これも前回の続きです、一本忘れてました。
・『君は放課後インソムニア』
これ、『スキップとローファー』にも登場した石川県が舞台となっています。
高校生の中見丸太（なかみがんた）は不眠症に悩んでいます。
そのことは幼馴染の受川太鳳（うけがわたお）にだけは打ち明けています。
昼間は眠くて頭痛もするので無愛想で、周囲からはとっつきにくい奴だと思われてちょっと浮いていたりします。
幽霊が出ると噂される天体観測室に、クラスの女子に頼まれた用事で中見が行ってみると、使われずに倉庫になったそこはちょっとした秘密基地のようでした。
中見はそこで同じクラスの曲伊咲（まがりいさき）が寝ているのを発見。
二人はお互いが不眠症で悩んでいて秘密にしていることを知り、天文観測室を秘密の昼寝部屋として共有することになりました。
ところがそのことが、養護教諭の倉敷兎子（くらしきうさこ）にバレてしまって……
このアニメ、前に書いた『おとなりに銀河』と同じですね。
原作のマンガを読むとよく出来た作品だと思うのですけど、アニメはその下手なコピーになってしまっているのです。
キャラの絵、テンポ、空間の表現など、かなり上手いマンガだと思ったのですが、アニメが全然ダメで。
試しに両者を見比べてみると分かりますよ。
その下手さ故に、アニメを見ているとイライラしてきます。
視聴者にきちんと伝えようという意思さえ疑わしい、ただなぞってるだけ。
なぞり方が下手だから、意味不明なところもちらほらありました。
試しに一つ突っ込ませていただくと。
第一回の真ん中ら辺、保健室で中見と倉敷が会話しているシーンです。
倉敷がコーヒーがたっぷりと入ったマグカップを持ち上げて、中見と会話しながらそれを回すでしょ。
あんなことしたらこぼれますよ。
湯気の立つコーヒーをよく見もしないで回すなら、コーヒーはマグカップの半分くらいまで減っていないと無理です。
コーヒーを飲んだことのある人なら、すぐに分かることです。
わざわざ枚数増やしてダメにしているわけですね。
こういう無神経さにイライラさせられるわけです。
この、秘密を共有する二人の物語がどうなっていくのか、気になります。
ただそれを、このアニメで追うことはありません。
この作品は実写映画でも公開されるそうです。
森七菜と奥平大兼が主演だそうで、こちらのほうがまだマシかもしれません。
夜空などの表現は、実写のほうが有利ですしね。
キツいことを書きましたが、私の正直な感想です。
前にちょっと書いた松屋の富士山豆腐の本格麻婆めし、もう終売になりましたが。
最近の我が家では、あれのコピー料理をよく作っています。
作り方はまたいつか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
