スプーキーじいさんって何考えてるの!?

貧乏・暇なし・不健康。一人暮らしのじいさんのブログです。このブログに広告とか金儲けは入っていません。

私はギフテッド

突然ですが、私はギフテッドです。
「ギフテッド」とは何か、wikiのリンクを貼っておきますね。

はっきりとした定義はないようですけど、一般的には知能指数が高い人を指すようです。

 

私の場合は、小学校と中学校で実施された知能テストの結果が140でした。
(こういう結果は本当は本人に伝えてはいけないらしい)
テストの中の何問かは時間内に全て終わってしまって時間が余ったことがあるので、実際にはもう少し高いのかもしれません。
とりあえず頭の回転は速いようですね。

 

ネットニュースで時々、ギフテッド故に生きづらいお子さんの記事があったりします。
同世代の子供達と上手く付き合うことが出来なかったり、学校の授業が退屈だったり、やりたいことが出来なかったりと大変だそうです。
私の場合はそういう問題はなかったと思います。
色々なことに興味を持ち、関心の高いことは一々調べて知識を深めたりはしていましたけど、根がのんびりダラダラなのでね。
それに知識の深掘りみたいなことと、友達と遊ぶことは別だと思ってましたし。
(一人で図書館や本屋さんに行くことが多かった)
たまに自分の知識を友達に披露して、引かれることはありましたが。
学校の授業だってただ楽しいと思って受けていました。
母親も細かいことに拘らないのんびりした人でしたから、気にしていなかったと思います。

 

頭の回転がちょっと速いくらいでは、人間そうそう変わることはないと思います。
勉強だってコツコツと努力することは必要であって、努力が嫌いな人間には合いません。
上のリンク先を読んでみて、そういうことがよく分かりました。
あと先日AERAdotに掲載されていた以下の記事の中に、

そして、IQが高い人は、ほかの人よりもセンサーが敏感で、相手が何をしてほしいかを察知することに優れ、それに応えようとして疲れてしまうとも聞いた。

という文章があって、これは私も同じだと思いました。
前から私は一人でいるのが好きで、ずーっと一人暮らしをしていると書いてきましたけど、その一番の理由は一人でいるのが好きで気楽だからです。
自宅くらいは自分以外の誰もいない空間にしたい、これは本音です。
彼女ができても長く続かないのも、これが原因かもしれません。

 

近くにいる人を見たときに、この人はどういう人で何を思っていて何をしたいのか・したくないのか、私はいつも普通に考えています。
人間、実際に会話してみないと理解し合うことは不可能で、私が見て得た情報が間違っていることも多々あります。
それでも自然に探ってしまうのですよ。
そしてその人が自分に対してどう思っているのか、どうして欲しいのか、そこまで考えてしまうのだから疲れて当然です。
あとは単純に、肌がべとついていて気持ち悪いとか、髪がボサボサで長すぎるとか、服がシワクチャでダサいとかクリーニングに出せばいいのにとか、そういうことも考えます。
姿勢が悪いだのテーブルマナーに違反してるだのという心の中の指摘もします、もう疲れることばかりを自発的にしているわけで、どMですよね。
会話していても一番いい言葉はどれだろうとか、今の相手の話は笑ったほうがいいのかとか、もうエネルギーの無駄遣いとしか言いようがありません。
そのおかげでコミュ力はついたと思いますけど……
(意地悪もその気になれば相当得意だったりする(笑))

 

例えば私が新しい職場へ通うことになると、その街のことを詳しく調べます。
どこにどんな飲食店があるのか、営業日と営業時間はどうか、メニューと価格はどうか、ネット上のレビューはどうか、それらをGoogleのMy Mapに登録しています。
飲食店以外のお店や施設なども調べます。
店名に引っかかれば由来も調べます。
官庁とか大学などの食堂も調べて、普通なら入らないような食堂にも行きます。
通勤経路からして何通りの経路があるのか、かかる時間と料金はどうかなど、全部調べた上で実際に通ってみて、少しずつ修正したりわざと選択肢を変えてみたりします。
折角通う街なのだから、一通り知っておきたいのです。

 

そうやって知識と経験を蓄積していて、同僚に聞かれて教えてあげると、不思議な顔をされることが多いです。
同僚が口を揃えて言うのは、「詳しすぎる」「普通そこまで調べない」です。
My Mapを作るのは、自分が行った場所にいい飲食店があって、後で「何故寄らなかったのか!?」と後悔するのが嫌だという理由もありますけど、これも同僚に理解されたことはありません。
もうこれは理解されないことを当たり前と思うしかないですね。

 

うんちくも結構貯まっていますけど、あまり披露することはありません。
聞かれれば教えるだけにしています。
私の場合は一つの事を掘りすぎるから、回答が深すぎて引かれたりもします。
(掘ってるうちに他のうんちくに当たったりして)
折角教えたのに変な顔をされるのなら、黙っているほうが賢明です。
ただ私からすれば、「ネットで調べたら色々分かって簡単だし面白いよ」なのです。
あとは、ただ話したいだけで話すのは相手に迷惑だってことも気を付けています。

 

こうして日々知識と経験の蓄積を楽しみ、周囲との距離感に気をつける生活をしている私ですけど。
もし自分が頭の回転が悪くて無神経な人間だったらどれだけ楽だろう? と思うこともあります。
センサーが全部ぶっ壊れていて周囲のことが全然分からない、分かろうという気さえない、そういう人ってたぶん楽なんじゃないかなーって。
でも、そういう人にはそういう人なりの苦労があるのでしょうね。
私は失敗したときに当時の状況を思い出し、原因を突き止めて自分の間違いをずーっと後悔するタイプです。
そういうことなしに、失敗した結果だけしか残らないというのも辛いと思うのです。
たぶん、ですけどね。

 

無表情であまり話さず、ぼーっと生きているように見える私でも、色々と考えているのですよ。
それはまるでマンガ『孤独のグルメ』の井之頭五郎のようなものです。
あのマンガのように心の中を開示できれば、楽しんでもらえるのかもしれないですね。

 

 


 

 

5月からは新しい職場へ通っています。
これまであまり通ったことのない大きな街です。
当然ながら私はお店巡りをしています。

これとか

これとか

一人だけで小さい楽しみや喜びを積み上げる日々が、一番幸せなのかもしれませんね。
(カレーばっか、「カレーのおじいさま」か?(笑))

 

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。