スプーキーじいさんって何考えてるの!?

貧乏・暇なし・不健康。一人暮らしのじいさんのブログです。このブログに広告とか金儲けは入っていません。

ダイエットって何?

昔知り合った飲み仲間の中に、モデルをやっている女性がいました。
モデルと言ってもその方はベテランで全然有名ではなく、広告の写真の仕事がメインだと言ってました。
でもさすがモデル! と言えるルックスでしたね。
顔の整い方、ヘアスタイルのカッコよさ、服のセンス、そして姿勢と体型の美しさ、素晴らしいと思ったものです。
酔えばノリでポーズを取ってくれたりして、気さくな方でしたよ。

 

その女性と話していて「なるほどー」となった話があって、それは「ダイエット」という言葉についての彼女の考察です。
彼女は「ダイエット」という言葉に警戒心があって、「ダイエット」と付くものに対しては常に眉唾だったそうです。

 

世の女性の多く(全員ではない)は、痩せたいと思っているようです。
そう思っている女性の全てが太っているわけではなく、理想の体型と自分の現状を比べてのことという場合もあるようです。
女性って、男性よりも「女は細いほうがいい」という考え方をすることが多いようですからね。
逆に今すぐ痩せた方がいいと思う女性もいて、色々ですけど。

 

女性が痩せたいと思ったとき、ダイエットという言葉にすぐに手を出してしまう人が多いようです。
沢山ありますよね、◯◯ダイエット、△△ダイエット、何だか無数にあるような気さえします。
でもそのモデルの女性から言わせると、その「ダイエット」って変じゃね? って思ってしまうというのです。
どういうことか、彼女の言っていたことを書きます。

 

 

 

健康で綺麗な体というのは、健康的な生活から生まれるもの。
太っている人は太る生活を続けているし、太る生活を愛しているから痩せない。
一時的に頑張っても、太る生活に戻る気満々だから意味がない。
ダイエットで食事を減らして脂肪と筋肉量が減って、それで太る生活に戻ればリバウンドは確実。
基礎代謝が減るようなダイエットで辛い想いをしてどうする。

 

健康的で綺麗な体になりたいのなら、不健康で太る生活をやめること。
そのためには不健康で太る生活を嫌うこと。
そして健康的な生活を愛すること。
これしかない。

 

夜中の唐揚げやラーメンを我慢するのではなく、嫌うことが必要。
そのためには医学的なことを勉強して、自分の体のことをよく知ること。
太っていることでどのくらいの不利益があるのか、それを知ること。
タバコをやめられない人に、ヘビースモーカーの真っ黒になった肺の写真を見せるようなことをして、太っているとどれだけ不幸になるのかをまず知るのが大事。

 

同時に、健康的な生活のことを知り、実践してみる。
太っている人は自分の飲み食いしている物の良し悪しをよく知らないし、運動することを嫌う傾向がある。
口にしていい物、いいタイミングを知り、実際に運動することで体を動かすことの楽しさを知るのが重要。
運動といってもジムに行くのではなく、普段からなるべく体を動かすことをするだけでも違う。
スポーツを好きになれば尚いい。
最初はキツくても、楽しんでいる人が大勢いるのだから無理な話ではない。
理屈が頭にあれば、モチベーションだって上がる。
目的地が見えていなければ頑張れない。

 

モデルをやっている人達って、元々そういうことをしている。
凄く勉強をしていて、体にいい物しか口にしないし、体にいいことを進んでやっている。
全員ではないかもしれないけど、それが当たり前だから辛いとは思わない。
「別に特別なことは何もしていません」というのはそういう意味。

 

そういう人達は例えば夜中の唐揚げやラーメンなんて、怖くて食べられないと言う。
それらを食べることで自分の体にどんな変化が起こり、不幸になることをよく知っているのだから食べるわけがない。
知識を得ることで考え方が正しくなり、食の欲求も正しくなるのだ。
運動も楽しんでいて、体を動かせない日があるとモヤモヤして早く動きたいと思うものだ。

 

日本での暮らしは、何も考えないでいると太るようになっている。
体を最低限動かすだけで生活はできるし、太りやすい飲食物が氾濫しているから。
人間には「楽をしたい」「脂質・糖質・塩分が過多なものは美味しい」と思う本能がある。
だから企業やお店はそういう商品を出して、儲けようとする。
例えばデパートへ行くと、階段は隅っこにあるがエスカレーターはフロアの中央にあり目立っている。
例えばスーパーへ行くと、カートが当たり前に置いてある。
弱者のためのものを健常者が使って楽をするのは違うと思う。
例えば飲食店のメニューに栄養成分を載せないところは多いし、公表していてもHPの奥深くまで見に行かないと見られないことが多い。
自分で調べて考えるようなことをしないと、儲けたい連中の思うツボ。

 

そして企業は商品名に「ダイエット」と付く、楽して痩せられる(とは明記せずに「スリムを目指せる」という表現をする)商品をどんどん発売していく。
太る生活を愛する気持ちは維持したままでそういう商品に手を出しても無駄なことは明白。
きちんと知識を蓄積している人から見れば、「これで本当に痩せるの??」と思う商品が大半。
太る生活を愛し、勉強を嫌がり、でも痩せたい気持ちはある人はいい鴨。
鴨がいなくならないから、そういう商売は常に繁盛している。
企業は「太らせて食う」を繰り返しているだけ。

 

みんなこちら側に来れば、楽しいし幸せになれるよ。
健康的な生活は決して苦行じゃないよ。

 

 

 

どうです、興味深い話ですよね?
モデルさんや女優さんの全員がこうではないでしょうけど、スリムで綺麗な体型を維持する秘密はこういうことなのかもしれません。

 

この話をしてくれた女性は非常に論理的に話をしてくれたので、私も感銘を受けてよく記憶していたのです。
(間違っている部分があるかもしれませんが)
でも私はとてもここまでは行けず、夜中の唐揚げやラーメンを食べたい気持ちはあり、理屈で考えてセーブしているだけです。
あとは高齢になって食欲が減っていることもあります。

 

読んだ方の参考になれば嬉しいです。

 

 


 

 

年始から大災害や大事故が報じられています。

今年は気を緩めることなく、大晦日にはいい年だったと思えるようにしたいですね。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。