これまでにカレーのレシピの記事を二回書きました。
大変でしたが、色々な方からスターを頂いたり、コメントを書いていただいて嬉しかったです。
私のような者が書いた記事でも役に立つことがあるんだなーって、そう思ったら元気が出ます。
本当にありがとうございます。
これまでの記事で、スパイスを色々買ってきて混ぜましょうって書きました。
あれが一番、初心者のハードルとなる部分だと思います。
「えー、面倒くさ~い!」
もしそうなら、あのスパイスの部分をカレー粉に置き換えればいいのです。
プロがブレンドしたものですから、間違いなく美味しくなりますよ。
その場合注意しないといけないのは、カレー粉の中には塩が入っているものと入っていないものがあること。
塩が入っているカレー粉で作るのに、更に塩を入れたら塩辛くなってしまいます。
ご注意を。
有名なS&Bの赤缶は入ってないです。
私の記事ではスパイスの量の書き方が微妙で読み辛かったと思います。
基本的な配合を書くと、
・コリアンダー 3
・クミン 3
・ターメリック 1
が基本とお考えください。
ここからそれぞれの好みで変えていけばいいのです。
(ここに書いたのが「絶対正解」ではありません)
ターメリックは色付けが主な用途で、多すぎると土のような香りがしてしまうので増やしすぎないようにしましょう。
辛味を付けるレッドペッパーは完全に好みなので、0でも3でもご自由に。
一般的には1だと思います。
カイエンヌペッパーは辛さが強いので、もし使うのならレッドペッパーよりは少なめにしましょう。
もちろん激辛ファンならどう増やそうとご自由に(笑)。
コリアンダーとクミンの主な用途は香り付けです。
カルダモンを足して香りを豊かにするとしたら1、慣れてきたらコリアンダーを1に減らしてカルダモン3でもいいと思います。
ただカルダモンは難しいので、最初は少なめにしましょう。
カルダモンはお店っぽいカレーの香りと後味を演出します。
シナモンは独特な香りと甘さや辛さがあります。
嫌いな人は入れなくていいし、入れるとしても1から。
調理の最後に加えるガラムマサラは0.5。
完成したカレーに香りと辛さを加えるもので、普通の料理で「最後に塩で味を整える」のと似た役割を持っています。
ですから少量でいいのです、くれぐれも加えすぎないように。
ちなみにガラムマサラは、普通のレトルトカレーを食べるときにちょろっとかけてあげるとワンランクアップしますのでお試しください。
繰り返しますが、ここに書いた比率は絶対ではありません。
大体インドの家庭では一軒一軒使うスパイスもブレンドも違うのです。
昔の日本で家ごとに、みそ汁の味が違ったのと同じこと。
初心者のためにスタート位置を示したにすぎませんので、どんどん変えていってください。
実際、ネットで検索すると多数の比率を見ることができます。
カレーが自由な料理だって、よく分かりますね。
上に「カレー粉を使うと簡単」と書きました。
S&Bの赤缶なんて何十年も愛されてきた商品ですから、美味しいのは当たり前です。
なのに敢えて自分でスパイスをブレンドしてみる、これがカレー作りの醍醐味だと思います。
ただ、ゲームみたいにトライ&エラーを簡単には繰り返せないのがもどかしいところです。
結構根気がいる趣味ですよね。
カレー作りをやっていると、外食したときにカレーの味や香りが気になってきます。
カレー専門店なんかだと20種類とか30種類のスパイスをブレンドしてますなんて書いてあるでしょ?
それに比べて、上に書いたのなんてたった8種類。
「この味、この香り……」
「何をどのくらい入れているのだろう?」
なんて思い始めたら、もう沼ですよ(笑)。
カレーを出すお店なんて、星の数ですしね。
さて、三回目のレシピを書こうと思ったら、前説を長々と書いてしまいました。
ですのでレシピは次に書くことにして、一旦締めますね。
おそらく今日明日には投稿しますので、お楽しみに。
(いつか長粒米も使ってみたいです)
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。