前回の続きです。
・『スキップとローファー』
簡単にあらすじを。
石川県から東京の高校に進学してきた女の子（岩倉美津未（みつみ））が主人公の学園モノです。
親戚のナオちゃんのマンションに居候して、初めての東京には期待が一杯。
本人はしっかり者の優等生のつもり（主席です）、でもドジでちょっとお騒がせ者だったりします。
故郷には愛する家族や親友の遠山文乃がいて、スマホで連絡を取り合っています。
みつみが入学式へ向かう電車を間違えて迷子になっているところに、イケメンだけどぼんやりで優しい志摩聡介が現れて助けてくれます。
ルックス的にはイマイチで田舎者のみつみは入学式での大失敗もあったので、クラスでは浮きそうになりますが、聡介が声を掛けてくれたことで周囲の目が変わります。
学園コメディで青春群像モノですね。
まだ物語は始まったばかりで、本当にこれからという感じです。
みつみのドジを使った笑いが鈍くて、ちょっと笑いは弱いかな。
（どこかテンポが私とは合わないようです）
まぁギャグアニメではないので、ほんわかした空気になればいいのでしょう。
高校入学から始まるクラスの仲間達の物語で、最初はバラバラだった生徒達が段々とくっついていくものと思われます。
オープニングなどを見ていても、暗い展開はあまりなさそう。
安心して見られそうですけど、評価するにはまだ早いです。
ちょっと絵柄が趣味ではないのですが、続けて見ようと思います。
・『事情を知らない転校生がグイグイくる。』
こちらは平日の夕方か日曜日の朝にでもやってそうなアニメです。
ある小学校の5年生のクラスで、「死神」という有り難くないあだ名を付けられて排除されている女の子（西村茜）がいます（健気……）。
そのクラスに転校してきた男の子（高田太陽）はそういった事情を一切理解せず、言葉通りに西村は死神で凄い力を持っていてカッコいい！ と接近して仲良くなろうとする物語です。
基本は子供向けのギャグアニメですけど、これは見ていてキツい。
私もご多分に漏れず、小学生の頃には同じようないじめに参加していましたから、高田のセリフが一々刺さるのです。
高田のセリフは、いじめをする者への皮肉です。
高田の明るいキャラがあって、それがギャグになっているのですけど、見ていて単純に笑っていられるアニメではないと思うのです。
明るく元気で空気を読むようなことをせず、そういう意識なしにいじめに対する皮肉を言ってしまう高田は、まるで強力な武器を持った無敵の戦士です。
いじめをしているキャラ達は、高田の言葉に負けるだけです。
そして西村は救われていくという、この無双状態は好きです。
敵をねじ伏せる力を持った者の活躍は、見ている者に爽快感を与えてくれるのです。
このアニメのいい所と（私にとっての）悪い所のバランスが微妙なところです。
作画的には子供向けのギャグアニメですが、そこへどのくらいシリアスな内容を入れてくるかですね。
見続けるかどうか迷いましたが、とりあえず続きは見ようと思っています。
（高田は濃いオタクになりそうですねぇ……）
もう街のあちこちに春がやってきています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
