スプーキーじいさんって何考えてるの!?

貧乏・暇なし・不健康。一人暮らしのじいさんのブログです。このブログに広告とか金儲けは入っていません。

何をどう描いたらいいのか

そういえば一度も書いてなかったですけど、私のハンドル・ネームの

フィール・スプーキー(feel spooky)」

って、調べると「気味が悪い」とか「ぞっとする」とかいう意味なのですけど。
おそらく辞書には載っていない、別の意味があるのです。
それは、

「(アメリカ政府関係者が言う)CIA局員

という意味です、隠語ですね。
こういう使い方を始めたのは、経済学者のジョン・ケネス・ガルブレイスと言われています。
ケネディ大統領の頃のCIAは物凄く強大な存在で恐れられていた……と、詳しい歴史の話は置いといて。
こういうあまり知られていない別の意味がある言葉というのが好きで、表向きの「気味が悪い」というのも気に入って、それでHNにしたのです。
私がCIA局員であるわけないですけど、気味は悪いかも(笑)。

 

 


 

 

私はアートを見るのが趣味の一つで、特に絵画を見るのが好きです。
で、自分でもちょっとだけ描いたりしてます。
全然大したことないのですけどね。
スケッチブックと太いシャーペンに2Bの芯を入れたのを使って、チャチャッとね。

 

( ↑ 特にモデルはいません、多数の写真を見てからそのイメージで描きました)

 

この描いている時間が好きで、集中するから色々忘れられていいのです。
私の中で絵は見るのが9,描くのが1くらいの比重ですかね。

 

 

 

ネットを巡っていると、マチュアのイラストがあちこちに置いてあります。
中心にキャラがいる、マンガやアニメっぽいイラストが大多数ですよね。
掲示板に自作を載せて「評価お願いします」なんてのも多数あります。
ただ女の子のバストアップを描いただけのものもあれば、背景まで含めて完成させているものもあります。
習作は置いておいて、完成されていると思われる作品についてよく思うことがありまして。

 

自分の絵を人に見せるために描くとして。
(ここが重要で、自己満足のための絵と区別しないといけません)
その絵を見た人に何を伝えたいのか、つまりテーマが一番大事だってことです。
このテーマがないアマチュア作品の、何と多いことか。
無表情な女の子がいて、それが誰なのか、何をしているのかがまったく分からず、いつどこでどんな場面かも分からない、そういう絵が大多数なんですね。
それを誰かが見ても、1へぇで終わってしまいますよ。
マンガの中の一コマじゃないのだから、一枚の絵で分からせないといけません。

 

分かりやすく書きましょう。
例えば真夏のビーチ、降り注ぐ太陽、そこに水着の女の子がいて「これから泳ぐぞー!」って感じで跳ねている絵があったとして。
それを見た人は、女の子の元気さ、真夏のビーチの暑さなんかを感じるわけです。
例えば冬の夜、コートにマフラーの女の子が屋台で焼き芋を買って、それを大事そうに持ってニコニコしている絵があったとして。
それを見た人は、この子は焼き芋が好きなんだな、寒い日に熱々の焼き芋はいいよね、そう思うわけです。
陳腐かもしれないけど、伝わるものがあるのは分かりますよね?

 

5W1Hがまずあって、描かれたキャラが何を考え、何を感じ、何を望み、何をしているのか。
それを最初に考えなければいけないって話です。
女の子が立っている絵を描くのなら、いつどこで何のために立っているのかを表現しましょう。
その表現のために何が必要なのかを考えましょう。
そしてそれを見た人がどう感じるのか、どう感じさせたいのか
こういうことを意識してプロの作品を見ると、なるほどって思ってもらえると思います。

 

 

 

そして次に、分かりやすく描くことが大切になります。
人物のポーズや表情、服装やヘアスタイル、背景の建物や乗り物、天候や時刻を表すものなどなど。
資料にした写真や絵を忠実に模写する必要はなくて、伝わるようにアレンジすればいいのです。
頭がここにあって、目鼻立ちがこうで、「嬉しい」「悲しい」がきちんと表現されていて、胴体はここ、手と足はここ、どういう服装でどういう髪型か。
こう書くと「当たり前じゃん」と思うでしょうけど、アマチュアの作品ってこんなことすら描けていないものが多いです。
奇妙なデザインの服装はいいとして、そのデザインのせいで腕がどこにあるのか分からない、とか、色の配分が下手で背景しか分からない、とか。
そうなるとその絵を見た人は「なんじゃこりゃ??」となってしまいます。

 

イラストやマンガを描くときに、デッサンは実はどうでもよくて、伝わればいいのですよ。
日本のマンガやアニメで、正確なデッサンで描かれているものってそんなにないでしょ。
ギャグ漫画なんて特にそうです。
日本で昔から描かれている絵の多くは記号なんですよ。
それが何なのか伝わればいい、そういう絵なんです。
やたらとデッサンデッサン言う人は、それが分かっていない。
記号なのだから、正確でなくても分かるように描けばいいのです。

 

カメラワークとして構図を考えるときにも、寄ったり引いたり上下左右、どんどん動かしてみてください。
上に書いた焼き芋のイラストで、焼き芋が小さくなってしまってはダメですよね。
少し離れた位置に立っている人間の目線で描かないといけない、なんてルールはありません。
カメラのレンズで言えば、望遠もワイドも使えばいいのです。

 

 

 

イラストを描くときに重要なこと。

テーマを決めてから描く

一目見て何がどうあるのか理解できるように描く

この二つはマストです。
普段からプロの絵を見るときにも、どうやって表現しているのかを描き手の気持ちになって見ましょう。
(もっとも、最近のマンガって分かりづらい絵が多いですけどね)

 

もし上に書いた、ビーチの女の子を描くとして、頭の中にイメージが広がりませんか?
そう、それがスタートなのです。

 

 


 

 

今年もSpotifyのまとめが届きました。
私が今年、誰の何を多く聴いたのか、そういうまとめです。
私が今年一番多く聴いたのは、Anonymouzの『夜行性』でした。

これは春頃出た曲で、私には非常に強い中毒性がありました。
珍しく一曲リピートしまくったからなぁ。

 

このまとめが私にとっての「紅白」なのです。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。