スプーキーじいさんって何考えてるの!?

貧乏・暇なし・不健康。一人暮らしのじいさんのブログです。このブログに広告とか金儲けは入っていません。

会話の卓球をしたい私

私は今までに五人の女性とお付き合いした経験があります。
それぞれに楽しい想い出がありますが、長続きしなかったのも事実。
その理由の一つは、前に書いたとおり「一人でいることが好きだから」です。

 

その裏側にあったのが「私はギフテッドだから」ということも書きました。

 

女性と長続きしなかった理由が、実はもう一つあるのです。
それは、

会話の卓球ができなかったから

です。
その辺のことを書きましょう。

 

 

 

私の子供の頃の家族は、父・母・姉・兄、そして私の五人でした。
父と姉は普通の人でしたが、母と兄と私はギフテッドでした。
私は母や兄と会話するのが好きで、兄は早くに亡くなってしまいましたが、母とは大人になってもよく電話で会話していました。
反抗期はあったものの母とは趣味が似ていて、しかも両方がギフテッドだから会話がスムーズなのです。

 

母と会話していると、双方が相手の言っていることを瞬時に理解し、すぐ反応します。
私がちょっと捻った下らないことを言ったとしても、母はすぐ笑ってくれます。
説明不要なのです。
何か気まずいことがあったとしても、双方がすぐに気を使って流れを変えたりしてね。
こういう会話を私は「会話のキャッチボール」ではなく、「会話の卓球」と呼んでいます。

 

 

私が女性と付き合うときに、それまでの流れがあって付き合うわけですけど、別に相手がギフテッドかどうかで選んでいるわけではありません。
頭の回転が速いなという人はいますが、だからって恋に堕ちるわけでもないですしね。
みなさんも同じだと思います、っていうのがあって、理想とか関係なく付き合うでしょ。
それは別にいいのです、理想を追い求めてもしょうがないし、昔は今みたいにマッチングアプリがあったわけでもないし。
限られた出会いを大切にしてきただけのことです。

 

私の場合は、その限られた出会いの中にギフテッドがいなかっただけのことです。
付き合えば楽しいけど、どの方とも会話の卓球はできなかった。
あーあ、母としてきたような楽しい会話はこの人とは無理か。
そんな失望感が、最初に書いた「一人が好き」「ギフテッドだから神経質」と合わさったときに、

この人と何十年間も一緒にいることは無理

という結論に達してしまうのです。

 

ギフテッドの女性と相思相愛になる、その可能性はかなり低いと思います。
私が自分からどんどん女性を口説く、諸星あたるみたいなキャラだったら違ったかもしれませんけど、そんなに飢えていたわけでもないですし。
還暦になるまでの人生で五人の女性と付き合えたのですから、少ないほうでもないでしょう。
もう中年からは、どこかで諦めていたようなところもありました。
どうせギフテッドの女性とは出会えないのだから会話の卓球は諦めてしまおう、とかね。
それで付き合ったところで長続きするわけもなく……

 

 

 

ところが。
出会ってしまったのですよ、ギフテッドの女性と。
昨年同じ職場にいた女性なのですが、会話の卓球が可能な方でした。
その方のほうが一回りくらい下でしたけど、趣味が似ていて会話がスムーズで、初めて母親以外で会話の卓球ができる人でした。
私が変化球の冗談を真顔で言ったときに、周囲はキョトンとしているのにその女性だけが笑ってくれたりしてね。
直接は聞きませんでしたが、おそらくギフテッドなのでしょう。
年齢なりの劣化はしていたものの、可愛らしいルックスも好みでした。
私はその女性と会えるから出勤するのが非常に楽しみでしたし、その現場が終了したときには悲しかったです。

 

あ、その女性ですけど、既婚でお子さんもいて、私が入り込む隙などありませんでしたよ。
数十年前に出会ってお付き合いできたら良かったのですがね。
ただ、その方と出会えたことで「可能性あるじゃん」というような気持ちになったのも事実です。

 

私は還暦になっても色々あって、仲良くなる女性もいたりします。
ただあれ以来、会話の卓球ができる人とは出会えていません。
積極的になってもいいかなと思うことはあるけど、一年前に理想の女性と出会ってますから。
どうしても比較してしまう私がいるのです。
これじゃ、女性と長くお付き合いしたり結婚したりはもう無理ですね。
残念です。

 

 


 

 

こないだ、感動的に美味しいカレー屋さんに行ってきました。
クラフトカレーブラザーズベースというお店です。

カレーソースを製造してメーカーにOEM供給している会社があって、その三代目が出したお店です。
私が行ったのは代々木店ですけど、普通じゃ絶対に見つからないような住宅街の中にあって、シャレオツな空間になっていました。
私はイチオシのキーマカレー(¥1,100)を食べました。

カレーというと辛さを求めてみたり、スパイス感を競ったりするものです。
でもこのカレーはそういうものとは全然別で、旨味・甘さ・コクが一体化していて上品に仕上がっています。
温玉による味変もいいし、ご飯も完璧、無駄にオイリーなこともなし。
最初は¥1,100は高いと思った私も、食べ終わる頃には「これ安いよね」と思ってました。
カレーがお好きな方なら、是非一度。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。