スプーキーじいさんって何考えてるの!?

貧乏・暇なし・不健康。一人暮らしのじいさんのブログです。このブログに広告とか金儲けは入っていません。

モノと私 1

また新しいシリーズなんて立ち上げちゃって、私もしょうがないですね。
このシリーズでは私が好きなモノについて書きます。
第一回はある腕時計の話を。
(単なるモノの思い出話なので、興味のない方はお引取りください)

 

 

 

カシオのプロトレックといえば、山とか登るような人達用に開発された腕時計です。

腕時計でありながら気温や気圧や方位を調べることができる、賢い時計なのです。
(気圧の変化で天気や高度の変動を知ることもできます、あくまで目安ですが)
(全部のモデルが三つのセンサーを搭載しているわけではありません)
私のような山へ行かない人でも、この多機能とデザインのゴツさに魅了されてしまうカッチョイイ時計です。

 

 

 

私が最初に買ったプロトレックがこちら。

カシオ・プロトレック PRT-40 バードライフ

(借り物の写真ですけど ↑ )

なんじゃこりゃ!! っていうデザインでしょ。
これ買ったのって1997年だったかな、三万円でした。
手の込んだ化粧箱に入っていて、皮のバンドが付いていて、おじさんのビジネスウォッチみたいなバックルで着脱が簡単にできました。
女性は絶対に買わないでしょう、私の手でも大きすぎるし、ゴツ過ぎるし。
でも大好きな腕時計でした、男性ってこういうの好きですよね。

 

腕時計が好きな私は他にもいくつかの腕時計を持っていました。
スーツに合うようなスマートなデザインのモノもありました。
こういうゴツい腕時計が子供っぽいことは分かっていましたが、好きなんだからしょうがない。
私はGショックも沢山買いました、カシオは男の子の物欲をよく分かっているメーカーですよねぇ。

 

 

 

それから月日は流れて。
Gショックは比較的普段使いしやすいですけど、プロトレックはやはり大きすぎます。
それで上の時計は手放してしまい、プロトレックはしばらく買いませんでした。
その後急にプロトレック熱が再発した私は、新しいプロトレックを買ってしまいました。

PRG-3300CC

これは昔と違って大分スマートになっていて、ウミガメを保護する団体とのコラボモデルになっています。
これも気温・気圧・方位の測定が可能です。
同じシリーズのもっと地味なモデルを、タモリさんがしていたのをテレビで見たことがあります。
もっともタモリさん、プロトレックの使い方をご存知ないままされていたようですけどね。

 

仕切りのない大きな液晶画面は、表示もスッキリしています。
上のモデルと比べて、明らかに進化したデザインですよね。

 

ただこの腕時計、貧乏になって売ってしまったのです。
好きなモデルで気に入っていて、故障したわけでもないのに手放すのって悲しいです。
ま、自分が悪いのですけどね。

 

 

 

その後、ある中古品売買のお店をブラブラ見ていたとき。
一番最初に買ったプロトレックとほぼ同じ型のプロトレックを見つけました。
それはもうボロボロで傷だらけで、表示も薄くなっていて、バンドなんてほぼゴミで、確か二千円だったかな。
でも動作はしていたので、買ってみたのです。
Gショックだったら買わないです、ガワがウレタン製なので古いGショックは買わないほうがいいです)

 

こいつボロボロの安物だったから、思い切って本体の塗装を落とすことにした私。
このプロトレックの本体は樹脂製ですけど、金属っぽく見えるようにメタリックグレーで塗装がしてありました。
私はそれが嫌いで、地の樹脂の色を出してやろうとサンドペーパーで研いてやったのです。
そうすることにより、工事現場で使っている道具のようなラフさが出ればいいな、そういう狙いです。
(こういう素人カスタマイズが私は大好きなんです、自己責任上等!)

 

プロトレックは複雑な形状なので完璧に塗装を落とすことはできませんでしたが、ラフさは十分に出たと思います。
そしてカーキのナイロンベルトを装着してやり、ミリタリーテイストも加味してあげて完成です。
こうして私だけの一点物ができて喜んでいたら、電池が切れてしまいました。

 

お店に出して電池交換すればそれなりに取られてしまいますから、私は自分で電池交換することにしました。
(高いけどお店に出せば防水は保証されます、自分で裏蓋を開けたら防水は弱まると思っていいです)
ボタン電池を買ってきて、裏蓋を開けて、電池を交換して、裏蓋を閉めて。
そうしたら、まったく表示が出なくなってしまいました。
私はついに寿命が来たのかと、諦めてプロトレックをしまってしまったのです。
ガッカリ。

 

 

 

そして約一年後の今週。
ふと思いついて、しまってしまったプロトレックの電池交換のやり方をネットで調べてみたのです。
もしかしたら自分の手順に誤りがあって、動かなくなったのかもしれないと思いまして。
そしたら、案の定!
私の手順、一つ抜けていたことがあったのです。
それで慌ててプロトレックを出してきて、もう一度電池交換の手順をやってみたところ、動作したのですよ!!

 

もう電池が古くなってしまい、表示がすぐ消えてしまう状態だったので、次の日に電池を買ってきて再度交換。
無事、動きました!!

PRT-400 スプーキーバージョン(笑)

どうです、このラフな道具感、伝わっているでしょうか。
(ベゼルも削ってしまおうかなぁ……?)
各機能は正常に動いていて、表示も濃くなりました。
液晶がダメになったのではなくて、電池が弱っていただけなのです。
ただ残念ながら、ELバックライトは暗くなったままでした。

 

しばらくはこのプロトレックをして出掛けるつもりです。
子供っぽくてもいいのです、本人が気に入っているのですから。
いやーよかったよかった。

 

 

 

今回の教訓ですけど。
メルカリなんかで売られている中古の腕時計ですが、私のように電池交換の手順を間違えてしまい、壊れたと勘違いして安く出している人もいると思われます。
電池交換をするときには、事前に手順を確認してからにしましょう。

 

それと折角ですから、プロトレックとGショック歴史を辿れるサイトを貼っておきます。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。