スプーキーじいさんって何考えてるの!?

貧乏・暇なし・不健康。一人暮らしのじいさんのブログです。このブログに広告とか金儲けは入っていません。

バイトと私 2

春ですね。
またバイトの話を書きます。

 

 

 

前回少し書いた、私の初めてのバイト先は、スーパーの中にあるアイスクリームやハンバーガーを売るお店でした。
通りに面しているわけではなくて、スーパーの店内にあったお店です。
他にもソフトクリームやチーズドッグなど、子供が喜びそうなモノが沢山ありました。
ここのバイトは高校のクラスメイトに紹介してもらいました。

 

初めてのバイトなので分からないことだらけでしたが、店長もバイト仲間もみなさん優しくて助けていただきました。
今考えれば当時の私は15歳(!)、みなさんから見れば子供ですよね。
あと立ちっぱなしで数時間というのが初めてで、最初は足がキツかったです。

 

 

 

最初は一番単純な、アイスクリームをディッシャーで掬ってコーンに乗せる仕事をしました。

すぐに覚えられる仕事でしたが、問題はチョコ味のアイスクリームです。
チョコだけは猛烈に硬いので、掬うのが大変だったのです。
それでチョコだけは、店頭に出しているものが減ってくると予備を冷凍庫から出しておくのですけど、忙しいとそれを忘れていたりしてね。
手が痛くなるので、チョコのオーダーだけは嫌でした。
でもチョコは大人気で、繰り返し格闘することになってしまったのです。

 

慣れてくると、右手にディッシャー、左手にコーンという体制で仕事します。
複数個のオーダーの場合は、三つまでなら左手の指の間にコーンを挟んだりしてね。
アイスクリームを落とさないように、器用に三つ乗せてお客様へお出しするわけです。

 

ある時、チョコを含む三つのアイスクリームのオーダーが入りました。
慣れてきた私は左手で三つのコーンを持って、右手でアイスクリームを掬い始めました。
すると、チョコの温度が上がってなくてコッチコチ。
目の前で親子連れのお客様が待ってます。
懸命にチョコを掬おうと、ウーンウーン、エイッエイッ!

バリッ!

私は左手に力が入りすぎて、コーンを握りつぶしてしまったのです!

 

お客様が待っていますから、つぶれたコーンは床に捨てて、今度は一個ずつアイスクリームを乗せてお客様へお出しして、無事完了。
その後床に落としたコーンを足でどかしていたら……

コラッ!

真後ろで店長が見てましたとさ。
すぐに謝りましたよ。
みなさんアイスクリームを食べるときには、チョコレートだけは考え直していただきたいです(笑)。

 

 

 

その後色々な仕事を教わって、担当範囲が広がっていった私。
ハンバーガー用のバンズをフタ付きの鉄板に放置して真っ黒にしてしまったり(見えないから忘れてた)してました。
しょうがないなぁ。

ある日、比較的ヒマな時間帯のこと。
休憩やら用事やらで他の店員さんが出払ってしまい、お店に私一人だけという状況がありました。
まぁ大体はできるから大丈夫だろうと思っていたら、こういうときに限ってできないモノのオーダーが入るんですよね。
それは、ソフトクリームです。

 

ソフトクリームサーバーっていうのがありまして。

まぁ大体こんな ↑ 感じのもので、上のレバーを引くと下からソフトクリームが出てきます。
オーダーが入ったけど、作ったことはなし。
私はこういうときに正直に言って謝ることができなかったのです、ダメね。
私は他の店員さんがやっていたのを思い出しつつ、ぶっつけ本番でやってみました。

 

左手にコーンを持って、思い切ってレバーを引く私。
すると、凄い勢いでソフトクリームが出てきて、コーンや左手の上にグルグル乗ってきてしまいました!
うわー!!
それでお客様には「機械が故障してしまいました、すみません」って言って、諦めてもらいました。

 

もうお分かりだと思います、あのレバーはゆっくり少しずつ引かないといけないのを、私は思いっきり引いてしまったのです。
後で作り方を教えてもらって、それで普通に作れるようになりました。
でも、お客様にお出しできなかったことは黙ってました。
バレなきゃ怒られないって、ガキでしたねー。

 

ソフトクリームサーバーは毎日、閉店後に中身を全部出して洗浄します。
結構な量のソフトクリームが捨てられてしまうため、よく頂いて持って帰ってました。
コーラ用の大きい紙コップに目一杯入れて、アルミフォイルでフタをしてね。
そのたびに失敗を黙っていたことを思い出して、胸がチクチク痛みましたよ。
でも美味しかったです。

 

今でもソフトクリームを食べるときに、このことを思い出します。
さすがにもう、胸は痛みませんが。
(それで平気でブログに書いたりしてね(笑))

 

 


 

 

うちの楓、日当たりが良い部分はもうこんなです。

まだ葉が柔らかくて、なんだか可愛らしいです。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。