スプーキーじいさんって何考えてるの!?

貧乏・暇なし・不健康。一人暮らしのじいさんのブログです。このブログに広告とか金儲けは入っていません。

私の好きな音楽 3

私が子供の頃、1970年代。
ビートルズは解散したばかりで、姉や兄が盛んに聴いていたのが耳から入っていました。
ある日私が兄と喧嘩して、当然のように負けて泣いていたら(4歳差)、そのあと兄がかけたビートルズの『ミッシェル』のレコードを聴いて私が爆笑した(子供には調子っ外れに聞こえた(笑))なんて記憶もあります。


当時日本ではフォークソングのブームが来て、シンプルなフォークソングを歌ったりギターを弾く若者が大勢いました。
学生運動のキナ臭さは消えてました)
ラジオの人気もあって、夜はみんなラジオを聴いていましたよ。
どんな曲が今ヒットしているのかは、ラジオが教えてくれたのです。
深夜にどの局のどの番組を聴いているのかで、派閥みたいなものもありました。

 

 

 

人気があった番組の一つが『コッキーポップ』です。
大石吾朗さんがMCで、YAMAHAポプコンに絡んだアーティストの曲を紹介して、リスナーもその辺りの曲のリクエストをしていました。
YAMAHAがアマチュアのミュージシャンの中から才能を見出し、それの後押しをしてメジャーにするのがポプコンで、コッキーポップはその情報発信基地みたいなものでしたね。
(テレビ番組にもなりました)

 

コッキーポップの番組テーマ曲は多数ありますけど、私が馴染んでいるのは佐々木幸男の『君は風』です。
このシングルの発売は1977年、今でも強い印象が残っています。

気怠く、爽やかで、呑気な感じが堪りません。
大人の世界を見せてくれたような感じもありました。
すぐにシングルを買いに行って、繰り返し聴いたものです。

Spotifyなんて当然ない、レンタル店もない時代で、アルバムは高くて中々買えなかったですけど、シングル盤は結構買いましたね。

 

 

 

そしてこの曲のB面が、『雨風景』でした。
雨の日に一人自宅で過ごしている男性の歌です。

どうですか、この大人っぽい音楽は。
ハードボイルドっていうより、そういう雰囲気にいる自分を楽しんでいる感じかな。
ブルースハープが実に効果的です。
一人を楽しむ雰囲気が私の感覚とピッタリマッチして、この曲もお気に入りになりました。
今はSpotifyでも聴けるから、時々聴いています。
やっぱいいんだよなぁ。

 

1970年代後半というと、松任谷由実山下達郎オフコースが活躍しはじめた時期。
ギター一本でスリーコードのシンプルなフォークソングを歌う時代が終わり、ニューミュージックやシティポップが流行り始めたのはこの頃のことです。
この辺りの曲はコピーしようとしてもコードが複雑で、ギター一本では難しくなっていきました。
私はギターを弾くよりも、聴くほう専門になっていきました。
やがてレンタルレコード店が出てきて、レコードを借りてはカセットテープにダビングする時代に入っていくのです。

 

 

 

年寄りの昔話を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。