スプーキーじいさんって何考えてるの!?

貧乏・暇なし・不健康。一人暮らしのじいさんのブログです。このブログに広告とか金儲けは入っていません。

スプーキーじいさんの撮影術

私は食べ物の写真が好きです。
子供の頃は母親が持っている料理本や雑誌に載っている、料理の写真を見るのが好きでした。
美味しそうなものの写真って、見ていると元気が出るのです。
そしてデジカメが普及して手軽に写真が撮れるようになってからは、自分でも撮影するようになりました。
(フィルムのカメラでは数をこなすことは中々難しいです)
私は写真の専門的な勉強はしていない素人ですけど、そんな私の経験からくる食べ物の写真の撮影術を今回は書きます。

 

 

 

食べ物を撮影するときには被写体に寄ること
これは他のものを撮影するときにも同じで、一歩前に出る精神で撮影しています。
景色と違って食べ物の写真の場合は、後で見たときに質感が写っていないと美味しそうに見えないのです。
普通にご飯を食べるときに、我々は料理の表面の質感を見て「美味しそう」と思うわけです。
ラーメンなら、油が浮いたスープの表面のテラテラしたツヤは必須です。

この写真の右端に写っている、スープの表面に窓の明かりが写り込んでいる部分のテラテラで、スープがより美味しそうに見えるのです。

 

例えば定食の写真を撮るときに、上から全体が映り込むようにする人は多いと思います。
それが悪いとは言いませんけど、私からしたらそういう写真はあくまでサブ
メニュー写真と同じでどういう品が出たかという資料的価値しかありません。
料理から離れた写真では質感も伝わりにくいのです。

 

定食などの複数の品を撮影するときに、私はメインの料理に絞って他は背景程度にしています。
器をできるだけ寄せて、メインの料理を手前に持ってくるのです。

これならみそ汁が付いていることは伝わります。
みそ汁がメインではないので、その質感までは不要ということです。
もちろんそれぞれの好みの問題ではありますが。

 

 

 

被写体に寄るには、カメラ側の設定が必要な場合があります。
カメラのレンズと被写体の距離が近い場合は、カメラによってはマクロモードに切り替える必要があります。
スマホのカメラの場合は自動で切り替わるのかもしれませんが、マクロモードのあるカメラならマクロをオンにしておきましょう。

 

カメラというのは無制限に被写体に近寄っていいものではありません。
最短撮影距離というものがあって、それより寄るとボケてしまうのです。
昔のコンデジ(コンパクト・デジタルカメラ)だと、最短撮影距離が20cmなんてのがザラにありました。
この辺りはご自身のスマホやデジカメのマニュアルでご確認ください。

 

ちなみに私が使用しているコンデジは、リコーのCX3という機種です。

「リコー」というとピンとこない方もいるでしょうけど、リコーのデジカメはマクロが強いです。
このCX3も最短撮影距離は1cm(!)、非常に使いやすいカメラなのです。

 

あとはスマホです、GalaxyのA53というのを使っています。

カタログに最短撮影距離は書いてありませんが、比較的暗い場所でもOKなカメラを搭載しています。

 

 

 

料理に寄るときには、まずレンズの曇り問題があります。
料理に寄ると、料理の湯気がレンズを曇らせてしまうのです。
私はメガネ用の曇り止めを塗ってまして、それでもダメなら息を料理に吹きかけながら撮影しています。
(ちょっと間抜けな姿(笑))

 

それと注意しないといけないのは、自分やカメラの影です。
私もよくやってしまいますけど、できた写真の手前が暗くなってしまうと台無しです。
対策としてはより低い位置から撮影することと、ズームを使うことです。

 

 

 

写真を撮るときの基本として、より明るくなるよう光を当てるということがあります。
モデルさんがスタジオで撮影している光景をテレビなどで見ることがありますけど、照明がいくつもセッティングされていて、更にストロボをたいたりしていますよね。
光が多く当たっているほうが写真は綺麗に写るのです。
暗ければそれなりにしか写りません。

 

でもしかしですね、我々が食べ物の写真を撮影するときに、ストロボは使わないほうがいいです。
スマホコンデジのストロボって、あまり綺麗に撮影できないと思います。
あれは暗い場所で撮影するための補助みたいなものですから、基本オフにしておくことをオススメします。

 

