スプーキーじいさんって何考えてるの!?

貧乏・暇なし・不健康。一人暮らしのじいさんのブログです。このブログに広告とか金儲けは入っていません。

バイトと私 1

私は高校生と大学生の頃は、ヒマさえあればバイトという生活をしていました。
親からお小遣いはもらってましたけど、それ以上に買いたいモノがあったからです。
(オーディオとかレコードとかギターとか服とか靴とか本とか)
お出掛けしたときにはお金の心配なく外食したいですしね。
それと、社会を覗き見る、体験するっていう意味もあって、楽しんでました。
だから一箇所で長くバイトすることはあまりなくて、夏休みはここ、冬休みはあそこって感じで転々としていたのです。
経験豊富な学生だったんですね(笑)。

 

初めてのバイトは、スーパーの中にあったアイスクリームとハンバーガーのお店でした。
時給は¥360!!
今から45年前の話ですから、これで普通。
高校一年生男子が初めてのバイトで、苦労しながら頑張ってましたよ。
ここでは本当に色々なことを学びました。

 

 

 

高校生のときに一番長くバイトしたのが、魚屋さんです。
個人経営の小さなお店で、夫婦で経営してました。
「昔ながらの」という感じではなく、脱サラして起業した的なお店でした。
バイト募集の張り紙を見て応募して、働いているうちに先輩が辞めたので高校の仲間を誘い入れたりしてね。
大将も奥さんも優しくて、働きやすかったです。

 

この魚屋さんは一戸建て平屋でかなり古く、裏にちょっとした空き地がありました。
そこは休憩に使ったり、女性用の更衣室だった物置小屋があったりしました。
その空き地で、大家さんが犬を飼ってました。
「魚屋の裏で犬??」って思ったけどね。
大家さんは高齢の男性で、よくお店に来てました。
大家さんはその飼い犬のことを「ブス」と呼んでました。
(ちょっと普通じゃない方でした)

※本文とは関係ありません

 

ブスは人懐っこい雑種の中型犬で、吠えたり噛んだりしたのを見たことがなかったです。
だからみんなに可愛がられていて、お店のアイドル的存在でした。

 

お店への出入りはお店の脇から裏の空き地へ回って裏口からでした。
お店の脇が狭い通路になっていてそこに扉があって、ブスが勝手に表に来られないようになってました。
バイトが出勤するときと退勤するときはそこを通りますし、大家さんがブスを散歩に連れて行くときもそこを通ります。

 

 

 

ある日曜日、私が出勤して白衣を着て、大きなゴムの前掛けを付けてお店に立っていたときのことです。
「はーいご利用ご利用」
なんつってね。
昼下がり、お店には数人の女性客、前の通りにも歩行者や自転車がよく通ってました。
そしたら、ブスがお店の前に出てきてしまったのです。
誰かがお店の脇の扉を閉めるのを忘れていたのでしょう。
放置しておくわけにはいきません、私は慌ててブスに近寄り、

ダメだろブス、お店に来ちゃ!

と叱りながら捕まえました。
その時、異変を感じた私……
急に寒気が……?

 

振り返ると、店頭にいた女性客が全員、私を見てました……!!

 

そうです、私は言ってはいけないことを言ってしまったのです!
お客さんがその犬の名前が「ブス」だってことを知ってるわけないです。

「私に言った?」

「この店員、何暴言吐いてるの!?」

そんな感じでしたよ。
慌てて、ブスを連れて裏に逃げた私。
しばらくは他のバイトにお店を任せて、お客さんが入れ替わるまでは前に出られませんでした。
大失態です。

 

 

 

夜になってお店が終わって、全員でこの話で盛り上がりました。
私は「大家さんが変な名前付けるからですよー!」と抗議しましたが、大将は、

「これでお客が減って売上が落ちたらお前のバイト代から引くからな!」

と大笑いしながら言ってました。
まったくもう。

 

 


 

 

手作りカレー、また作りました。
前回よりもタマネギを増やして、鶏肉も唐揚げ用の大きなものを使いました。
あと辛さが足りなかったのでレッドペッパーも増量。

満足のいく味になりました。
カレーソースの味に不満はなく、大きな鶏肉にかぶりつけるのも良かったです。
これでスパイスカレーの基本のチキンカレーはマスターしたので、次は別のカレーに挑戦したいです。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。