スプーキーじいさんって何考えてるの!?

貧乏・暇なし・不健康。一人暮らしのじいさんのブログです。このブログに広告とか金儲けは入っていません。

新しい笑いを!

松本人志が休業宣言をしたそうです。
今回はこの件を中心に書きますね。

 

 

 

まず文春の報道に関して。
おそらく今後も追加の情報が出てくるでしょうし、松本・吉本側は裁判所に訴えるようですから、現在進行中ってことです。
吉本の言い分としては、飲み会はあった、性行為もあった、問題は同意があったかなかったかであるそうです。
この問題が終結するまでには数年間がかかると言われていて、なんだかもどかしいですね。
それに関係者の証言を全て集めたところで真実は当事者にしか分からないし、それぞれが違う真実を持っていることでしょう。

 

今回の動きを見て私がやっぱりなと思ったのは、松本が臆病だということです。
これまでの発言や著書からすると、松本は臆病で気の弱い人間だと私は思います。
そんな松本を守るために、周囲にはスタッフや後輩がいて、松本をしっかりガードしています。
そしてマッチョな体を手に入れて、金髪にして。
頑張って城や鎧を手に入れて、ぬくぬくと生きてきた松本。
でも素顔の松本はビビリなんですよ。
今回の件で記者会見を開き、矢面に立つだけの度胸はないようです。

 

今回の件が松本のイメージを大きく悪化させた要因は、ただの不倫ではなく後輩芸人を使って女性を集めさせたこと。
立場を利用して、自分は後輩に好みのタイプを伝えるだけで、あとは後輩が動いて女性を連れてきて、自分はやるだけ。

みっともない。

カッコ悪い。

ダサい。

自分でナンパする度胸もないのか。
立場を利用するお偉いさんと同じか。

 

もちろん、松本と飲みたい、性行為をしたいっていう女性も大勢いることでしょう。
でも松本には奥さんと娘さんがいます。
家族を蔑ろにするような男が好かれるわけがありません、同意があろうとなかろうと。
(娘さんが描いたパパの絵を出して自慢していた松本なのにね)
今回の件を松本は、奥さんと娘さんにどう説明したのでしょうか……

 

以前から引退をほのめかしてきた松本ですから、これを機会に引退するかもしれません。
時が過ぎてこの件が人々の記憶から薄らいでいったとしても、また松本を見れば「後輩に女性を集めさせてやっちゃった男」というイメージは何回でも蘇ります。
それで笑えるわけがない。
そしてそういう目で大勢から見られることに、松本は耐えられないと思います。
もしそうなるのなら、お笑いの頂点に立ったと言われた帝王の最後にしては、酷い辞め方だと思います。

 

 

 

私はテレビのバラエティ番組をほとんど見ません。
以前はよく見ていたのですが、見ることが減ったキッカケの一つは吉本の闇営業問題です。
私はね、「笑いたいな」というときにお笑いを見て笑いたいだけなのです。
それなのに近年はお笑いの舞台裏を出してくることが増えました。
またそういうことを欲するお笑いのファンも大勢いるようです。
(自分がいかにマニアックかを自慢する人をよく見ます)
闇営業問題のときに、お笑い芸人が記者会見をして謝罪したり泣いたりしました。
お笑い芸人の舞台裏も散々報じられました。
私はそんなのいらないです。

 

映画『男はつらいよ』の渥美清は、プライベートのことをほとんど出しませんでした。
昔はそういう芸人や俳優が多かった。
仕事とプライベートを分けておかないと、仕事に支障をきたすからです。
寅さんを演じている俳優が、豪邸に住んでいたり高級車を乗り回していたりしていたら幻滅するでしょ?
(いや渥美清が実際どうだったのかは知りませんよ?)

 

私が望むのはそういうスタンスです。
飲食店だって、オープンキッチンなんていりません。
きちんと整えられた食事するスペースがあって、美味しい料理を楽しく食べさせてくれればいいのです。
マニアぶる人は嫌いです。
(本物のマニアは好き)

 

 

 

もう一つ、私がバラエティ番組を見なくなった理由は、どれもこれも同じだからです。
もうフォーマットが決まっていて、ほとんどの番組が同じなんですよ。
タレントを並べておいてVTRを見てコメントを言い合うとか。
変な格好をして騒いで暴れるとか。
タレントの一人をターゲットにして突っ込んだりいじめたりとか。
普通映らないスタッフを映したり、普通ならカットされるスタッフとのやりとりをわざと出してきたりとか。
食レポで「カメラさん、丼の角度これでいい?」なんて、何回見たことか。
凄いと思いますよ、これだけ長く同じようなことを続けるって。
(つまりそれを欲している視聴者が大勢いるってこと)

 

松本だってそうでしょ。
彼の共演者のいじりってパターンで、ちょっと前にその人が語ったことを使っていじるのです。
だから松本の番組を見ていると、そろそろいじるだろっていうのが分かってしまいます。
明石家さんまも同じパターンをよく使う)

 

大体松本ってネタは滅多にやらないじゃないですか。
それで、

お笑いに全力を傾けることができなくなってしまう」

っていうのはどうなのでしょうか。
松本は番組の企画から関わると聞いたことがありますが、そういうスタッフ的なことのこと?
私が見てる範囲では、MCをダラダラやってるだけなのですが。
昨年珍しくバナナマン日村と二人でやったコント、全然笑えなかったし。

 

 

 

笑いって一種類じゃありません。
それにそんなに笑いたいと思い続けているわけでもありません。
時間って貴重ですしね、それでバラエティ番組は見なくなったのです。

 

私はかつて、自分のラジオ番組がヒットしたからってそれをそのままテレビに持ってきた萩本欽一って人は凄いと思うのです。
欽ドン』って最初はラジオで、お題を出してリスナーがネタを送ってくるっていう形式でした。
(ラジオ界でも画期的だった)
それをテレビ局のスタジオで、真ん中に欽ちゃんが座ってハガキを読み、周囲にはお客さんが座って見ているという、画期的なお笑い番組が『欽ドン』だったのです。
(ラジオが『欽ちゃんのドンといってみよう!』、テレビが『欽ちゃんのドンとやってみよう!』、『欽ドン』はその略称)
ああいう新しい試みが、今猛烈に見たいです。

 

 


 

 

新しい年になっても、食べているものは似たりよったりな私です。

不健康まっしぐら。
みなさんはご自愛ください。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。