自宅で食べ物の撮影をするなら、まず窓の近くに被写体を置きます。
直接日光を当てるのではなく、レースのカーテン越しの柔らかい光のほうがいいです。
(日光が差し込んだ写真も好きですけどね)
部屋の照明もつけて、スタンドなども使って、被写体全体を光で包み込むようにするのが理想です。
つまり、被写体に濃い影を作らないってことです。
窓の手前のテーブルに食べ物を置くとして、自分側に白い紙や布を立ててレフ板の代わりにしてあげるのも手です。
家電製品のカタログの写真を見ると、やはり濃い影はないですよね、アレと同じことです。

 

困るのが外食のときの撮影です。
できるだけ明るい席を選びたいですけど、他のお客に見られたくないのも本音。
目線が気にならない席というのは薄暗いことが多いです。
綺麗な写真のためなら明るい席を選びたいですね。

 

 

 

気にしないといけないポイントとしてピントと手ブレも重要です。
ピントに関しては今はカメラがやってくれるので楽ですけど、それをどこに合わせるかがポイントになります。
料理の写真を見るときに、人がどこを見るかって考えるのです。

このそばの写真の場合、トッピングされた長ネギの瑞々しさをしっかり写してあげたいわけです。
そばとつゆに関しては、頑張って撮影してもそれほど変わりませんしね。
あと料理の写真で奥行きがある場合は、手前にピントを合わせましょう。
一番近い位置がハッキリと写っているほうが質感が伝わります。
コンデジならシャッターボタン半押しでピントを合わせたい位置を決められますし、スマホなら画面をタップすればいいのです。

 

今のカメラは手ブレ防止機能が付いていますから、必ずオンにしましょう。
それからカメラやスマホはしっかり持って、肘はテーブルや脇腹につけます。
立っている場合は体を壁や柱に寄りかからせます。
照明が暗いとシャッタースピードは遅くなりブレやすくなってしまいます。
画面のボタンをタップして撮影するスマホの場合、そのタップでスマホが揺れてブレの原因になりますから、セルフタイマーを使ってあげるといいです。
2秒のセルフタイマーを使えば、タップの振動の後に撮影してくれるわけです。

 

あと撮影するときには、必ず2、3枚撮影しましょう。
一枚だけ撮影して失敗していたらそれで終わってしまいます。
少しだけ構図を変えながら3枚撮っておいて、後で一番いいのを使うのです。
保険ですね。

 

私は自宅なら、箸やスプーンで料理を持ち上げた写真も撮っています。
やはり自分が食べているような写真というのはいいものなのです。

私はまず箸やスプーンを持たずにコンデジで撮影して、ズームやピントの位置を決めてしまいます。
その次に右手で箸やスプーンを使い、左手で持ったコンデジはシャッターを押すだけにするのです。
ピントは必ず持ち上げた料理に合わせて、手ブレしないように注意しましょう。

 

 

 

さて、実際の撮影のときに気をつけていることは以上になります。
私は撮影した写真は全て、自宅でPCに保存しています。
そしてSNSにアップするのは、PC上で編集してからです。
使っているソフトは「paint.net」というもので、寄付を求められますが基本無料です。
このソフトは有名なフォトショップに似ていて使いやすいです。

 

私の編集方法です。

・写真全体からどこを使ってどこをトリミングするかを決めて、必要な部分のみコピーする
 (四角ツールで選択してコピー、「ファイル」→「新規作成」で貼り付け)
 (私の場合は縦横比は適当です)

・ネットに上げるのにサイズが大きすぎると無駄なので、長辺を1000ピクセルくらいに縮小する
 (「画像」→「画像サイズを変更」)

・「エフェクト」→「写真」→「シャープ」で細部をシャープにする

・「調整」→「明度/コントラスト」で明るさを調整する

・「調整」→「色相/彩度」でを調整する

・「ファイル」→「名前を付けて保存」で、元の画像ファイルとは別に保存する

こんな感じです。
もし照明のせいで色がおかしくなった場合は、

「調整」→「レベル補正

でR・G・Bをそれぞれ上下させて調整します。
大切なのは、自分がその料理を目の前で見ているような感じです。

 

写真を撮影した後からでも、これだけの調整が可能なのです。
ですから撮影時にあまり細かいことまで気にする必要はなくて、構図的に余分な部分は消してしまえばいいってことですね。
あともし個人情報が写り込んでしまった場合は、その部分を四角ツールで選択して、

「エフェクト」→「ノイズ」→「中央値」

でボカしてしまいましょう。

 

 


 

 

長々と書きましたが、最初にお断りしたとおり私は素人です。
もし書いてあることに誤りがありましたら、コメントで指摘していただけると嬉しいです。
そしてこの記事が誰かのお役に立てるなら嬉しいです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。