しておけば後で楽ですけど、ちょっと面倒な作業ではあります。
あとは四人分のBCCを作ってしまい冷凍するか

 

スパイスに関しては、

①単純にカレー粉で済ませるレシピ

②パウダースパイス数種を混ぜて入れるレシピ

③ホールスパイスまで使うレシピ

に分かれます。

 

②か③の場合は、パプリカをメインにします。
カレー粉+パプリカというレシピもあります
その代わり、ターメリックは減らすか、未使用とします。
ターメリックは主に色付け、カレーを黄色くするもので(ターメリックライスとか)、あとは独特の香りと風味です。
パプリカ(パウダー)は赤い色付け(タンドリーチキンとか)がメインのスパイスです。
普通のカレーは黄色、BCCは赤ってことですね。
パプリカは「辛くない唐辛子」と言われていて料理の味や香りの邪魔をしない

 

②ならあとは基本的なスパイスを使います。
コリアンダーとクミンとガラムマサラをそれぞれパプリカの量の半分、もし辛さが必要ならレッドペッパーをパプリカの1/4程度。
あともし有るなら、シナモン、カルダモン、クローブをパプリカの量の1/4ずつ、カスリメティは本当に有ればでいいので一つまみ入れます。

※カスリメティはwikiのレシピに出てきた、フェヌグリークの葉を乾燥させたパウダースパイスです。
 甘さとほろ苦い香りが特徴のようで、中には「BCCには欠かせない」なんて書く人も。
 でもあまり見かけないし、調べてみたらお高いようですね

シナモンは別にして、最後に一振りというレシピもありました。

 

スパイスと鶏肉のどちらを先に投入するか(あるいは同時か)はレシピにより分かれますが、魯珈の齋藤さんの考え方を当てはめると後ですね。
鶏肉を事前に焼いておくとタマネギと絡めて炒める部分は短くできるので、先でもいいのかな。
事前に焼かないならスパイスは後、焼くなら前か同時と考えれば良さそうです。

 

鶏肉に火が通ったら、ここに入れるものがあります。

カシューナッツ

・牛乳

・生クリーム

・水

・砂糖

しょう油

カシューナッツはいいとして、牛乳と生クリームは二択です。
水は使うか使わないかがハッキリと分かれていて、カットトマト缶の水分がどのくらいかによるのかな。
牛乳を入れればその分水分量は増えるわけだし。
これも実際に作ってみないと分からないですね、ドロドロなら水で伸ばすかな。
砂糖やしょう油は隠し味でしょう。

実はこの辺の食材を入れるタイミングはレシピによって様々で、迷うところです。
牛乳か生クリームは、煮込みの序盤か終盤かに分かれています。
あとタマネギを炒めるのにサラダ油を使うレシピでは、煮込みの終盤でバターを入れたりします。
しょう油や砂糖などは終盤に入れるようです。
どうしよっかなー。

 

そして最後に味見をして、塩を足して完成です。

 

 

 

大体の方向性は見えてきました。
うちで必要なのは、鶏もも肉、タマネギ、ヨーグルト、カシューナッツ、カットトマト缶、生クリーム、バターも切れてました。
あとは気合いですね、初めての料理ですから(笑)。
実際に作ってどうなるかはお楽しみに。

 

 


 

 

前にスパイスについての参考資料を探していることを書きました。
参考になりそうな本ですが、まずKindle Unlimitedに入っていれば無料で読める中ではこれ。

調理科学×カレーの事典 (食の事典シリーズ)』(監修:水野仁輔)← amazon

他の本にはないような、調味料やスパイスの組み立て方が書いてあります。
ただ私が望むものに比べるとちょっと浅いかな。

 

そしてこの本より突っ込んだ内容と思われるのがこれ。

理由がわかればもっと美味しく作れる! スパイスカレーの教科書』(監修:水野仁輔、著:東京カリ~番長)← amazon

 

さらに詳しい本がこれ。

水野仁輔 カレーの教科書』(著:水野仁輔)← amazon

 

二冊目と三冊目は中を見ていないのでなんとも言えませんし、三冊目はかなり高いです。
どこかで立ち読みできるといいのですがね。
誰かプレゼントしてください、喜びます

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。