スプーキーじいさんって何考えてるの!?

貧乏・暇なし・不健康。一人暮らしのじいさんのブログです。このブログに広告とか金儲けは入っていません。

変化を求める私

昔勤めていた職場で、仲良くなった方がいました。
私より5,6歳年上の男性で、ギターが趣味の人でした。
私も若い頃にギターをやっていましたから、その男性とは話が合いました。
それだけなら良かったのですが。

 

その男性は私に、「バンドやろうよ」と言い出したのです。
会話の中でよく出てきた、ディープ・パープルとかレッド・ツェッペリンとかの古いハードロックのコピーバンドを、です。
しかもスーツにネクタイで、サラリーマンバンドとしてやろうと言ってきました。
(ダッセェなぁ(笑))
私は断ったのですけど、かなりしつこく誘われて本当に困りました。

 

私が断った理由は、昔やって楽しかったことをもう一回やるなんて意味がないと思ったからです。
仲間と集まってギター弾いて歌ってって、それは楽しかったですけど。
それをもう一回なぞるようなことをしても、楽しさは激減すると思うのです。
「夢よもう一度」みたいなことを言われても、乗れませんね。

 

 

 

人は同じことの繰り返しを好む気持ちと、新しいものを求める気持ちの両方を持っていると思います。
例えば自分の好きな料理なら毎日でも食べたいとか、気に入った曲を繰り返し聴くことはありますよね。
でも入ったことのないお店や、聴いたことのないミュージシャンの曲など、チャレンジする楽しさも知っていると思うのです。

 

私はどちらかというと、変化を求めるタイプ。
知らないお店を見れば入ってみたくなるし、知らない音楽もどんどん聴いています。
それだけではなくて、通勤ルートも出来る範囲で変えてみて、あっちもこっちも行ってみたりして。
そしてそこにまた未知のお店があってみたりして、失敗しても面白いですし。
私は可能な選択肢は全部選んでみたいのです。

こんな私ですから、「判で押したような生活」をしている人の話を聞いていると、

「(随分と狭い人生を歩んでいるんだなぁ)」

とコッソリ思ったりします。
お昼は毎回同じお店の同じメニューとか言って、折角常連なのにほとんどのメニューを知らないとはもったいない。
もちろん、その人がそれでいいと思って生きているのですから、私が意見することはありません。
そういう押し付けは嫌いです。

 

 

 

私は一つの趣味が長く続かないことがよくあります。
それは、一通りやってみて満足してしまうと、それ以上続ける意味が分からなくなるからです。
ギターに関しては十代の頃に頑張って、ある程度のレベルまでは行けました。
ただその先(というか上)となると、私のスキルでは困難だと思いました。
成長する喜びがなくなると、その趣味は急に色褪せてしまうのが私の性格なのです。
自分の限界を毎回感じながらギターを弾いても、楽しくないのは当然のことです。

 

新しいことを見て知って、それについて上達していくときに私は大きな喜びを感じます。
だからもし楽器をやるなら、ギターではなくてピアノとかね。
鍵盤楽器はド素人の私ですから、きちんと弾けるようになるまではかなり楽しめそうです。
お休みしているロードバイクでのポタリングですが、私は行ったことのない土地を目指して知らない道を走るのが好きです。
敢えて地図を見ないで、何となくで走っていき、初めての場所を走るときの楽しさったらないですよ。

 

 

 

ただこんな私でも、同じことの繰り返しが嫌いなわけではありません。
「定番」っていうものも当然あります。
それは吉牛だってそうだし、新宿中村屋レトルトカレーもそうです。

(まぁカレーのことを書き始めるとキリがなくなりますが……)
もし自分の定番を見付けられたら、それは幸せなことです。
私も意固地になって違うもの・新しいものを求めているわけではないんですね。


それでも音楽だけは、どうしても飽きは来てしまいます。
いいものはいいのですが新鮮味が失われるとダメで、回数制限があるようです。
音楽ってシビアな世界ですね。

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。